米国のシリア空爆、イランがけん制 対抗措置を警告

米国のシリア空爆、イランがけん制 対抗措置を警告
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR262X00W3A320C2000000/

『【ドバイ=福冨隼太郎】イランメディアは26日、シリアにあるイラン関連拠点への攻撃について、最高安全保障委員会の報道官が「イランは迅速に対応する」と語ったと報じた。23日に米軍がシリアの親イラン系組織への空爆を実施しており、対抗措置を警告してけん制する狙いとみられる。

イランのタスニム通信によると、報道官は「米政府は意図的に危機をつくり出し、うそをついている」と指摘した。イラン国営通信によるとイラン外務省報道官も米国による攻撃を非難し「米国はシリアに違法に駐留している」などと主張した。

米国防総省は23日、米軍がシリア東部で親イラン組織を空爆したと発表した。同日に過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討を目指す米軍など有志国連合の拠点が受けた無人機攻撃の対抗措置で、バイデン米大統領が指示した。米国は組織がイランの最高指導者ハメネイ師に直属するイラン革命防衛隊とつながりがあるとしている。

シリア人権監視団(英国)によると、この攻撃で親イラン系民兵を含む19人が死亡した。イラン側は米国が農業関連などの民間施設を標的にしたと主張している。

米軍は24日にシリア北東部の駐留拠点がロケット弾で攻撃を受けたと発表。米軍による23日の空爆への報復攻撃とみられている。バイデン氏は24日「米国はイランとの紛争を模索していない。しかし我々の人員を守るために強力な行動をする用意がある」と語っていた。』