ウクライナ高官「ロシアはNPT違反」 核配備発言を批判

ウクライナ高官「ロシアはNPT違反」 核配備発言を批判
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB263M10W3A320C2000000/

『ウクライナのポドリャク大統領府顧問は26日、ロシアのプーチン大統領がベラルーシに戦術核兵器を配備すると述べたことについて、ツイッターで「核拡散防止条約(NPT)に違反する」と警告した上で、犯罪的な動きと批判した。

プーチン氏は25日放送の国営テレビのインタビューで、戦術核は配備後もロシアが管理し、ベラルーシ側に譲渡しないと説明。ただ、ベラルーシ空軍の10機に搭載できるよう「支援した」と発言するなど、曖昧な点が多い。核の威嚇とは別に拡散の観点からも懸念が大きい。

ポドリャク氏は投稿の中で「(プーチン氏は)敗北を恐れ、戦術核で脅す以外に何もできないことを自ら認めた」と指摘。一方、フランスのテレビの質問には「ロシアへの制裁を強化する必要がある」と語り、対象として国営原子力企業ロスアトムを挙げた。

(時事)

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