https://kansensho.jp/pc/article.html?id=IE00000464
『致死率について
2020年2月1日現在では、致死率は、中国全土では2.19%、武漢市5.97%、湖北省(武漢以外)1.45%、湖北省以外の中国全土0.22%となっています。なぜこんなにも致死率に差があるのでしょうか。
報道等でも明らかになっていますが、武漢市とその周辺の地域では、殺到する患者に追われて医療体制が破綻してしまっているといっても過言ではなく、現時点では重症例のみを診断し、治療を行っていると考えられることから、非常に致死率が高くなってしまっているということが言えます。死亡者数はどのような状況であっても、正確性がある程度期待できますから、死亡者数から逆算した湖北省の実際の患者数は、10万人を超えていると推定されます。中国の他地域よりもまだもう少し致死率は低い可能性があります。』
『感染拡大阻止のため私たちにできることは
厚生労働省は、2020年2月17日に文書「新型コロナウイルスを防ぐには」を公開しました。手洗いやアルコール消毒といった手指衛生と、咳エチケットが重要で、持病がある人や高齢の人は、できるだけ人混みの多い場所を避けるといった注意喚起がされています。また、発熱等の風邪の症状が見られるときは、学校や会社を休むよう促しています。厚生労働省のホームページの「新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安」を参照していただき、新型コロナウイルスに感染している疑いがある場合は、帰国者・接触者相談センターに相談して下さい。そのうえで、必要があると認められた場合は、専門の医療機関(帰国者・接触者外来)が紹介されます。
これらのことが大切な理由は、日本国内における新型コロナウイルス感染症の流行を抑制し、たとえ流行が抑えられなくなっても、流行の開始・ピークを少しでも遅らせることによって、医療機関に患者が殺到して地域の医療体制が崩壊したり、重症者に十分な医療が行き届かなくなることによって亡くなってしまう人が増加することを防ぐためです。過度に心配しパニックになることなく、これらの情報を正しく理解し、自身の感染予防と万が一の際の適切な行動につなげることが、いま最も大切です。』
※ 対応可能医療体制(検疫の体制を含む)が崩壊すると、救える生命(いのち)も救えなくなる…。
※ 「希望者全員がウイルス検査できるようにしろ!」とか言っている人が、いるようだが、どうかしているんじゃないのか…。
※ そもそもが、世の中(日本国の全体)に備わっている「医療体制のリソース」は、限界がある…。
当たり前の話しだ…。医師、看護師、看護助士…、それぞれ一定の資格を要し、ちょっとやそっとの能力でその職に就けるものじゃ無い…(特に、医師は…)。しかも、一朝一夕で養成できるものでも無い…。
ちゃんとした選抜体制で、適任者を選抜し、相当の年月の訓練期間をかけて養成するものだ…。そういう養成機関や、訓練する体制とて長い年月をかけて構築されている…。
「物(モノ)」は、簡単に作り出せるが、「人材(ヒト)」はそうはいかないんだよ…。如何に「病院」「医院」のハコ物は建築できても、そこで活動する医師、看護師、看護助士がいなければ、そこは「病院」「医院」では無い…。単なる「ハコ物」だ…。いかに「病床」「ベッド」を、並べてみたところで、そこは「病院」「医院」では無いんだよ…。
当たり前の話しだ…。今さら説明するまでも無い話しだ…。
※ だから、やるべきことは、「希望者全員がウイルス検査を受けられるようにして、不安を取り除く。」ことでは無く、「現在存在する医療体制のリソース」で、最大限の救える生命(いのち)を救っていく… 、ということだ…。
そのためには何をすべきなのか、国民一人一人が考えて、行動して行く…、という話しだ…。