https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR230320T20C21A1000000
『【パリ=白石透冴】世界保健機関(WHO)は22日、新型コロナウイルスのワクチンを共同購入する国際的な枠組み「COVAX(コバックス)」で米ファイザーからワクチン4千万回分を調達する合意に達したと発表した。低中所得の国への接種を2月末までに始められる見通しになったとしている。
WHOが主導するコバックスは新興国などにも平等にワクチンが行き渡ることを目的とした枠組みだが、まだ接種は始まっていない。先進国が製薬会社と直接交渉してワクチンを確保しているのが一因で、新興国が置き去りにされているなどとの批判が出ていた。
WHOによると、英製薬大手アストラゼネカと英オックスフォード大学が開発するワクチンなども受け取る予定で、2021年中に20億回分の接種の用意が整う見通しだとしている。うち13億回分が低所得国に配分されるという。
米国のトランプ前政権は枠組みに参加していなかったが、バイデン新政権は一転参加の方針を表明している。
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