EVユーザーの20%がガソリン車に戻った…充電問題の解決が急務
https://www.businessinsider.jp/post-237010
※ こんなもんだ…。
※ 普通の家庭用の充電器でも、エアコン3台分の電気食う…、とも聞いたぞ…。
※ しかも、基本「化学電池」だから、寒いと性能は低下する…。
※ 寒冷地には、向かない…。大体、「暖房」も電力で行うから、電池はさらに消耗して行く…。
※ 寒冷地(日本だったら、北陸・新潟・北関東・東北・北海道)で、買う人はいないだろう…(電池切れは、命にかかわる…)。
※ 温暖気候のカリフォルニアにおいても、こういう体たらくだ…。
※ いくら「カーボン・ニュートラルだ!」と叫んだところで、寒冷地で自分で金払って買う人は、いないだろう…。
『カリフォルニアでは電気自動車オーナーの約20%がガソリン車に替えた、と最近の研究が示している。
その主な理由は、充電の不便さだという。
この結果は、成長を続ける電気自動車市場が新たな課題に直面していることを示唆している。
約3分で、フォード・マスタング(Ford Mustang)のガソリンタンクは満タンになり、V型8気筒エンジンで約300マイル(約483キロメートル)を走ることができるようになる。
だが、ブルームバーグの自動車アナリスト、ケビン・タイナン(Kevin Tynan)がフォードに借り受けた電動のマスタング・マッハ-E(Mustang Mach-E)を家庭用コンセントに1時間繋いだところ、航続距離はわずか3マイル(約4.8キロメートル)だった。
「一晩で、36マイル(約58キロメートル)にしかならなかった」と彼はInsiderに語った。
「フォードに返す前に100%にしておきたかったから、オフィスまで走って、オフィスで充電した」
アメリカの一般的な家庭用コンセントは120ボルトで、電気自動車(EV)愛好家は「レベル1(Level 1)」と呼ぶ。一方、240ボルトとより高電圧の特殊なコンセントは「レベル2」だ。さらに、テスラ(Tesla)のスーパーチャージャーは480ボルトで、1時間強で同社のEVにフル充電することができる。
その差は歴然だと新たな研究は述べている。それは、カリフォルニアで2012年から2018年に電気自動車を購入した人を調査した、カリフォルニア大学デービス校(University of California Davis)のスコット・ハードマン(Scott Hardman)とギル・タル(Gil Tal)による研究で、科学ジャーナル『ネイチャー・エネルギー(Nature Energy)』に発表された。
研究によると電気自動車オーナーの約5人に1人がガソリン車に戻しており、その主な理由は充電が面倒だからだということを研究者らは明らかにした。
ガソリン車に替えた人の70%以上が自宅にレベル2のコンセントがなく、職場にレベル2のコンセントがないという人はそれを若干下回った。
「レベル2のコンセントがなければ、ほぼ役に立たない」とタイナンは述べた。タイナンは長年の研究で、さまざまなメーカー、さまざまなモデルのEVをテストしている。
急速充電でも、航続距離をほぼ0から300マイルに戻すのにテストで使ったシボレー・ボルト(Chevy Bolt)では約6時間もかかった。彼が日頃使っているSUVは、ガソリンスタンドに行けば数分で済む。
公衆の充電ステーションは、ガソリンスタンドの電気バージョンのように見えるかもしれないが、EVドライバーの約3分の2は使わないと回答した。その理由は正確には特定されていない。(※ 無料、ここまで)』