Amazon、従業員9000人を追加削減 クラウド部門も
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN20CCK0Q3A320C2000000/
『【シリコンバレー=佐藤浩実】米アマゾン・ドット・コムは20日、従業員9000人を追加削減すると発表した。1月までに約1万8000人の解雇を決めていたが、稼ぎ頭のクラウド部門や広告事業で新たに人を減らす。米メタも複数回の人員削減に踏み切っており、新型コロナウイルス下で拡大した米IT(情報技術)大手の人員整理が一段と目立ってきた。
アンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)が従業員向けのメールを自社…
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『アンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)が従業員向けのメールを自社ブログに投稿して明らかにした。今回の人員削減はクラウド基盤「AWS」や広告事業、ゲーム実況配信サービスの「Twitch(ツイッチ)」などを中心に実施する。4月中をめどに再編するチームなどの詳細を詰める。
アマゾンは2022年秋に人員削減を含む事業計画の見直しに着手し、23年1月には解雇の規模が1万8000人にのぼると公表していた。当時は主にインターネット通販や電子書籍などの端末事業で人を減らしたが、今回は対象をクラウドや広告といった事業にも広げる。同社の従業員数は22年12月末時点で約154万人だった。
ジャシー氏は追加の人員削減に踏み込む理由について「すべてのチームが22年秋の終わりに(適切な体制などの)分析を終えていなかったため」と述べた。「難しい決断だが、会社にとってベストだと考えている」とも説明した。
アマゾンはコロナ下でサービスの需要が拡大したことを受け、エンジニアから物流施設まで様々な部門で採用を加速していた。ただ、22年10〜12月期決算は売上高が前年同期比9%増にとどまり、本業のもうけを示す営業利益は同21%減った。利益成長を支えてきたクラウド事業の減速が目立っていた。
景気減速や金融不安など企業経営への逆風が続くなか、業務をさらに効率化する必要があると判断したもようだ。米IT大手ではメタも、3月中旬に1万人規模の追加人員削減を公表している。
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山口真一
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 准教授
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ひとこと解説 Metaがコロナ禍で従業員数を2倍にまで膨れ上がらせていたように、IT大手各社は需要拡大に任せてどんどん規模を拡大しました。
しかしアフターコロナになると、確かにコロナ前と比べるとIT全般の需要は高まったものの、急速に市場成長が減速化しているのも事実です。加えて、ロシアのウクライナ進行や記録的なインフレにより、経済が冷え込んでいます。
よって、この流れは必然といえます。とはいえ、巨大IT企業がもうだめだという話ではなく、コロナで膨れすぎた企業体をスリム化しているといえるでしょう。
2023年3月21日 10:48 (2023年3月21日 10:55更新)』