新型肺炎、水面下で拡大の恐れ 見えない感染ルート

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55610720T10C20A2EA2000/

『横浜沖で検疫中のクルーズ船の乗員乗客を除くと、国内では12日までに29人の感染者が確認されていた。多くは湖北省滞在歴があり、他の人も渡航者や新型肺炎の患者と接点があった。このため厚労省は類推される感染ルートの周辺者の健康観察を続けることでウイルスの封じ込めをしようとしていた。

だが13日発表の感染例では、死亡した女性や義理の息子のタクシー運転手、和歌山県の医師についてこうした感染ルートは類推できていない。都によると、タクシー運転手は新型ウイルスの潜伏期間とされる14日間で「外国人は乗せていない」と話しているという。

今回、感染を確認できたのは、厚労省が医療機関に報告を求める基準を拡大したことが関係している可能性がある。同省は湖北省などの感染地域とつながりがあることを報告条件にしているが、7日には基準に縛られない「柔軟な検査」を求める通知を出していた。』
『聖路加国際大大学院の遠藤弘良・公衆衛生学研究科長は「水面下で感染が広がっているとしても不思議ではない」と指摘。「現場の負担に配慮しながら、速やかに全国レベルで検査態勢を強化する必要がある」と話す。

感染ルートが見えない事例が続けば封じ込めは困難となり、重症者の治療に重点を置くなど、対策の転換を求められる可能性もある。』


 ※ これだけ、ペロペロ人が入国して来ているんじゃ、当然の話しだ…。「パスポート偽造」や、「密入国」のルートだってあるだろう…。
 いったん、人が入ると、ウイルスが広まることを「封じ込める」と言うのは、ムリな話しだ…。
 もう一度、注意点をおさらいする。
 1、このウイルスは、「ヒトからヒトに」感染する。
 2、「無症状感染者」がいる。
 3、感染力は、SARSよりも強い。
 4、一定の場合は、「重症化」する危険がある。

 対策は、
 1、こまめな手洗い、手指の消毒、マスク予防、うがいの励行。
 2、人混みや「高リスクな場所」を避ける。
 3、十分な睡眠・栄養で、免疫力を高める努力をする。

 幸い、2月も半ばなんで、あと2週間もすれば、3月だ…。日本の場合、大陸よりは湿潤だから、その点は有利な条件だ…。季節性インフルエンザの例でも分かるが、気温と湿度も流行に影響していると思われる…。湿気が高いと、唾・鼻汁なんかの微粒子も、遠くまでは運ばれなくなるんだろう…。
 そうやって、流行期が去るのを凌いで行くしか無い…。