※ まず、「燃料電池」というものがある…。
※ 中学の時にやった、「水の電気分解」というものがあっただろ?
※ 水に水酸化ナトリウム水溶液を加えて、電極をつなげて、電流を流す…。そうすると、陰極には、ブクブクと水素が発生し、陽極には、同様に、酸素が発生する…、というアレだ…。
※ 化学反応式的には、2H2O → 2H2 + O2 という反応だ…。

※ しかし、この反応は、「可逆反応」なんだよ…。
※ つまり、2H2 + O2 → 2H2O という反応も、生じる…。
※ なんのことはない…。水素が燃えて、水が生じました…、というものなんだが、条件を整えて、「ゆっくりと」反応させると、電気を取り出すことができる…。
※ そういう「しかけ」を施したものが、「水素スタック」というものだ…。
※ 別に、車載専用のものでもない…。工場のバックアップ電源用とか、住宅用のものも開発されている…。「エコ・キュート」とか、聞いたことがあるだろ?
水の電気分解の仕組み 実験における反応式 陽極・陰極での反応式
https://kenkou888.com/category31/h2o_denkibunnkai.html






※ そういう「水素スタック」というものを、車に積んで、電気を取り出して、電池に蓄電し、その蓄電した電気エネルギーで、「モーター」を回して走らせよう…、というのが、「燃料電池車(FCV)」だ…。
※ だから、「燃料」とついているが、別に「水素を、空気中で「燃やして」」走るわけじゃ無い…。「水素燃料」から電気を作り出して、モーター回して走っている、「電気自動車(EV)」の一形態なわけだ…。通常の「電気自動車」との違いは、「電気の作り方」の違いだけなわけだ…。




※ 上記は、「家庭用の燃料電池」の説明だ…。ここでは、「LPガス」から「水素を作り」、それを空気中の「酸素」と反応させるものになっている…。


※ 「家庭用燃料電池」の場合、作り出した電気を「家電」なんかで使用するには、「交流電流」に変換してやらないといけないんで、「インバーター」というもので、変換する必要がある…。


※ この画像だと、「各ユニット」の配置が、よく分かるな…。前から、「モーター+変速機」、「電池」、「水素ボンベ」、「水素スタック」という配置のようだな…。水素スタックに、小さなボンベが付いているのは、「補助ボンベ」でもあるものなのか…。