『(読者の声1)ドイツで行われているG7で、金(ゴールド)が話題になりました。G7はロシアからの金輸入を禁止するトカ。どういう意味があるのか。ロシアは金備蓄を増加させてきた筈ですが?
(DD生、岐阜)
(宮崎正弘のコメント)ロシアの石油、ガスは中国が最大顧客で前年比55%増。ダンピングで購入しているからでしょう。中国はほかにイランからも購入しています。ロシアとイランは制裁されていて国際間のドル決済ができず、支払いをロシアはルーブルで、イランは金塊で決済しているようです。
さて金価格ですが、国際的にはロンドンにおけるドル建てが基軸となっていて、一時は2200ドル台の絶頂、以後は横ばいで1オンス=1800ドル台。ところが日本だけは史上空前の高みにあります。
円安の所為です。金を持っている人はいまが売り時かも、
さてさてG7がロシアからの金輸入を禁止する措置ですが、2月24日以後、ロシアからロンドンへ金取引は中断されたまま、金購入に意欲があるとすれば中国とインド、トルコくらいです。つまりG7の狙いはアナウンス効果だけでしょう。
ちなみに直近(22年4月)の金保有世界ランキング(各国の中央銀行保有で、民間保有は統計にはでない)。
国名 保有高(単位トン)
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米国 8133トン
ドイツ 3358
IMF 2814
イタリア 2451
フランス 2436
ロシア 2299
中国 1948
スイス 1040
日本 845
インド 761
オランダ 612
ECB 505
トルコ 437
日本以外の国の備蓄目的は、世界通貨体制でドルがいずれ基軸通貨から転落すれば、金本位制に戻るシナリオに備えてのもの。十年間で備蓄を急増させたのはドイツ、ロシア、中国でした。
日本? 日銀が保管するべき国家備蓄の金はNY連銀の地下倉庫に預けっぱなしです。』