新型コロナワクチン開発など 今年の十大成果―米科学誌

『米科学誌サイエンスは18日号で2020年の十大成果を掲載し、新型コロナウイルスのワクチン開発をトップに選んだ。研究者や製薬企業、各国政府などが協力し、ワクチン開発や臨床試験を急速に進めたことはかつてないと高く評価した。
1位は「新型コロナ猛威」 社会部長が選ぶ十大ニュース

 英国が2日、米製薬大手ファイザーと独企業ビオンテックが共同開発したワクチンを承認。カナダや米国も緊急使用を認め、各国で接種が始まった。
 それ以外の成果は順不同。ノーベル化学賞の授与対象になったゲノム編集技術により、血液の遺伝性疾患治療の臨床試験が成功したことや、インドネシアで現生人類(ホモ・サピエンス)が描いた最古とみられる洞窟壁画が見つかったことなどが選ばれた。』

インドネシアの洞窟に4万年前の壁画、人類最古級と判明
https://www.asahi.com/articles/ASLC94S3ZLC9ULBJ009.html

インドネシアのカリマンタン島(ボルネオ島)の洞窟で見つかった動物などの壁画が、人類最古級となる4万年以上前に描かれたことがわかった。スペインでも同じくらい古い時代の動物の壁画が残っており、離れた地域で同時期に動物を描く文化が生まれていたことになる。インドネシアやオーストラリアなどの研究チームが、英科学誌ネイチャーに発表した。

 カリマンタン島の洞窟には多くの壁画が残されており、今回の壁画は2014年に発見された。壁画の多くは赤茶けた色で、酸化鉄を多く含む土を「絵の具」のように壁面に塗って描いたらしい。インドネシアに当時からいた野牛「バンテン」とみられる角が生えた動物や、人の手に土を吹き付けた手形、やりを持ち、髪飾りを付けたとみられる人間の姿が見つかった。

 研究チームが今回、新たに年代…(※ 有料記事なんで、ここまで)』

ラスコー洞窟
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BC%E6%B4%9E%E7%AA%9F

『ラスコー洞窟(ラスコーどうくつ、仏: Grotte de Lascaux)は、フランスの西南部ドルドーニュ県、ヴェゼール渓谷(英語版)のモンティニャック(英語版)の南東の丘の上に位置する洞窟である。先史時代(オーリニャック文化)の洞窟壁画で有名である。

ラスコー洞窟の壁画は、アルタミラ洞窟壁画と並ぶ先史時代(フランコ・カンタブリア美術(英語版))の美術作品である。これは1940年9月12日、モンティニャック村の少年が、穴に落ちた飼い犬を友達3人と救出した際に発見された[2][3]。洞窟の全長は200メートル程度[4]。地下に長く伸びる洞窟は枝分かれし、壁画が集中している大空間などがいくつかある[注釈 2]。洞窟の側面と天井面(つまり洞窟の上半部一帯)には、数百の馬・山羊・羊・野牛・鹿・かもしか・人間・幾何学模様の彩画、刻線画、顔料を吹き付けて刻印した人間の手形が500点もあった。これらは20,000年前の後期旧石器時代のクロマニョン人によって描かれていた。炭酸カルシウム形成が壁画の保存効果を高めた「天然のフレスコ画」と言うことができる[6]。』
『壁画
材料として、赤土・木炭を獣脂・血・樹液で溶かして混ぜ、黒・赤・黄・茶・褐色の顔料を作っていた。顔料はくぼんだ石等に貯蔵して、こけ、動物の毛、木の枝をブラシがわりに、または指を使いながら壁画を塗って描いたと考えられる。この壁画には、古い絵の上に新しい絵が重ねて描いてある。絵画の空間としてはあまり意識せずに描いてある。

無数の壁画がある内の1つ、黒い牛の絵の角に遠近法が用いられている。手前の角が長く描かれ、奥の角は手前の角より短く描かれている。そのほかの人・動物にも、遠近法が用いられている。』

『洞窟の公開

ラスコー洞窟の入口
1948年7月14日、洞窟は一般公開された[7]。かつては大勢の観客を洞窟内に受け入れていた[7]が、観客の吐く二酸化炭素により壁画が急速に劣化したため、1963年以降から、壁画の外傷と損傷を防ぐため、洞窟は閉鎖された。現在は壁画修復が進む一方、1日に数名の研究者らに応募させ入場・鑑賞させているほかは、ラスコーの壁画は1963年4月20日[8]に非公開とされている。[9]

オリジナルの洞窟の近くにレプリカの洞窟「ラスコー2」が1983年に作られており、こちらは一般見学が可能である[10]。この他、遠隔地での展示が可能な「ラスコー3」が作られている[10]。さらには2016年12月には新たなレプリカ洞窟「ラスコー4」がオープンした[11]。』

アルタミラ洞窟
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%A9%E6%B4%9E%E7%AA%9F

 ※ こっちは、知らんかったわ…。

『アルタミラ洞窟(アルタミラどうくつ、西: Cueva de Altamira、英: Altamira cave)は、スペイン北部、カンタブリア州の州都サンタンデルから西へ30kmほどのサンティリャーナ・デル・マル近郊にある洞窟。ユネスコの世界遺産に登録されているアルタミラ洞窟壁画で知られる。

洞窟の長さは約270mほど。』

『アルタミラ洞窟壁画
アルタミラ洞窟壁画は、先史ヨーロッパ時代の区分で主にマドレーヌ期(約18,000年 – 10,000年前)と呼ばれる旧石器時代末期に描かれた野牛、イノシシ、馬、トナカイなどの動物を中心とする壁画である。ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。

壁画は、ソリュトレ期に属する約18,500年前頃のものと、マドレーヌ期前期頃の約16,500年前~14,000年前頃のものが含まれる。約13,000年前に落石によって洞窟の入り口が閉ざされたと考えられ、これにより幸運にも壁画は外気から遮断され、理想状態に保存がされている。

これらの壁画は、1879年にこの地の領主であり法律家でありアマチュアの考古学者でもあるマルセリーノ・サンス・デ・サウトゥオラ侯爵(Marcelino Sanz de Sautuola)の5歳の娘マリアによって偶然発見された[1]。侯爵はこれらの絵が旧石器時代のものであると考え、1880年に発表したが、当時は旧・石器時代の絵が知られておらず、学界からは侯爵の捏造だと疑われた。20年ほどの間に、他の地でもいくつかの洞窟壁画の事例が報告されたが、これらの絵にも当初は否定的な見解がなされた。侯爵は失意の中、1888年に57歳でこの世を去った。しかし、1900年代に入ると科学的な調査も進み、これらの洞窟壁画は間違いなく旧・石器時代の絵と認識されるようになった。侯爵の死から15年後、侯爵の論文を否定したトゥルーズ大学のカルテラック教授は洞窟壁画に関する肯定的な論文を発表し、かつて侯爵の論文を否定したことを謝罪した。 なお、先にも書いてある通り、発見されたのは偶然だが、領主は1869年に地方に住んでいた猟師に洞窟に関する話を聞いたことがあるが、当時は興味を示さず、1878年にパリの展覧会で旧・石器時代の展示物を見て洞窟壁画の存在を察知していたとのこと[2]。

アルタミラ洞窟の壁画は、外気に触れて痛みがひどくなっているので、現在[いつ?]は公開されていない。また、他の地域の洞窟壁画も同様の理由により現在[いつ?]は非公開とされている。』