ウクライナ、東部州の集落奪還 反攻開始の成果公表

ウクライナ、東部州の集落奪還 反攻開始の成果公表
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR1202Z0S3A610C2000000/

『【ブリュッセル=辻隆史】ウクライナ軍は11日、ロシアに占領されていた東部ドネツク州南部にあるブラホダトネ集落を奪還したと発表した。ロイター通信などが報じた。軍報道官は「反転攻勢の最初の成果とみている」と述べた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、反攻が始まったことを明らかにしていた。

同氏は11日、ウクライナ南部…

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『同氏は11日、ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所のダム決壊をめぐり、国際刑事裁判所(ICC)の代表者が現場入りしたとも明かした。

ツイッターでのビデオ演説で「調査は始まっている。国際司法の代表者が自らの目でロシアのテロ行為を見たことは非常に重要だ」と強調した。避難現場ではロシアによる砲撃が続いているとして、改めて同国を非難した。

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広瀬陽子
慶応義塾大学総合政策学部 教授
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ひとこと解説 ウクライナの反転攻勢は、当初、ロシア側のフェイクニュースを含む派手な情報攻勢により、ウクライナ側の劣勢を感じさせる部分もあったが、ウクライナ側が小さいながらも集落を奪還できたことは、流れを変える契機になりうる。
ウクライナ側がまだ戦線で用いていない西側から供与された兵器を温存しているという説もあり、本格的な反転攻勢はこれからだろう。
現在、ウクライナ側は4地点からの攻撃を展開しているが、複数地点での戦いでロシアの兵力を分散させ、揺さぶりをかけながら、決定打を繰り出すのに良い場所・時期を模索していると思われる。
他方、戦時下でのカホフカダム決壊の被害者の保護が極めて困難であることが懸念される。
2023年6月12日 9:37 』