クリミアで20日夜に複数機が墜落した…。

クリミアで20日夜に複数機が墜落した…。
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『ディフェンスエクスプレスの2023-3-21記事「What Kamikaze Drones Were Used to Hit Targets in the Temporarily Occupied Dzhankoi in Crimea」。

    クリミアで20日夜に複数機が墜落した、ウクライナ軍の放った固定翼無人特攻機は、残骸写真の、特徴的なテイルビームおよび垂直尾翼の形から「Mugin-5 RPO」のようだ。

 この無人機は2022夏に、セワストポリの黒海艦隊司令部と、Novoshakhtinskの石油精製工場を攻撃している。

 このUAVは中共製で、通販サイトの「AliExpress」を通じて市場調達できる。宇軍はそれに爆装させているのだ。

 ロシアは、そのプロペラが米国製の「Sail Propeller USA」だというので、無人機も米国製だという宣伝をしている。しかし中共メーカーは、UAVのコンポーネントをすべて自社で製作したりはしない。殊にオフザシェルフの高性能パーツを安く、ふんだんに調達できるのならば。

 なぜ露軍の防空システムは、この無人機を180kmも阻止できなかったのか、その説明はされていない。

 ※撃墜されたというドローンの残骸尾部の写真がSNSに出回っている。

それを見るかぎりでは、「ムジン5」だ。発動機+プッシャープロペラ式。主翼より後方が双胴。水平尾翼はストレートな一枚板で左右の垂直尾翼間を連結。垂直尾翼は、屈曲した鏃形。主翼は高翼配置。主翼両端が少し下向きにまるめられていてウイングレット効果を狙っているバージョンもあるようだ。

《アリババ・ドローン》の代表である。』