BRICS首脳会議、コロナワクチン普及で一致

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66357700Y0A111C2I00000/

『【モスクワ=小川知世】ロシア、中国、インド、ブラジル、南アフリカの新興5カ国(BRICS)は17日、オンラインで首脳会議を開いた。新型コロナウイルスで悪化した経済の回復を促すため、中ロ開発のワクチンの普及に努める方針で一致した。21~22日に予定する20カ国・地域首脳会議(G20サミット)をにらみ結束を演出した。

議長国を務めるロシアのプーチン大統領は会議で、ロシア製ワクチンの有効性を強調した。中国やインドと現地生産で合意したなどとして、「大量生産へ力を合わせることが重要だ」と述べた。ロシア製ワクチンは臨床試験(治験)の終了を待たずに承認され、安全性が疑問視されている。

首脳の共同宣言では、ワクチンの安価で公平な供給に努め、世界経済の回復に向けて「主導的な役割を果たす」とコロナ対策での連携を前面に打ち出した。宇宙での軍拡競争を防ぐための多国間合意の必要性や、内政干渉や保護主義への反対も盛り込んだ。米国を念頭に対抗姿勢を示した。

BRICS首脳会議はもともと7月にロシアで開催予定だったが、コロナで延期された。2021年の議長国はインドが務める。』