新型コロナウイルスがもたらすマーケットの動揺について|日興アセットマネジメント

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※ コロナショックのお陰で、世界の株式市場に激震が走り、ダウは暴落し、日経平均も暴落した…。今日は、173円安と、ちょっと落ち着いたようでもあるが、巷では「日経平均、1万7000円割れ!このまま、1万2000円も割り込むか!」などという不安を煽る言説が、飛び交っている…。

※ そういう状況の時に、「株屋」がどういうことを言うものなのか…。セールストークの常套文句ではあるんだが、参考になることも言っている…、と思われるので、紹介しておく…。

※ 「まず、落ち着こう。落ち着いて、情勢を分析・把握しよう。」と言っている…。

今回は、株だけで無く、REIT(リート。不動産信託の一種。不動産への投資を、証券化し、株のように売買できるようにしたもの)も、こういう危機時の「安全資産」の代表である「金」も、「米国債」も、あらゆる金融資産が値を下げている…、のが特徴だ…。ともかく、資産家・富裕層と言われている人達みんなが、手元に「現金」化して、「現金で、持っていたい。」という行動に出ているのが特徴だ…。

※ そういう「ショック」の震源になった「事象・原因」を、把握しよう…、と言っている…。

※ 「投資家」のはしくれであるならば、「自分の立ち位置」を、まずしっかり確認しよう…、と言っている…。

※ 次に、「これから先は、どうなるのか。その予測をしている、信頼できるデータを、まず確認しよう。」と言っている…。

※ 「今現在、起こっている事象」だけに目を向けるのでは無く、もっと「この先何ヶ月か、何年か」という、やや長い目で見た(中期の視点で見た)、考察をしよう。」と言っている…。

※ そういう、「やや長い目で見た観点」から、自分の投資行動を決定しよう…、と言っている…。

※ この日経平均の推移のグラフは、重要だ…。リーマンショックの時に、日経平均は9000円を割って、8000円台となった…。「1万2000円割れ」どころの話しじゃ、無かったんだよ…。それでも、それから7-8年も経つと、また盛り返して2万円付近まで、上昇した…。そういうことも起こるから、「毎月5万円を、コツコツ積み立てるという行動を継続すると、83%も評価益が出ることもあるのだ…。」と言っている…。

※ そして、単に合理的な話しばかりをするのでは無く、「人の前を向く力を、信じよう。」などと情緒に訴求するような文句も、ちりばめる…。「投資するとは、どういう時間軸で行うべきものなのか…。原点に立ち返って、もう一度考えてみよう…。」などと、呼びかける…。

※ そして、「多少の上がり下がりは、あるだろうが、新興国の成長率は、先進国よりもはるかに高く、この成長を取り込まない手は無い…。」とダメを押す…。

※ この説得を聞いて、「そうだよな…。解約するのは、止めておくか…。」と思ってくれたら、一丁上がりだ…。

※ まあ、「株屋」の言うことというものは、こんな感じのものだ…。

※ しかし、「投入している資金」がどういうものなのか、にもよることだぞ…。中には、「老後資金」を形成する中心となるもので、「一割くらいも目減りした場合は、生活に困窮することになるんだよ!(怒)」…、ということで、「どうして、くれるんだ!!」と詰め寄る人も出てくるだろう…。

※ 別に、「担当者」の責任では無いんだがな…。