米、サウジ皇太子「免責」 首相就任で、裁判所判断へ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB18BO10Y2A111C2000000/
『【カイロ=共同】2018年のサウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏の殺害事件を巡り、サウジのムハンマド皇太子の責任を追及するとして米国で起こされた裁判で、バイデン米政権は18日までに、皇太子は免責されるとの見解を裁判所に示した。AP通信などが伝えた。裁判所が今後、当否を判断する。
皇太子は9月にサウジ首相に就任した。国家元首は国王だが、首相就任で政府トップに対する免責の原則が適用されると判断した。人権重視のバイデン大統領はこれまで、事件に関し皇太子の責任を追及する姿勢を示していた。政権は、免責は事件自体に対する考え方を反映したものではなく「純粋な法的判断」だと強調した。
米メディアによると、米司法省側が17日、裁判所に見解を示す文書を提出した。カショギ氏の婚約者だったトルコ人女性ハティジェ・ジェンギズ氏は「ジャマルは今日、再び亡くなった」とツイッターに投稿した。
皇太子の弁護側は10月、米国が過去に他国の元首の免責を認めた事例を挙げ「免責を受ける権利を持つことは疑いない」と主張していた。
ジェンギズ氏とカショギ氏が米国で設立した人権団体が20年10月、米ワシントンの連邦地裁に提訴。この人権団体は米政権の判断について、サウジへの「大幅な譲歩」だと述べた。』
