ウクライナ南部ダム決壊、米高官「死者多数の恐れ」

ウクライナ南部ダム決壊、米高官「死者多数の恐れ」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB070Z40X00C23A6000000/

『【ワシントン=時事】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は6日の記者会見で、ウクライナ南部のダム決壊で「多数の死者が出た恐れがある」と語った。ただ、現時点で正確な死傷者数は不明だとして、状況を注視していると強調した。

カービー氏はダム決壊の影響について「ウクライナの人々や地域にとって甚大だ」と指摘。ウクライナ当局と連携し、避難民への支援を検討していると表明した。ウクライナ軍による反転攻勢への影響に関しては「見極めるのは時期尚早だ」と述べるにとどめた。

また、「ダム爆破はロシアの仕業と指摘する報道を目にしている」と述べつつも、「現時点で何が起きたかを断定することはできない」と説明。ロシア軍が昨年からダムを占拠していた点に触れた上で、ウクライナ側と協力して情報収集を進めていると明らかにした。

カービー氏は、民間のインフラ施設への攻撃は紛争時の戦闘行為について定めたジュネーブ条約の追加議定書で禁じられており、ロシアも同文書に署名していると強調した。ダム爆破が違反に当たるかどうかは「まだ判断していない」と述べた。

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