ドゥテルテ氏長女「兵役の義務検討」 副大統領選出なら

ドゥテルテ氏長女「兵役の義務検討」 副大統領選出なら
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM204SP0Q2A120C2000000/

 ※ フィリピンの大統領選、副大統領選は、いわゆる「チケット(大統領候補と、副大統領候補がワンセットになっているもの―アメリカ大統領選が、これ)」では無く、それぞれが「別々の候補」であることも、押さえておこう…。

 ※ サラ・ドゥテルテ氏は、「副大統領候補」として、「独自の公約」を打ち出した…、ということなんだろう…。

『【マニラ=志賀優一】フィリピンのドゥテルテ大統領の長女、サラ・ドゥテルテ氏(ダバオ市長)は19日、出馬する5月の副大統領選に当選すれば、兵役を義務化することを検討すると明らかにした。南シナ海の領有権問題を巡り近隣国と対立しており軍事力強化を意図した発言とみられる。

サラ氏は同日実施されたバーチャル形式のイベントで、副大統領に選出されれば「性別を問わずすべての18歳に対して兵役を義務とすることを提案するだろう」と語った。

兵役の期間など具体的な計画については明言しなかったものの、1カ月程度のものではないとしており長期間に及ぶ可能性もある。サラ氏は「韓国やイスラエルといった他の国でも実施されている制度だ」と他国の事例を出して導入する意義を訴えた。

フィリピンでは正副大統領選がそれぞれ直接選挙で実施される。サラ氏は調査会社パルスアジアが2021年12月に実施した世論調査で副大統領候補の支持率として45%を獲得し首位だった。

同調査で大統領候補の支持率で首位(53%)だったフェルディナンド・マルコス元上院議員と連携して選挙戦に臨むことを決めている。

フィリピンは米国と軍事同盟関係にあるが、南シナ海の領有権問題を巡っては中国などと対立している。11月には南シナ海で物資を輸送中だったフィリピン船2隻が中国船により放水銃で妨害されたことも明らかになった。

サラ氏は軍事力強化の姿勢を打ち出すことを狙ったとみられるが、有権者が兵役義務化を支持するかはまだ不透明だ。

フィリピン国防省は20日、兵役の義務化について支持する姿勢を表明した一方で、財源の確保などで課題があることを指摘した。』