新型コロナ感染1日で10万人増 過去最多、新興国で拡大
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59496630T20C20A5000000/


『同大(※ ジョンズホプキンス大)のデータによると、1日あたりの新規感染者数は21日に約10万6000人と過去最多を更新した。10万人の大台は5月15日に続き2回目。世界の新規感染者数は4月以降、1日あたり7万~10万人で推移してきたが、その内訳は変容した。
1日の増加人数を国別に見ると、2カ月前の3月21日の上位10カ国はイタリアや米国、スペインなど先進国が占め、新興国はイランだけだった。
一方、5月21日の上位10カ国で先進国は米国と英国のみ。2番目以降はブラジルの1万8508人、ロシアの8849人、インドの6198人が続いた。ペルーやチリを含む南米3カ国が10番目以内に入っている。
ブラジル政府は22日、累計の感染者が33万890人に達したと発表した。ロシア(約32万6千人)を超え、国別で米国に次ぐ2番目で、1日あたりの死者数も1千人を超えた。最大都市サンパウロでは病床が埋まり、遺体を埋葬する墓地の作業が逼迫しているという。』
『米疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド所長は英フィナンシャル・タイムズのインタビューで「南半球での感染拡大が落ち着いた後、北半球に戻ってくるのではないかと心配している」と指摘。秋から冬にかけて米国が再び感染の大きな波に襲われ、都市の再封鎖に追い込まれる可能性が高い、と警告を発した。』