ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」はマラッカ海峡とシンガポール海峡を通過する新造砕氷船エヴパチー・コロヴラトをエスコートした | ロシア海軍情報供給部
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『 2023/05/29 15:23.18 カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2021年-)
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『インテルファクス極東ニュース』より
2023年5月29日8時30分配信
【太平洋艦隊のコルベットはマラッカ海峡とシンガポール海峡で新たな軍用砕氷船の先導を保障した】
ウラジオストク、5月29日、インテルファクス-極東
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太平洋艦隊の新たな軍用砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」は太平洋艦隊のコルベットが同行してマラッカ海峡とシンガポール海峡を通行した。
月曜日に艦隊広報サービスは発表した。
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アジア-太平洋地域で割り当てられた任務を遂行中の太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」は、太平洋艦隊の為に建造された新たな軍用砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」のマラッカ海峡及びシンガポール海峡通行の際の安全を保障した。
コルベットの乗組員は、船舶移動が集中する海峡を通過する砕氷船を先導し、狭い場所を越える際の安全を保障した。
前日、砕氷船へ同行するコルベットは、海上の破壊工作員の攻撃を撃退する訓練を実施した。
コルベット「グロームキー」は、太平洋艦隊の承認された計画に沿ってアジア太平洋地域で任務を遂行している。
更に遠海航海では、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」と中型海洋給油船「ペチェンガ」も行動している。
砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」は、サンクトペテルブルクからカムチャツカの恒久駐留所ペトロパヴロフスク・カムチャツキーへの艦隊間移動を行なっている。
移動航路上で地中海とインド洋を通過した。
カムチャツカへ到着した「エヴパチー・コロヴラト」は太平洋艦隊の艦船構成へ加わり、ロシア北東軍集団の担当ゾーンで勤務に就く。
砕氷船「エヴパチー・コロヴラト」は、近代化プロジェクト21180Mにより、サンクトペテルブルクの工場『アルマーズ』で建造された。
その任務は、遠隔地の守備隊へ貨物を届ける事に加え、結氷条件下での戦闘艦の先導、乗組員の輸送、水路作業である。
船の排水量は4000トン以上、全長82メートル、幅19メートル。
それは厚さ1.5メートルまでの結氷を突破でき、船首部分にはヘリコプター発着場が有る。
必要に応じて、砕氷船へ高射砲装置を設置できる。』