9月21日の動員令は30万人の充員召集をかけたものだが、応召したのは「三分の一」らしい。
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『ストラテジーペイジの2022-10-17記事。
9月21日の動員令は30万人の充員召集をかけたものだが、応召したのは「三分の一」らしい。
装備も、冬季用の被服も足りない。
1ヵ月未満の教練では、新兵は使い物にならない。しかしほとんどの新規徴兵は、未教練のまま前線へ。
暗号化プロトコルのおかげで、当局が検閲ができない「テレグラム」に、生々しい実情が投稿されている。
新規徴兵たちが、未訓練のまま、ウクライナの最前線に送られて行く途中で、ウクライナ軍からの砲撃を受け、大量の負傷者発生。ところが病院にも物資と人手が足りず、負傷兵が半ば放置されていると。
この話が、負傷兵の家族のあいだから、拡散している。
しかるに、そのようなSNSをロシアの当局は規制しなくなっている。それは「当局」の関係者もどしどし徴兵されているため、検閲者たちの仕事の士気が下がっているかららしい。
補充兵が配属される、最前線部隊に、将校と、ベテラン下士官が、損耗してしまっていて、ほとんど不在ということも多い。
補充兵は、携帯電話の所持を禁じられているのだが、それを見張る上官もいないから、なんとかスマホを調達して、最前線の実情を銃後に知らせている。
当局が、プーチンへのSNS批判ではないならば、放置するのが得策だと考えている節もある。徴兵事務の担当者や、前線司令官がぜんぶ悪いのだ、という責任転嫁ストーリーなら、プーチンにとっては都合が良い。
国際赤十字社は、ウクライナ政府が、露兵の捕虜たちに記者会見をさせていろいろ語らせていることを、批判している。
他方、ロシアは、ウクライナ捕虜は戦争捕虜ではないという立場だ。なぜなら、今やっていること戦争ではないのだから。したがって赤十字の出る幕がない。
ロシア本国でも病院の人手が足りなくなっている。負傷兵を手当てした医師たちには政府がカネを払わねばならないが、そのカネが足りないので、医師たちが国外逃亡を図り始めている。それで露政府は医療関係者の出国を禁じている。また、露軍の負傷兵をベラルーシの病院に受け入れさせるようにもしている。
10-14にプーチンは、このたびの動員は10月末で終らせると声明した。これは理由がある。従来、10月以降に平時の徴兵通知はなかった。今年はそれはやらないと知らせないと、年に何回徴兵されるのかわからず、人心が動揺しかねない。
ちなみに2022年にはルーチンの徴兵として12万人の若者に出頭通知が渡されている。これは「部分動員」とは別である。
2021年には、12万7000人に徴兵通知が行った。』