韓国からの武器輸出が伸びている。
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『Joyce Lee and Josh Smith 記者による2023-5-29記事「Inside South Korea’s race to become one of the world’s biggest arms dealers」。
韓国からの武器輸出が伸びている。2021年の韓国の武器輸出額は72億5000万ドルだったが、それが22年には170億ドルに増えた。めざましい。
NATOの一員であるポーランドに対しては、自走多連装ロケット発射機、主力戦車、155ミリ自走砲、そして軽量ジェット攻撃機であるFA-50を、大量に売り込んだ。この規模の兵器輸出を一挙にやってのけた国は他に無い。
「ハンワ・エアロスペース」社は世界の榴弾砲市場のシェア55%をとっていたが、対ポーランド輸出のおかげでその数字は68%になるだろうという。
韓国からポーランドにライセンスを売り、ポーランドが製造した韓国設計の兵器を他の欧州諸国に輸出するというビジネスもこれから始まる。ポーランド国内では戦車820両、自走榴弾砲672門を製造したいとポーランド側では望んでいる。その製造は2026年からスタートする。
重さ47トンの「K9」という自走榴弾砲。韓国・昌原市にあるハンワ工場では、大型ロボット6基と、工員150人が、その製造ラインに貼り付いている。
熔接工程はロボットが7割やってくれるという。しかし人手も必要。工場ではあと50人は工員を増やしたい。すでに8時間労働では足らなくなっているので。
韓国で製造した「K2」戦車の最初の10両のバッチは、24門の「K9」とともに、昨年12月にポーランドに舶着した。契約から数ヵ月の早業である。その後、12門の「K9」が追送されている。。
これと比較してドイツの軍需企業の仕事の遅さが際立つ。たとえばハンガリーから2018年に受注した44両の「レオ2」を、まだ納品できていないのだ。※残業させられないからな。
欧州NATO諸国ぜんたいでは、輸入武器の65%は米国製。8.6%がフランス製。韓国製は4.9%だ。それでも第三番目になったというのはすごい。 』