Craig Rucker 記者による2021-11-2記事「COP26 Eco-Imperialism Threatens the World’s Poor」
https://st2019.site/?p=17761
※ 「気候終末論者」…。
※ ちょっと、注目しておいた方がいい「用語」だ…。
※ というのは、一神教においては、最終的には、人は「神の前で」「裁きを受ける」ことになるのだ…、という「思想(恐怖?)」が根底に横たわっているからだ…。
※ それは、生まれた時から、ずっと「刷り込まれている」ので、ある意味「潜在的な」「無意識下」にまで及んでいるものだと、考えられる…。
※ 人の精神の「奥底」にまで及ぶものであるので、そのストレスの「解消」は、非常に困難であろうと思われる…。
※ そして、その「解消」の試みは、現実世界において、様々な形で「噴出する」ことになる…。
※ 時には、「暴力的な」「ヒステリックな」形で…。
※ ただ、元記事の「Imperialism」は、「帝国主義」という意味で書いていると思われる…。
『気候終末論者たちは、世界の貧乏人民が窮乏のままに人生を終わることを望んでいる。
COP-26に先立ってローマ法王とバイデンが会談した。そして、努力は世界人民の尊厳重視をベースとせねばならず、貧民のケアも進めなければならないと合意。
しかるに現実には石炭敵視政策のおかげで世界中の燃料と食料品の需給が緊張し、貧乏人の生活を直撃しつつあるのだ。
北半球が厳冬を迎えると予報されている。ますます燃料代は世界的に値上がりし、それに連れて食料品価格も暴騰するだろう。
これまで化石燃料のおかげで先進諸国の経済は発展し、仕事が創出され、人々の健康状態が向上し、生活の水準が底上げされ、寿命が延びてきた。グラスゴーはこの進歩を、現在貧乏な集団に対して禁じようとする。
国際エネルギー機関IEAが数字で警告している。化石燃料から、クリーンで持続可能なリニューアルなエネルギーへの転換を進めれば、これまでの数倍の、金属や鉱物の採掘・加工・流通が必要になる、と。
すなわちEV車を1台作るには、ガソリン車の3倍の「銅」を消費せねばならない。地上設置式の風力発電塔は、天然ガス多段発電機(Coジェネ)にくらべて、同じメガワットあたり、9倍の原材料を投入しないとできあがらない。海上設置式の風力発電施設だと、その比率は14倍まで跳ね上がるのである。
つまり化石燃料を掘らない代わりに、他の地下資源を今の十倍も掘り出すことになるのだ。その鉱山の近郷の自然はもちろん大破壊される。それにともない、おびただしい量の「不要物」が地上のどこかに堆積されねばならぬ。不要物は、採掘、加工、製品化後のすべての段階で爆増するから。
人類がかつて体験したことのない規模の地表汚染が、これから進行するのである。気候終末論者が主導する偽善のおかげで。
米国のアラスカ州やミネソタ州には、銅、コバルト、ニッケルといった、リニューアブルエネルギー産業が需要する地下資源が豊富である。グラスゴーまで押しかけてデモしている連中は、それらの採掘が環境汚染と撞着することにどう対応して行くつもりか、見ものだ。
こうした連中の多くは、中共から北米に輸出されてくるナイキのスポーツシューズがウイグル人の強制労働の産物でないかどうかは気にしても、中共がアフリカで濫掘している地下鉱物には目をつぶる。それがクリーンエネルギー実現のためには不可欠だから。
いやそもそもNBAは中共体制とビジネスすることに熱心なので、ウイグル人のことも本気で気にかけたりなどしてはいないのだ。』