露軍再びウクライナへ大規模攻撃 ウクライナはモスクワへ無人機攻撃?
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『ウクライナへの侵略戦争を継続するロシア軍は、2023年5月29日未明に再び同国に対してミサイルと自爆型無人機で大規模攻撃を行った。
ウクライナ防衛戦力は、巡航ミサイル37弾と自爆型無人機29機を撃墜した。29日午前中も攻撃を受けた首都キーウKyiv中心部では爆発音が鳴り響く中、地下鉄駅に市民が避難する様子が見られた。市民はこのところ空襲警報を無視するようになっていたが、今回の集中攻撃には慌てふためく市民も多く、市当局によると約4万1000人が地下鉄構内に一時避難した。AFPが取材したプログラマーの男性は「みんな家で寝ている夜間(の攻撃)には慣れているが、日中の攻撃はずっとなかった」と語った。
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ザルジュニー・ウクライナ軍総司令官は、「本日未明占領者は巡航ミサイルと自爆型無人機でウクライナの軍事施設と重要インフラ施設を攻撃した」と伝えた。
ロシア軍が攻撃に使ったミサイル・無人機は以下のとおり。
kh_555・巡航ミサイル「Kh101/Kh555:右」40弾(カスピ海方面の戦略爆撃機Tu95ms)
FireShot Webpage Screenshot #493 – ‘攻撃ドローン「日本製8M689W8RVX-editor_5db48・自爆型無人機「シャヘド136/131」35機
また、ウクライナの防空戦力がその他の部隊とともに撃墜したのは、巡航ミサイル37弾、自爆型無人機29機、偵察型無人機1機だと発表された。
同日、ニェビトウ・キーウ州警察長官は、「キーウ州への敵の新たな大規模攻撃だ。敵は、巡航ミサイルと無人機で私たちを攻撃した。0時31分から5時まで州では空襲警報が発令されていた」と書き込んだ。
同氏はまた、防空戦力のおかげでほぼ全ての敵の攻撃を撃墜できたとしつつ、「攻撃の被害により、州内の複数地区の住宅とインフラ施設に損傷が出ている。死傷者は出ていない」と伝えたが、その後の報道で、朝5時前に撃墜された無人機の破片で集合住宅の住民1名が死亡し、負傷者も多数出たことが判明した。
西部リヴィウ州のコジツィキー州軍行政府長官は、リヴィウ州では防空システムによりミサイルを撃墜したが、ミサイルの破片でゾロチウ地区にて木造の建物とトラクターが炎上したと報告した。犠牲者は出ていないという。
南部オデーサ州では、ブラッチューク州軍行政府市民会議議長が、同州は約4時間空襲警報が鳴り、防空システムのおかげで無人機を撃墜できたが、破片が港湾インフラ敷地内に落下したと伝えた。
1685339673-417南部ミコライウ州では、キム州軍行政府長官が、同州上空で自爆型無人機を3機を撃墜したと報告した。また、キム氏は、28日には、州内のオチャキウ、クツルブ共同体で砲撃が確認されたと伝えた。
東部ハルキウ州では、シニェフボウ州軍行政府長官が、28日、州内4地区(ハルキウ地区、クプヤンシク地区、チュフイウ地区、イジューム地区)が砲撃され、住民4名が負傷したと伝えた。参照記事
ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領はこの日29日夕方の演説で、「とても長い一日だった」とし、「われわれの元にある『パトリオット(Patriot)』でロシアのミサイルは100%確実に撃墜され、テロリストは敗北する」と強調した。参照記事 参照記事 英文記事
2023-05-30T064331Z_1381359157_R2023年5月30日:
ロシア国防省は、現地30日朝、ウクライナが8機の無人機でモスクワを攻撃したが、すべて撃墜されるか、電子戦システムを使用して制圧され、目標から遠ざかったと述べた。
ロシアの首都に対する異例の攻撃により、建物への被害は「軽度」で、死傷者は出なかったと同市の市長は述べた。市長は重傷者はいないとしており、住民に平静を呼びかけた。負傷者が出ているとの情報もある英文記事 参照記事 』