<新型肺炎>武漢市医師「致死率が4.3%」3週間で回復か死亡=中国メディア

https://www.epochtimes.jp/p/2020/02/51528.html

『中南医院の重症医学科主任の彭志勇医師は2月4日、中国メディア「財新網」の取材に応じた。同氏は、1月7日から1月28日まで中南医院が受け入れた新型肺炎感染者138人に対して調査を行った。患者が発症から回復または死亡までの経過期間は約3週間だとの見解を示した。』
『彭医師によると、1週目は患者が軽症から呼吸困難など重症化する期間。2週目は、回復するか、または危篤状態になるかの重要期間だ。免疫力の強い患者はこの段階で少しずつ回復する。免疫力の弱い患者は呼吸不全、さらに他の臓器の機能低下が起こる。3週目は、患者が生死の分かれ目だ。免疫機能が徐々に良くなると、治療を受ければ、治癒の見込みがある。そうでない患者は多臓器不全で亡くなるという。』
『同氏によれば、1月28日までに、中南病院にいる感染者138人のうち、36人が集中治療室(ICU)で治療を受けており、28人が治癒し退院した。5人が死亡した。この時点で致死率が3.6%だった。しかし2月3日死亡者が1人増えたため、致死率が4.3%に達した。「ICUにいる患者がまだいるので、致死率がさらに高くなる可能性がある」と彭医師が述べた。』
『同医師の話では、この138人の感染者の中に、12人が感染源とされた華南海鮮市場を訪れたことがなく、57人(病院の患者17人と医療従事者40人)が病院で感染した。彭医師は「院内感染が最も深刻だ」と指摘し、医師らが使う防護服が「全く足りていないのが最大な問題だ」とした。』