バイデン米大統領、ロシアの報復攻撃「強く非難」

バイデン米大統領、ロシアの報復攻撃「強く非難」
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『【ワシントン=坂口幸裕】バイデン米大統領は10日、クリミア橋の爆発をうけてウクライナへの報復攻撃を始めたロシアを「強く非難する」声明を発表した。ロシアの攻撃は「民間人を殺傷し、軍事目的でない標的を破壊するものだ」と指摘。同盟国などとロシアの戦争責任を追及し、ウクライナへの軍事支援を続けると訴えた。

クリミア橋の爆発は8日に起きた。ロシアのプーチン大統領は10日、クリミア橋での爆発を「ロシア領土でのテロ」と決めつけて報復を宣言した。ウクライナでは首都キーウ(キエフ)のほか、西部や東部地域など広範囲の複数都市にミサイル攻撃が相次いだ。

バイデン氏は声明で「ロシアがキーウを含むウクライナ全土に実施したミサイル攻撃を強く非難する」と強調。「プーチン氏によるウクライナ国民への違法な戦争の残虐性を改めて示した」と表明し、ウクライナからただちに撤退するよう改めて要求した。

ロシアによる攻撃で「必要な限りウクライナを支援する米国の関与をさらに強化するだけだ」と断言した。「同盟国やパートナーとロシアの侵略行為に代償を科し、プーチンとロシアの残虐行為と戦争犯罪の責任を追及し、ウクライナ軍が自国と自由を守るために必要な支援を続ける」と訴えた。

ブリンケン米国務長官は10日、ウクライナのクレバ外相と電話協議し、経済、人道、安全保障の支援を継続すると伝達。ウクライナの主権と領土の一体性への米国の揺るぎない支持を確認した。

ブリンケン氏は声明で「今回の空爆でウクライナの士気、同国を支援する我々の決意も破壊できない」と唱えた。ロシアの攻撃に関し「国際社会は全く容認できないと明確にする責任を負っている。今こそ、ウクライナ支援の声を上げるべき時だ」と呼びかけた。

「中立性を主張して曖昧にする時ではない。国連憲章の基本原則は危機にひんしている」と言明した。

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