共和・ペンス前副大統領が立候補届け出、24年大統領選
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN05CGO0V00C23A6000000/

『【ワシントン=坂口幸裕】トランプ前米大統領のもとで副大統領を務めたマイク・ペンス氏は5日、連邦選挙委員会に2024年11月大統領選への立候補を届け出た。野党・共和党からの出馬をめざし、7日に党候補者指名争いの初戦となる中西部アイオワ州で立候補を表明する見通しだ。
米メディアによると、64歳になる自身の誕生日である7日にアイオワ州デモインで演説する。同州は人口の9割ほどを白人が占める共和の地盤のひ…
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『同州は人口の9割ほどを白人が占める共和の地盤のひとつで、ペンス氏はキリスト教右派の支持拡大を狙う。
アイオワは1972年から最初の党候補者指名争いとなる党員集会を開いてきた場所で、24年は大統領選本選に先立つ1月にも実施予定だ。前大統領が立候補した16年と20年の大統領選で民主候補に勝利した州で、ペンス氏は前大統領の票田を切り崩す思惑がある。
アイオワには出馬表明した前大統領や南部フロリダ州のロン・デサンティス知事も相次ぎ訪れた。序盤戦の勝利で選挙戦に勢いをつけて資金集めを優位に進める戦略を描いており、政権奪還をめざす共和の候補者指名争いが激しさを増してきた。
ペンス氏は閣僚ら高官を相次ぎ更迭した前大統領を在任中の4年間にわたり一貫して支えた。一方、24年大統領選で再選をめざす前大統領を支持するかと問われ「もっといい選択肢がある」と述べ、距離を置いてきた。
トランプ政権時代の功績を評価しつつ、21年1月の米議会占拠事件への対応を批判してきた。20年大統領選で敗北した前大統領は当時副大統領だったペンス氏に選挙結果を覆すよう協力するよう要求したものの、同氏は拒否した。
共和からは前大統領やデサンティス氏のほか、ヘイリー元国連大使、ティム・スコット上院議員らが出馬を表明している。米リアル・クリア・ポリティクスによると、世論調査の平均支持率のトップは前大統領の52%で、デサンティス氏の22%が続く。次いでヘイリー氏の4.4%、4位のペンス氏は3.8%にとどまる。
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鈴木一人
東京大学 公共政策大学院 教授
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分析・考察 これで共和党は想定される有力候補が一通り揃ったことになるが、やはり頭一つ抜けているのはトランプ。その次にデサンティスが続き、ヘイリー、ペンスは泡沫候補の扱いになるだろう。ヘイリーの場合はトランプの副大統領候補という可能性はあるが、ペンスはすでに副大統領を経験しているだけに、その可能性はないと言える。そうなるとペンスは福音派など宗教色の強い支持者を引き連れてだれを支持するのか、ということが注目されるが、おそらくトランプは支持しないと思われる。
2023年6月6日 5:16いいね
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柯 隆
東京財団政策研究所 主席研究員
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ひとこと解説 トランプは立候補しているが、バイデンに勝てない。ペンスならば、勝てるかもしれない。しかし、アメリカ政治はますますわからなくなっている。本来、政治は目的ではなく、手段である。アメリカの政治指導者は何を目指し実現しようとしているのか。近年、中東と距離を置いてきたが、ロシアを制裁するため、バイデン大統領は慌ててサウジアラビアを訪問し、石油の増産を要望。それを聞いてもらえるはずがない。裏庭の中南米の国々もアメリカ離れが進んでいる。ペンスだろうが、バイデンだろうが、アメリカが何をしようとしているかを明示しなければ、トランプが唱えたmake America great againの夢は実現しない
2023年6月6日 7:01 』