熱狂的トランプ支持、白人原理主義者の正体

熱狂的トランプ支持、白人原理主義者の正体
ジョン・ウェインやトランプの男性観に陶酔、福音は二の次
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/61981

 ※ これは、絶対読んでおいた方がいい記事だ…。トランプの熱狂的支持者の「要因」を、「エヴァンジェリカル」という宗教的観点から論じている…。しかも、その宗教的な・心理的なところまで掘り下げて、論じている…。

 さわりを、紹介しておく…。

『2016年の大統領選では白人エバンジェリカルズの81%がトランプ氏に票を入れていた。なぜか。

 それを見事なまでに解明したのが新著『Jesus and John Wayne: How White Evangelicals Corrupted a Faith and Fractured a Nation』(イエス・キリストとジョン・ウエイン:白人エバンジェリカルズはいかにして信仰を頽廃させ、国家を打ち砕いてしまったか)だ。

 著者はクリスティン・コベス・ドゥメス博士。ミシガン州グランドラビッズにあるプロテスタント改革派のカルビン大学教授。

「イエス・キリストとジョン・ウエイン」とはアッと驚く奇抜なタイトルだ。

 ところがエバンジェリカルズ社会では誰もが認める関係なのだ。』
『ドゥメス氏はその経緯をこう指摘している。

「エバンジェリカルズが政治色を強めるのは1970年代だった」

「人工中絶、同性愛、公立学校での祈祷などをめぐる『カルチャー・ウォー』(宗教・伝統・習俗戦争)の最中、エバンジェリカルズは聖書に書かれている神の『白人の戦闘的な男らしさ』(Militant Masculinity)に救いを求めた」

「世界的な伝道師、ビリー・グラハム師、ハリウッド・スターのジョン・ウエイン、マーク・ドリスコル師らの男らしさを見つけ出し、熱狂した」

「男は女を守る擁護者であり、女はあくまでも手助けする従的存在だった」

「大統領選ではエバンジェリカルズは終始一貫して共和党候補を支持した。ロナルド・レーガン第40代大統領は彼らにとっては理想の大統領だった」

「ドナルド・トランプ氏への支持はこうした『白人の戦闘的な男らしさ』追求の延長線上にあった」

「厚い信仰心から世俗的プラグマティズムへの変貌が、エバンジェリカルズ社会に生じたのだ。トランプ氏なら自分たちの理想を実現してくれるだろうというプラグマティズムだった」』
『「トランプ氏には、乱れた異性関係、露骨な人種差別・攻撃、非道な不正行為、いかさま性など社会通念の欠如やモラル上の欠陥があった」

「それでもエバンジェリカルズは同氏に自分たちが最も大切にしている価値観、つまり神から選ばれた選民意識を強力に現世で成就させようとする『男らしさ』を発見した」

「トランプ氏に『クリスチャン・ナショナリズム』を見つけ出したエバンジェリカルズたちは、同氏を『神懸ったすごい奴』(Spritual Badass)と呼び、陶酔した」

「本来なら歴代大統領で最も信仰心があり、スキャンダル皆無の家庭人バラク・オバマ氏を支持すべきだが、エバジェリカルズはオバマ氏を忌み嫌った」

「その理由は同氏は母親は白人、父親は黒人だったこと(エバンジェリカルズは異人種の結婚を最も嫌った)」

 具体的には、トランプ氏が行動に移した一切の銃規制阻止、国境警備の強化、イスラム教排斥、反移民、「米国第一主義」の外交政策は、エバンジェリカルズを大いに満足させた。

 その意味では、トランプ氏のセクハラや女性蔑視など大した問題ではなかった。』