南ドネツクの戦い、ウクライナ軍が攻撃を再開して約4kmほど前進か

南ドネツクの戦い、ウクライナ軍が攻撃を再開して約4kmほど前進か
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-south-donetsk-ukrainian-army-resumes-attack-and-advances-about-4-km/

『ロシア側情報源は「ウクライナ軍が南ドネツク(ヴェリカ・ノボシルカ方面)で攻撃を再開した」と主張しており、ロシア軍部隊は敵に包囲されるの避けるため幾つかの拠点を放棄して後退、ウクライナ軍は約4kmほど敵を押し返した格好だ。
再開されたウクライナ軍の攻撃は視覚的に裏付けられていないものの非常に興味深い動きだ

ウクライナ軍は今月5日、第23機械化旅団と第31機械化旅団を投入して南ドネツク(ヴェリカ・ノボシルカ方面)で反撃を開始、ノヴォダリエフカやノヴォドネツキーを奪還したものの反撃を受けて後退、ドネツク人民共和国の作戦部隊「OBTF Kaskad」は今月5日頃の攻撃に関する視覚的証拠を公開して「ウクライナ軍はロシア軍のUAVと砲撃による攻撃で多くの装備を失った」と主張しているが、ロシア側情報源はウクライナ軍が攻撃を再開したと指摘している。

ロシア側情報源の説明を要約するとウクライナ軍の第23機械化旅団、第31機械化旅団、第37海軍歩兵旅団が南ドネツク(ヴェリカ・ノボシルカ方面)で攻撃を再開、右翼のウクライナ軍部隊はウロジャイネまで前進し、現在はこの村の周辺で戦闘が行われているものの、ロシア軍の前線部隊と砲兵部隊が上手く機能しているため村への接近が阻止されているらしい。

出典:GoogleMap 南ドネツク周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

さらにロシア側情報源は「ウクライナ軍は交戦せずネスクチュネとストロジェベを占領した。この拠点を守っていたロシア軍部隊は包囲される可能性があるため『より有利なボジション』まで後退した。さらにノヴォダリフカ~レヴァドネのラインでの攻撃が確認されたため、敵はロシア軍の背後に回り込もうとしている=恐らくスタロムリニフカのこと」とも指摘している。

再開されたウクライナ軍の攻撃は視覚的に裏付けられておらず、ウクライナも一連の反撃について口を閉ざしているが、この話が事実なら非常に興味深い動きだ。

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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
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投稿者: 航空万能論GF管理人 ウクライナ戦況 コメント: 33 』