https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-09-08/QGCY92DWRGG101?srnd=cojp-v2
『⇒フェントレス氏はウィーワークの取締役会も退いたと広報担当
⇒ソフバンクGは後任人事などそれ以上の詳細を明らかにしていない
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ソフトバンクグループのグループ・コンプライアンス・オフィサー(コンプライアンス最高責任者)チャド・フェントレス氏が退職した。リンクトインの同氏のプロフィルの肩書は現在、ノバーレ・コンサルティングの創業者となっている。
ソフトバンクGが出資し、シェアオフィス事業の「ウィーワーク」を運営する米ウィーカンパニーの広報担当者によれば、フェントレス氏はウィーワークの取締役会も退いた。
ソフトバンクGの広報担当は、フェントレス氏がコンプライアンス責任者を辞め、退職したことを確認する一方、後任人事を含めてそれ以上の詳細は明らかにしていない。
ウィーカンパニーの広報担当によると、フェントレス氏は今年任命されたウィーワークの取締役会メンバーの職を9月1日付で辞任し、米携帯電話事業者スプリントの最高経営責任者(CEO)を務めたミシェル・コンブ氏が後任に就く。
フェントレス氏は、ソフトバンクGなどが10兆円規模の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を設立した翌年の2018年に同社に入社。ビジョン・ファンドは、真価が未知数のウィーワークのような新興企業に桁外れの投資を行い、非公開企業のバリュエーション(評価)をつり上げたと批判を浴びた。
ビジョン・ファンドはその後上場テクノロジー企業に投資する戦略に転じたが、ハイテク株のバブルを思わせる高騰を警戒する投資家がその動きを注視している。
ソフトバンクGを最近数週間で辞めた幹部は、フェントレス氏だけではない。米フォード・モーターからロビイストとして引き抜いたジアド・オジャクリ氏も退職する意向を先月明らかにした。
同氏もフェントレス氏と同じ18年に入社し、いずれもウィーカンパニー会長を兼務するソフトバンクGのマルセロ・クラウレ副社長兼最高執行責任者(COO)が直属の上司だった。
原題:SoftBank Chief Compliance Officer Has Left the Company(抜粋)
(フェントレス氏辞任の背景などを追加して更新します)』