ドイツ、ウクライナに榴弾砲を追加供与 北欧諸国と連携

ドイツ、ウクライナに榴弾砲を追加供与 北欧諸国と連携
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR023Y90S2A001C2000000/

『【ロンドン=南毅郎】ドイツ政府はウクライナに対し、デンマークやノルウェーと協力して新たに榴弾(りゅうだん)砲16門を2023年に供与する方針だ。ランブレヒト国防相が2日、独メディアとのインタビューで明らかにした。提供を表明していた防空システム「IRIS-T」も近く輸送される見通しだ。

ウクライナに供与される榴弾砲はスロバキア製の「ズザナ2」。デンマークとノルウェーの両国を交えて共同出資する。金額にして9000万ユーロ(約127億円)を超える規模の支援になる見込みだ。

ランブレヒト氏は1日、ロシアによる侵攻が始まってから初めてウクライナを訪問した。南部の港湾都市オデッサを訪れ、同国のレズニコフ国防相と会談した。ロシアとの戦闘が長引くなか、ウクライナはドイツに追加の武器供与を求めており対応が焦点になっていた。

これまでにドイツからはショルツ首相やベーアボック外相がウクライナを訪問済みだ。

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