プーチンは、その私兵組織をすべて解散させて、国内の予備軍に強制編入してしまった。https://st2019.site/?p=20325
『Kamil Galeev 記者による2022-9-25記事。
ロシアではこれまで、州知事のような地方長官が、ボディガードとして数十人規模の「私兵」を擁していた。今年、プーチンは、その私兵組織をすべて解散させて、国内の予備軍に強制編入してしまった。
地方反乱はぜったいに許さないぞというモスクワの意志を示しているのだろう。
※モスクワ市内限定動員ではなくて、全国総動員の挙に打って出たのは、地方反乱防遏のための先手を打ったわけか。
つまり北朝鮮の真似だ。20歳から45歳までの男子をことごとく兵営にぶちこんでおけば、庶民に反モスクワの叛乱はできなくなる。地方に「軍閥」の育つおそれもなくなる。
プーチンは戦争に勝とうとしているのではなくて、国内反政府運動の芽を摘むために徴兵制度を利用し始めたのだ。兵営を大衆予備拘置所にする。まず東條の同類だね。
このロシアの《予備軍》は通称「シロヴィキ」といい、国内治安専門の部隊で、推定、数百万人規模。常備軍をも凌ぐ人数ながら、具体的な統計数値が表に出たことは過去に一度もなし。
「シロヴィキ」にはかなりのPMC(ワグネルやRedut)が含まれているようで、誰もその実態・全容を解明した者はこれまでいない。なにしろ「根拠法」も公式には存在しない、蜃気楼のような組織なのだ。
ひとつたしかなことは、これはモスクワの命令だけを聞く忠犬機関である。そして、酒場の門番のようなレベルのアマチュアも相当混じっている。ピンキリな集合体。』