「US military shifts Army basing from Qatar to Jordan in move that could provide leverage against Iran」
https://st2019.site/?p=17081
※ 米国の「世界戦略」の一端が、語られている…。
※ 「在日米軍」なんてものも、その一環に過ぎんのだ…。
※ 日本国の「安全保障」は、そういうものを「変数」として、分析・解析の後、慎重に戦略決定して行くべきものだ…。
※ 事態の「急変」「変更」にも対応できるよう、ある程度の「幅」を持たせてな…。
『米陸軍はカタール内の3箇所に、自軍用の弾薬デポやスポーツレジャー施設(兵隊に4日の休暇をそこでとらせる。2002~2011)などを維持していたのだが、それらを6月をもって閉鎖し、ヨルダンに移転させた。
背景の理由。来たるイランとの戦争を考えたとき、カタールでは近すぎてよくないから。
イランは地対地ミサイルを充実させているので。
アフガニスタンに米軍が進駐していた間は、そこから距離の近いカタールには中継拠点の意味があった。しかしアフガンからはもう撤収する。
これと前後して、米陸軍は、中東から8個のペトリ大隊も引き揚げる。それらは、イラク、クウェート、ヨルダン、サウジに展開させていたのだが、対中共の戦争のために転用する。
ただし、セントコムの航空部隊は、カタールのアルウデイド航空基地を、引き続き、使用する。』
「What’s next for the Afghan air force? Learning to fix aircraft via Zoom」
https://st2019.site/?p=17078
『アフガニスタン政府軍の空軍の地上整備兵たち。2ヶ月前からリモート会議設備を使って、壊れた飛行機の修理法を学ばされている。
従来の米民間人の契約整備士がいなくなってしまうため、その穴埋めが必要なのだ。
アフガニスタン政府の一団が先週、DCを訪れ、この件についても相談した。米人整備士は、9月までは残るという。
もし地上整備体制が崩壊すると、アフガン空軍は、3ヵ月くらいで機能停止するしかない。
アフガン空軍の現勢は、固定翼と回転翼とあわせて160機以上。今もコンスタントに「被撃墜」が発生しており、過去4ヵ月では4機が撃墜された。
ホワイトハウスでガニ首相らと会ったバイデンは、今後もアフガン政府軍に資金応援をすると約束。
たとえばブラックホークUH-60を追加で45機、スーパーツカノA-29も追加で7機、すみやかにプレゼントするという。※コンバットキャラバンに言及がない点を注目したい。
また、米軍が撤収してしまったあとも、カブール郊外で米人民間整備士は何人か、仕事を続けるという。
アフガン国内のメディアによると、どうも最低200人くらいの米人整備係が残ってくれないと、どうしようもないみたいだ。
国防総省高官も議会で4月に証言している。A-29とMD-530のメンテナンスには米人契約整備士が不可欠であると。アフガニスタン政府軍の特殊部隊が頼みにしているCAS機は、この2機種。したがってこの2機種が飛ばなくなれば、タリバンに対する政府軍からの攻勢作戦は一気に低潮化する。』
※ こういう話しも、ある…。