※ 今日も雑用に見舞われたんで、こんなところで…。
※ このコロナ対策の問題については、語っておきたいことがある…。
※ それは、日本の「医療提供体制」は、「民間病院」が主流となっている…、ということだ。
※ 民間病院に対しては、公的機関・公的権力と言えども、「公権力」を直接に行使することは、限定される…。
※ まず、一国において、「医者になる能力・資格がある人材」の数は限られている…。
※ そういう「人材」を前提に、その周辺に看護師・看護助手を配置し、医療事務関係職員も配置し、医療機器を備えた「病院」「診療所」を建築し、その「総体」がいわゆる「医療提供体制」となっているわけだ…。
※ 当然、そういうものの維持・運営には、「お金」がかかる…。
※ それを捻出するための一つの仕組みが、「健康保険」とかであるわけだ…。
※ 患者視点から見れば、「病気に罹った」ときは、「医者に診てもらいたい。」ということしか考えない…。
※ その先の、「病院」とか「医者」「その他の医療従事者」それら全体を包摂する、「一国の医療提供体制全体のシステム」とかということは、まず考えない…。
※ オレだって、このコロナ騒ぎになる前は、全く考えなかった…。
※ コロナ騒ぎになって、そういう関係の情報が数多く流通するようになったんで、断片的なものを繋ぎ合わせて、「こういうことなんだな…。」と一応把握したという程度のものだ…。
公立病院改革は、病院の経営効率性を高めたか
大阪大学 山内直人研究会 医療分科会
市後彩夏 櫻川京
鳰泰明 大林雅希
水津佐英子
2016 年 11 月








※ そういうわけで、「公立病院」は、「非効率」「不採算」の極みで、どんどん「統合・廃止」、「民間でできることは、民間で!」という「制度改革」の流れがあったわけだ…。
※ そういう「医療提供体制」も、「平時」には、上手く回ってた…。「国民皆保険」に近い仕組みも、機能した…。みなさん、真面目に「保険料」を納付する「国民性」だからな…。
※ しかし、このたびの「コロナ事態」みたいな「非常時」には、上手く機能できないんだよ…。
※ 民間の「病院」「診療所」は、「自分たちの”食いぶち”」を確保しながら、「コロナへの対応」を迫られた…。
※ 「ウイルスによる感染症」が相手だから、通常の「医療の対応」とは、勝手が違う…。
※ まず、「一般患者の診療」と、「動線」自体を分離しなくちゃならない…。
※ 医者の先生、直接患者と接触する看護師、看護助手のみなさん自身を「防護」するための「防護服」「医療用マスク」「使い捨ての手袋」なんかも、潤沢に準備しなくちゃならない…。
※ 「ウイルス対策の知識」を学ぶ「研修」も、必要だ…。
※ そういう「非常時の対応」が、ワーっと押し寄せて来たわけだ…。
※ だから、「初期段階」では上手く対応できず、「○○病院で、クラスター発生!」となって、世間を驚かせることになったわけだ…。
※ 結局、「治にいて、乱を忘れず。」ということだ…。
※ 一旦確立したシステムに安住すること無く、常に「先のこと」を考え、「最悪の事態を想定して」システムの不断の改良に取り組んでいく…。
※ 非常時にも、ある程度対応できる「伸びたり、縮んだりするシステム」を構築する…。
※ まあ、「言うは易く、行うは難し。」だ…。