5G対応ネットワーク網の構築、「現場作業」の話し…。

 ※ メディアなんかでは、盛んに「5G時代の到来!」を囃し立てている…。
 しかし、当然の話しだが、それには大前提として、「5G対応ネットワーク網」の構築が必要となるわけだ…。
 それには、誰かが「現場作業をやって」、地道に「ネットワーク網」を、工事・敷設していくしかないわけだ…。
 その「5G対応ネットワーク網の構築の現場作業」の画像を、「5Gの話し」の方で貼って、語ろうと思っていた…。
 しかし、このコロナ騒ぎで、そういう計画も吹き飛んだ感じだ…。
 まーいいや…。ここで、貼ってしまおう…。「5Gの話し」とか、悠長に語っていられるのは、いつのことになるのか、知れたものじゃない状況だからな…。

※ 「ネットワーク網の構築」とか、「口で語る」のは簡単だ…。いくらでも、「机上の計画」として、「概念図」や「モデル図」を語ることは、できる…。

しかし、実際に、現実に「ネットワーク網を構築していく作業」は、大変だ…。その原因の一つには、「5Gの電波の特性」というものがある…。

※ 5Gの三大目標は、「高速」「大容量」「低遅延」だ…。その実現のために、なるべく周波数の高い電波を使うことにしている…。要するに、「単位時間当たり」の「波の幅」が小さいものを使おうとしているわけだ…。「単位時間当たり」で、ギッシリと波が詰め込まれているわけだ…。こうなると、だんだん「光」に近いようなものになって、遮蔽物で容易にさえぎられたり、遠くまでは飛ばない性質のものとなる…。そうすると、いわゆる「基地局」「中継局」を、たくさん建てて、「中継」「中継」でつないでいかないとならなくなる…。より多くの「基地局」が必要となるわけだ…。それだけ、「基地局」「中継局」構築の「現場作業」も、膨大なものとなっていくわけだ…。

※ 都会では、設置スペースなんて、ろくろく無い…。ビルの屋上の空いている場所とか、利用していく…。そうすると、「炎天下」の作業では、「熱中症」との戦いとなる…。照り返しで、油断すれば、たちまち脱水症状となる…。

※ こういう「高いところ」での作業は、「危険と隣り合わせ」だ…。しっかり、「安全」を確保しつつの作業となる…。「命綱」は、必須だ…。吹きさらしだから、冬場は大変だろう…。工具一つだって、「うっかり、落とす」わけにいかない…。「重力の法則」により、下に誰かいた場合には、生命(いのち)にかかわることになりかねないからな…。バケツみたいなものを、携行しているのは、そういう「工具」や、作業で出た「電線の切れはし」みたいなものを、入れておくんだろう…。いや、「工具」は、また別か…。ベルトの工具挿しに、挿しておくか…。「切れはし」専用か…。そうやって、「細心の注意」を払いながら、作業していく必要があるんだ…。

※ 地上の作業では、こういうものもある…。ポールの根元にある、「電源関係」のようだな…。強力な「電磁波」を発生させるためには、強力な「電源」が必要となる…。こっちは、「電気関係」の詳しい知識が必要となるんだろう…。ベルトの「工具挿し」が、凄いな…。命綱用の「カラビナ」も、ついているな…。イザとなれば、この人も「高いところ」で作業するんだろう…。

※ 東京には、治水のために「地下の川」がある…。

※ こういうものだ…( 首都圏外郭放水路 https://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/edogawa00402.html

※ 上記のトンネルの画像は、そういうものの一つであると思われる…。そういう「既設のトンネル」なんかを利用して、「光ファイバー網」を構築していくわけだ…。別に「携帯電話のネットワーク網」だからと言って、「無線」でつなげなければならないわけでは無い…。「有線」でつなげるところは、「有線」でつないでもいいわけだ…。特に、「マクロ・セル(大規模基地局)」間は、「大容量」のほうがいいから、かえって「光ファイバー」でつないだ方が、いいわけだ…。

※ そうすると、今度は「光ファイバー同士をつなぐ」作業が、必要となってくる…。一定の長さで「製品」となっているから、長さをつぎ足す必要がある…。それには、一旦「ファイバー」を熱で溶かして、つなぐ必要がある…。専用の器具(機械)を使うんだろう…。それでも、上手い・下手があるから、下手くそが作業すると、つなぎ目で「透明度」が落ちてしまって、一定の性能が出ない…、なんてことが起きる可能性がある…。そういうことにならないように、これまた、細心の注意を払って作業する必要がある…。

※ 「一時が万事」、こういうものだ…。

※ そういうことの積み重ねの上に、オレらのお気楽な「5Gのネットワーク網」なるものが、乗っかっている…。

※ そして、メディアでは麗々しく、こういう「5G対応スマホ」を、囃し立てるわけだ…。

※ しかし、「ネットワーク網」が構築されていなければ、単なる「でかい文鎮」というだけの話しだぞ…。