もしあなたが若いロシア人で、ウクライナ戦線送りにされたくないと思っているなら…。https://st2019.site/?p=21215
『Pavel Luzin 記者による2023-6記事「Tricky Recruiting in Russia: 2023 Spring Conscripts and Volunteers」。
ロシアの平時の徴兵は、毎年、4月1日にスタートし、7月15日まで、新兵の入営が続く。
ロシア政府が掲げている今季の徴募人数は、14万7000人である。
2022年春には、露軍は13万4500人の新兵を徴兵した。
2022年秋には、露軍は12万人を追加徴兵した。
ロシア安全保障委員会を率いるメドヴェジェフの公言。5-19にロシアは11万7400人の徴兵と志願兵を露軍に入営させたと。ところが6-1には数値が増えた。13万4000人以上をすでに徴募したと彼は言った。
これが意味するところは、ほんらいなら除隊帰郷できる「2年兵」の多くが、除隊することをゆるされずに半強制的にそのまま軍営内にとどめられているのであろう。
露軍は下士官にも「契約兵」が多い。その1任期は2年間である。それを超えて契約延長が強制されているのだ。ちなみに2任期目は「3年間」になるのが普通で、3任期目は「5年間」になるのが、露軍独特の慣行だ。
2017年から2021年、すなわち今次戦争の開戦前だが、ロシア陸軍には全体で40万人の契約兵&契約下士官が存在した。
露軍の一大特徴は、「下士官」がちっともプロらしくないこと。平時には毎年、下士官の3割が「契約」を更新せずに辞め、代わりに同数の新前の下士官が入ってくる。契約任期の途中でも辞めてしまう者が多い。それがずっと繰り返されているのだ。
もしあなたが若いロシア人で、ウクライナ戦線送りにされたくないと思っているなら、「戦略ミサイル軍」に契約兵として志願する手がある。2000人が募集されている。ここに入れば、ウクライナへ送られることは絶対にないだろう。』