『フィナンシャルタイムズ』によれば、欧州内で砲弾を大増産できない理由は、爆薬の原料が足りないからだという。

『フィナンシャルタイムズ』によれば、欧州内で砲弾を大増産できない理由は、爆薬の原料が足りないからだという。
https://st2019.site/?p=20984

『「mil.in.ua」の2023-3-19記事「European companies lack components to manufacture ammunition」。

  『フィナンシャルタイムズ』によれば、欧州内で砲弾を大増産できない理由は、爆薬の原料が足りないからだという。ケミカルの問題なのだ。

 無煙火薬(ニトロセルロース)も足りない。プラスチック爆薬も足りない。TNTも足りない。

 チェコの「エクスプロジア」社は、欧州でも最大規模の弾薬工場をもっているのだが、今以上の増産は2026年以降にならないと不可能だという。

 工場の設備投資が稼動にいたるまでには、3年かかるんですよ。3ヵ月ではなくね。

 スペインのグラナダにある「ファブリカ・ムニキオネス」社(親会社はスロバキアのMSM)は、155ミリ砲弾を量産しているのだが、もはや欧州内からは原料(特にTNTとニトロセルロース)が調達ができなくなっているため、インドや韓国からの輸入を模索中だという。

 ちなみに今次戦争によって、155ミリ砲弾は20%値上がりしたという。すなわち今は1発が850ユーロする。

 ※台湾語では、ロイタリングミュニションのことは「滞空攻撃彈薬」と書く。スイッチブレードのことは、何故か「彈簧刀」と訳すようだ。簧は、リード楽器もしくはリード(舌)のこと。』