[FT]インド「デジタル税」強化、対米摩擦の火種に

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM2559E0V20C21A2000000/

『インドが外国IT(情報技術)企業に対する世界有数の厳しい課税を打ち出し、バイデン米政権との対決に向かっている。

インドのモディ政権は2月、2020年4月にデジタルサービスを対象として導入した税率2%の「平衡税」の改正を発表した。アナリストらによると適用範囲を拡大する内容だ。

電子商取引(EC)から動画ストリーミング配信に至るまでを網羅する課税は、16年にデジタル広告を対象に導入された同種の6%の課…

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電子商取引(EC)から動画ストリーミング配信に至るまでを網羅する課税は、16年にデジタル広告を対象に導入された同種の6%の課税、通称「グーグル税」に続くものだ。

平衡税の改正は、米IT(情報技術)企業を押さえ込もうとして論争を引き起こしているインド政府の大胆な動きの一環だ。国会審議中の厳格なデータ保護法案から、ツイッターなどソーシャルメディア上のコンテンツ規制まで取り組みは多岐にわたる。

だが、トランプ前米政権の最終盤に「最も明確な形での不公平」とみなされた平衡税の改正は、米国との貿易摩擦の危険をはらむ。新たな課税は米国による報復措置の可能性を高め、農産物からハーレーダビッドソンの大型バイクまで、広範な分野で悪化した貿易関係の改善を図るバイデン政権下の取り組みを阻害する恐れがある。

「スリラー作品を見ているようだ。数週間おきに展開が変わる」と話すのは、インド政府系の財政政策研究所(NIPFP)のスランジャリ・タンドン助教授だ。

他国より範囲が広いインドのデジタル税

世界中の各国政府が現在、ニュースメディアに対する影響力や納税額など、巨大IT企業が国内社会で果たしている役割について詳しく調べている。

進出先の各国で大きなビジネスをしながら、本社機能を海外に置いて課税を逃れていると批判を浴びたフェイスブックやグーグルなどの企業への課税に関して、インド政府はいち早く積極姿勢を取った。

デジタル課税の国際ルールをめぐる経済協力開発機構(OECD)での協議が進展しないことに業を煮やし、インド政府はいち早く動いたのだ。英国、フランス、イタリアも独自のデジタルサービス課税を検討している。

「歳入を増やせば問題は解決すると考えているのか、あるいは独自に全当事者を交渉テーブルに着かせるための方策とも捉えることができる」とタンドン氏は言う。「後者に関しては十分にうまくいっている。そもそも平衡税がかけられていなかったら、インドは今ほどの交渉力を得ていなかったはずだ」

各国のデジタル税について調査した米通商代表部(USTR)はインドの平衡税について、他国より範囲が広いとしている。USTRによると、課税される公算が大きい119の企業のうち86社が米企業で、各社のコンプライアンス費用は数百万ドル(数億円)に達するという。

アナリストらは、バイデン米大統領がトランプ前大統領の強硬姿勢を貫くかどうかは不透明だと受け止めている。トランプ氏はフランスのデジタル税導入を受けて、同国からの高級輸入品に25%の報復関税をかけた。

印法律事務所ニシス・デサイ・アソシエーツで国際税務責任者を務めるメイヤッパン・ナガッパン氏は「(編集注、報復関税をかけたら)より解決が困難な問題になる」と話す。

同氏によると、平衡税の適用対象は年間売上高2000万ルピー(約2900万円)超の企業と広範でハードルが低いため、規模の小さい企業はインドから離れる可能性があるという。

「その種の企業は裁判所に訴えたりしない。単純にインドに来なくなるだろう」

「拠点なくても経済活動あれば課税」の論理

インドは現在、米シリコンバレーとの力関係を変えようとしている。例えば、インド国内で続く農民デモに関連するコンテンツの削除をめぐり、要求に従うことを渋るツイッターと対峙している。

インド政府は論争を呼んでいるオーストラリアの新たなメディア法案にも関心を持ち、モディ首相が先週、モリソン豪首相と法案について話し合った。

インドにとって、外国IT企業がもっと税金を払うことは急務だ。14億人が暮らすインドは所得が向上するなかでスマートフォンの普及が進み、ECからクラウドサービスまでビジネスが活況を呈している。

しかし、インドは慢性的に徴税率が低く、さらにコロナ禍が深刻な歳入不足につながり、状況は一層悪化している。

インド政府によると、20年4月~21年1月の平衡税による税収はほぼ150億ルピーで、導入時16年度の34億ルピーから大きく増加している。

法律事務所BMRリーガルのマネージングパートナー、ムケシュ・ブターニ氏は、政府の観点から見ると平衡税導入の論理は「非常にシンプル」だと指摘する。

「ある企業が経済活動をしているとする。実体的な拠点はなくても、この国の市民と取引をしているのだから経済的なつながりがある、ということだ」

だが、デジタル税に対するインドの姿勢は、ビジネスをしにくい国という悪評をさらに高める危険もはらむ。悪評は、遡及課税をめぐる英ボーダフォンや英ケアン・エナジーなどの企業との何年にもわたる紛争の産物だ。

途上国にも優しい解決策を

インドは18年、実体的な拠点はなくても国内で「重要な経済的存在感」を示していればいれば課税するとして、外国IT企業に対する姿勢を強めた。ただし今のところ、大半の西側企業は2国間租税条約により課税から守られている。

インドの賭けは成功するのか、アナリストの見方は分かれる。インド最高裁で訴訟に携わる資格を持つ弁護士のアシュシ・ゴエル氏は、最終的にはインドが国際舞台でより有利な税制を求めることに役立つかもしれないとの見方だ。

「待ち続けているわけにはいかない」と同氏は言う。「先進国だけでなく、途上国側にも優しい解決策があってしかるべきだ」

By Benjamin Parkin

(2021年2月24日付 英フィナンシャル・タイムズ電子版 https://www.ft.com/

(c) The Financial Times Limited 2021. All Rights Reserved. The Nikkei Inc. is solely responsible for providing this translated content and The Financial Times Limited does not accept any liability for the accuracy or quality of the translation.

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豪議会、記事対価支払い法案を可決

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM251270V20C21A2000000/

『【シドニー=松本史】オーストラリア連邦議会は25日、IT(情報技術)大手がネットサービス上で表示するニュース記事について、報道機関に利用料の支払いを義務付ける法案を賛成多数で可決した。

豪政府は当初、グーグルの検索サービスなどを法案の対象とする方針だった=ロイター

今後、担当閣僚であるフライデンバーグ財務相が対象となるサービスを決定する。政府は当初、米グーグルの検索サービスとフェイスブックのニュースフィードを対象とする方針を示していた。しかし、既存サービスへの課金に両社は強く反発。グーグルは2月、新サービス「ニュース・ショーケース」を豪州で開始した。すでに複数の豪大手メディアが記事を提供し、グーグルから対価を受け取ることで基本合意している。フェイスブックもすでに米英で開始した新サービス「ニュース」での交渉を模索しているとみられる。

豪政府はグーグルとフェイスブックの動きを受けて23日に法案の修正を決めた。豪政府関係者によると、対象サービスの指定は「グーグル、フェイスブックと豪メディアの交渉の結果」が出た後になる見通しだ。

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Facebook、報道機関支援に1000億円拠出 批判に反論

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN24DVJ0U1A220C2000000/

『【シリコンバレー=奥平和行】米フェイスブックは24日、報道機関を支援するために今後3年間で10億ドル(約1060億円)超の資金を拠出する方針を明らかにした。欧米やオーストラリアなどで報道機関から「記事にただ乗りしている」との批判が高まるなか、利益の還元を強化する。

【関連記事】
米IT、記事利用料で歩み寄り 米欧メディアと合意相次ぐ
フェイスブック、豪でのニュース掲載再開へ

渉外担当のニック・クレッグ副社長(元英副首相)が公式ブログを通じて説明した。フェイスブックは2018年から3年間にこうした目的で6億ドルを費やし、さらに7割近く増やす形になる。19年に米国で新サービス「ニュース」を始めており、この枠組みに加わった報道機関に記事の利用料として払う。

米IT(情報技術)大手ではグーグルも20年10月に新サービス「ニュース・ショーケース」をドイツなどで始め、報道機関に3年間に10億ドルを支払う方針を示していた。

背景にはフェイスブックやグーグルが大きなシェアを握るインターネット広告の市場が急拡大する一方、新聞や雑誌といった紙媒体の広告収入が減り続けている事情がある。欧州やオーストラリアでは記事利用料の支払いを義務付ける法律を制定する動きが相次ぎ、オーストラリアでは反発したフェイスブックが記事の投稿や共有を一時停止した。

オーストラリアなどの動きについてクレッグ氏は「盗用との指摘は間違い」と述べた。報道機関が自らサイトに記事共有のためのボタンを設け、オーストラリアだけでも昨年、51億回にわたって報道機関のサイトに無償で送客したと説明。フェイスブックへの投稿のうち記事リンクの割合は25分の1以下と指摘し、自社より報道機関の利点が大きいと主張した。

また「ネットがニュース産業に破壊的な影響を及ぼした」と認めたうえで、「一部のメディアコングロマリットが当社を損失補塡のための資金源としてみるのは理解できるが、青天井の請求を意味するものではないはずだ」と述べた。

IT大手は「グーグルニュース」など既存サービスを課金対象とすることを拒む一方、支払いを前提とした新サービスを追加して妥協点を探ってきた。フェイスブックは19年に始めたニュースがこれに当たり、既に米国に加えて英国で開始。19年に著作権法を改正したフランス、ドイツでも準備を進めているとしている。

ただ、フェイスブックの年間拠出額は営業利益(20年12月期実績)の1%程度にとどまる見通しで、報道機関からさらなる還元を求める声が上がる可能性もある。対象地域を広げる要求が強まることや、IT大手が「報道内容に影響を及ぼしている」といった批判が高まることもフェイスブックなどにとってはリスクとなる。

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IT大手に記事使用料強制 豪州が世界初の法制化

『【シドニー時事】オーストラリア議会は25日、米グーグルやフェイスブック(FB)などIT大手に対してニュース記事使用の対価支払いを強制する法案を可決した。連邦総督の署名で成立する。記事使用料の強制支払いの枠組みを単独の法律として定めるのは、世界で初めて。

米メディア大手に記事使用料 グーグルが「多額」支払い

 従わない場合には、民事制裁金を科される可能性がある。カナダや英国なども同様の取り組みを検討しており、世界的に広がりそうだ。
 フライデンバーグ豪財務相は声明で「世界を主導する」法規だと強調。「報道機関が記事の公平な報酬を受け取ることを確実にし、公共の財産であるジャーナリズムの持続につながる」とした。

 報道機関とIT大手が対価について交渉する枠組みを設ける。交渉が決裂した場合には、仲裁人が対価の水準を決める。決定に従わない場合の民事制裁金は「最大1000万豪ドル(約8億4000万円)」などと規定されている。

 この法案に対してIT大手は当初反発。FBは先週、豪州で記事の閲覧や共有を制限する「実力行使」に踏み切った。その後、双方が歩み寄り、豪政府は法案の一部を修正すると発表。FBも豪州での制限措置を解除するとしている。

 グーグルは最近、法案可決をにらみ、豪州でも新聞を発行している米ニューズ・コーポレーションなど主要メディアと記事使用料をめぐり合意。有料で提供を受けた記事を表示するグーグルの独自サービスを通じて利用することになった。FBも一部豪メディアと使用料の支払いで合意済み。

 豪政府は、記事を表示するサービス基盤(プラットフォーム)で得た広告収入の配分をめぐり、IT大手と報道機関との交渉力が不均衡になっていると判断。昨年4月、強制的な枠組みの導入に向けてかじを切った。』

米IT、記事利用料で歩み寄り 米欧メディアと合意相次ぐ

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN201RM0Q1A220C2000000/

『グーグルなど米IT(情報技術)大手が米欧のメディア企業との協調に動き始めた。各国が法整備などで記事利用料の支払いを求めるなか、合意する事例が増えている。無料で記事を表示する行為を「ただ乗り」と批判してきたメディアは広告収益の一部還元を受けられる一方、IT大手の報道への影響拡大を懸念する声も出ている。

「ジャーナリズムと社会双方の強化につながる」。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)など有力紙…

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ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)など有力紙を傘下に持つ米メディア大手、ニューズ・コーポレーションのロバート・トムソン最高経営責任者(CEO)は17日の声明で説明した。

同社はグーグルから今後3年にわたって記事利用の対価などを受け取る。グーグルは2020年10月から記事の利用料を払う取り組みを本格的に始め、提携先は英ロイター通信や英フィナンシャル・タイムズ(FT)など500社に達した。

ニューズのルパート・マードック会長はグーグルなどを「記事にただ乗りしている」と批判してきた。厳しい姿勢をとってきたニューズを含む各国のメディアが相次いで利用料の支払いで合意した背景には、事業環境の変化がある。

英電通インターナショナルによると、21年の世界の広告市場は10年前より4割近く拡大し、5790億ドル(約61兆円)になる見通しだ。

21年はグーグルや米フェイスブックが高いシェアを握るインターネット広告が全体の5割に達する。10年前は2割近かった新聞の構成比は5%台まで低下する見通しだ。

この結果、広告への依存度の高い米国などで新聞社の経営が悪化し、米ノースカロライナ大学によると19年までの15年間に米地方紙の約4分の1に当たる2100紙が廃刊になった。WSJは19日、米ロサンゼルス・タイムズのオーナーが売却を検討中と報じた。

欧州を中心にメディアは見出しや抜粋に対する著作権などの権利を求めてきた経緯がある。苦境が深まるなか記事の利用料を払うことを義務付ける法律を制定する動きが広がり、欧州連合(EU)は19年に著作権法を見直した。

フランスが国内法を整備し、オーストラリアなどでも法制化の動きが進んでいる。

IT大手、妥協点探る

IT大手は法制化に反発する一方、妥協点を探った。既存サービスを利用料の支払い対象から外すことを求めつつ、新たなサービスを用意して条件に合意したメディアに収益の一部を還元する取り組みだ。

グーグルは20年10月にドイツなどで新サービス「ニュース・ショーケース」を始めた。スマートフォンのアプリなどにメディアから提供を受けた記事の見出しなどを表示し、記事は各社のサイトで読む。ニューズなどはこの枠組みに加わった。

グーグルは豪州でニュース・ショーケースを開始

フェイスブックもニューズなどと組んで19年に米国で新サービス「ニュース」を開始し、1月に英国にも広げた。ただ法制化の動きが進むオーストラリアでは当局と合意できず、今月18日に現行の「フィード」にニュースを投稿できなくした。

IT大手の「妥協」を歓迎する声があるものの、メディアへの適正な収益還元を巡ってはなお議論が続きそうだ。

グーグルが新サービスを始めたオーストラリアでは大手メディアへの支払額は年25億円規模と報じられた。各社の売上高の3%に満たない水準だ。

グーグルが3年間でニュース・ショーケースに投じる10億ドルは過去3年間の営業利益の1%未満にとどまることもあり、専門家の間には「寡占問題などへの批判回避がIT大手の狙いで、メディアの収益改善効果は乏しい」との見方がある。

編集権の独立に懸念も

IT大手の影響力が強くなり編集権の独立が揺らぐ懸念も出ている。米ニューヨーク市立大学のジェフ・ジャービス教授は「グーグルの報道に対する影響力が高まり、メディアへの恐喝が可能になる」と指摘した。

グーグルはニュース・ショーケースの準備を日本でも進め、メディアと交渉を進めている。同社の担当者は「複数の報道機関と合意した」と説明し、早ければ今春にも開始するとの見方がある。

事業環境が大きく変わるなか、日本のメディアもIT大手との向き合い方を問われている。

【関連記事】
豪メディア、グーグルと「和解」 ニュースサービスに参加
[FT]Facebookとグーグルの豪対応、メディアの分水嶺に
Google、英でニュース新サービス 日本でも開始合意

ニュースメディアとデジタルプラットフォーム必須交渉コード

財務省法改正(ニュースメディアとデジタルプラットフォーム必須交渉コード)法案2020
https://www.aph.gov.au/Parliamentary_Business/Bills_Legislation/bd/bd2021a/21bd048

 ※ 週末でもあり、ちょっと疲れてきたので、今日はこんなところで…。

 ※ 以下は、豪議会の上記URLのサイトから、.pdfをDLし、テキスト抽出して、Google翻訳にかけたものだ…。

『(Google翻訳文)
主な要素

必須コードの主要な要素は次のとおりです。

登録されたニュースビジネス企業や指定デジタルプラットフォーム企業が、ニュースコンテンツの使用と複製に関する金銭的報酬について誠実に交渉するための枠組みを作り出します。

商業的な交渉が仲裁の外で交渉される場合、当事者は一般的な要件、交渉および強制的な仲裁規則を遵守する必要はありません

指定デジタルプラットフォーム企業は、登録されたニュースビジネス企業に、対象となるニュースコンテンツへの紹介トラフィックまたは関連する広告に大きな影響を与えるアルゴリズムへの計画的な変更の事前通知を含むさまざまな情報を提供する必要があります

当事者が報酬に関する交渉合意に達することができない場合、仲裁パネルは交渉当事者によって行われた2つの最終的なオファーの間で選択されます

責任あるデジタルプラットフォーム企業は、コードへの参加または非参加に関連して生じる事項のために、コードに参加しているニュースビジネス、または参加者と非参加者の間で区別してはなりません。

デジタルプラットフォーム企業は、特に小規模なニュースビジネスにおいて、交渉に伴う時間とコストを削減することを目的とした、ニュースビジネスに標準オファーを行う場合があります。
法案は、ニュースビジネス企業やデジタルプラットフォーム企業が、指定されたデジタルプラットフォームサービスによって登録されたニュースビジネスの対象となるニュースコンテンツを利用できるように、登録されたニュースビジネスに支払われる価格を自発的に解決することを奨励するために運営されています。このような掘り出し物は、代替案よりも厄介ではなく、予測不可能ではない可能性が高いです。』

 ※ ということで、「記事利用料の支払いを強制する」というよりも、「両者間の”交渉”」を促し、合意がある場合には”仲裁”に乗り出す…、ことを可能とする…というような法案のようだ…。

 ※ 一方、Googleとニューズ・コーポレーション(例の、マードックが率いているやつな…)間の合意では、両者の合意で、「ニュース・サイト」を作って、そこに記事を配信してもらう…、みたいな内容になったようだ…。

 ※ Googleのビジネス・モデルは、「検索」がらみなんで、合意が成立しやすかったものなのか…。

 ※ Facebookは、完全に「ユーザー同士の交流のプラットフォームの提供だけ」なので、「なんで、ウチらが、記事利用料を支払う必要があるんだ…。」とでも、なったものなのか…。

 ※ いきさつが、今一つ、よく分からんな…。

Facebook、豪で「ニュース掲載停止」 世界で反発

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN19EM60Z10C21A2000000/

『【ニューヨーク=清水石珠実】米フェイスブックが18日にオーストラリアで報道機関によるニュース記事の掲載を停止したことを巡って、各国で反発が強まっている。

【関連記事】
Facebook、豪でニュース掲載停止 対価支払い法案に反発
豪メディア、グーグルと「和解」 ニュースサービスに参加

カナダのスティーブン・ギルボー文化遺産相は、フェイスブックの対応を「非常に無責任だ」とフェイスブック上で非難した。同氏は、豪政府と類似の法案を加議会に提出する準備を進めており、今後も「報道機関とIT(情報技術)大手の両方に公正な法案作りを継続する」と記した。また先週、フィンランドやドイツ、フランスの政府関係者と会合を開き、IT大手が報道機関に対価を払う仕組みづくりで協力していく方向となったことも明かした。

英国からも非難の声が上がった。英下院のデジタル・文化・メディア・スポーツ委員会のジュリアン・ナイト委員長は「(フェイスブックは)品がなく、大変無責任だ」と断じ、「ここ数年(フェイスブックが)言い続けてきた『良い市民としてふるまう』という甘い言葉はうそだった」とツイッター上でコメントした。また、オーストラリアで起きていることはほかの国への警告でもあるとの見方を示した。

一方、ロイター通信は米下院の超党派の議員が中小の新聞社などが合同でIT大手と交渉できるようにする法案提出を計画していると報じた。IT大手と報道機関が広告収入をどうわけるかなどの交渉で、報道機関側の交渉力を高める狙いだ。2019年にも類似の法案が提出されたが、議論が深まらないまま廃案になった。

フェイスブックの決定は、豪政府が議会に提出した、IT大手にインターネットのサービス上で使用するニュース記事の対価支払いを義務付ける法案への対抗措置とみられている。

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英国との個人データ移転 EUが認める方針

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR19EEY0Z10C21A2000000/

『【ブリュッセル=竹内康雄】欧州連合(EU)の欧州委員会は19日、EUを離脱した英国と、個人データの移転を認める方向で手続きを始めると発表した。手続きが終われば、4年間は自由なデータの流通が認められる。

現在は暫定措置として6月までのデータの移転が認められている。英国がEUを離脱し、英国とEUの間でデータのやりとりが認められなければ、企業活動などに大きな支障が出ると懸念する声が出ていた。

欧州委は個人情報保護に関する英国の法律や慣行を調査した結果、EUと同等の水準があると判断した。今後、専門の監督機関の意見を聞いた上で、加盟国から同意を得て手続きが完了する。4年以内に再び審査する。

欧州委のヨウロバー副委員長(価値・透明性担当)は声明で「自由で安全な個人データの流れは企業にとっても市民にとっても重要だ。英国はEUを離脱したが、欧州のプライバシー(保護の)家族からは去らなかった」と述べた。

英政府は「企業に確実性がもたらされ、英・EU間の継続的な協力が可能になる」と欧州委の判断を歓迎する声明を発表した。

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Facebookのビジネスモデル

https://note.com/shibahara012/n/nb364d9b0152d

『パートナー(KP)

Facebookは、「利用ユーザー」がいなければ、広告を出したい企業や個人から広告料収入を受け取ることができません。
このため「利用ユーザー」を大切にし、使いやすいような改良を行っています。』

『収益の流れ(R$)

広告を出したい企業や個人からの「広告料」が主な収益源です。
以下のようなことに注力することで、売上を増やすことができます。
・広告主を増やす
・広告単価を上げる
いずれにしろ、多くの利用ユーザー数を保持し続けることが必要です。』

※ ここら辺が、ポイントか…。

※ 要するに、利用者を集めて、「一大勢力」を作り、そこへの「広告効果」を当て込んだ各企業からの、「広告料」を徴収する…、という話しか…。

※ この「構造」の中で、「ニュース配信会社のニュース記事」は、どういう位置を占めるんだ?

※ あれか…。「拡散希望!」とか、「要拡散!」とかで、「引用しているURL」とかが「ニュース記事」の場合の話しか?

※ しかし、フェイスブックの立場では、「引用」しているのは、あくまで「ユーザー」であって、フェイスブック自身では無い…。

※ ユーザー同士が、「共通の話題」「共通のニュース」で盛り上がって、勝手に「集まって、活発に”情報紹介”し合っている」だけの話しだ…、と言うだろう…。

※ 「世の中で、今話題になっていること」を、「教え合っているだけ」…、と言うだろう…。

※ これで、「ニュースの利用料を支払え」と請求するのは、ちょっと無理筋なのでは…。

※ 豪政府は、どういう「論理」を使ったものなんだろうな…。もう少し説明されないと、分からんな…。

[FT]Facebookとグーグルの豪対応、メディアの分水嶺に

[FT]Facebookとグーグルの豪対応、メディアの分水嶺に
ニュース締め出しか有料契約か、岐路に立つメディアとIT大手の力関係
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM191640Z10C21A2000000/

 ※ この記事を一読しても、どこが「対立点」なのか、豪政府が「どういうことに対して、規制し、代金を支払え。」と言っているのか、判然としなかった…。

 ※ それで、「フェイスブックのビジネスモデル」について、調べた。

 ※ 稿を改めて、検討する…。

 ※ ただ、『フレッチャー豪通信相は「フェイスブックのスタンスは、フェイスブック上で利用者が閲覧する情報が、編集方針があり、有給のジャーナリストを雇って事実確認のできる組織からのものではなくなることを意味するという点を訴えていく」と述べた。』ということは、よく分かる…。

 ※ 世の中、「無料のもの」「コストがかからないもの」なんか、どこにも無い…。

 ※ ネットを見れば、溢れている「ニュース記事」も、どこかの「ニュースの配信会社」がその記事を書いた記者を雇って、お金をかけて「配信」しているわけだ…。

 ※ どうも、「シェアする」という行為が、キーポイントのようだ…。

『米フェイブックは17日、オーストラリアの報道機関のニュースを利用者が共有することを停止すると発表した。大手IT(情報技術)企業にネット上で表示する記事について報道機関への料金支払いを事実上、義務づけるオーストラリア政府の法案に対抗した。世界各国でサービスを提供するフェイスブックが、ニュース発行者に対してこれほど広範囲の制限を課すのは異例のことだ。

フェイスブックが豪メディアのニュースを削除すると…

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フェイスブックが豪メディアのニュースを削除するという過激な動きを取る一方で、米グーグルは、ニュース使用料に関して「メディア王」ルパート・マードック氏が会長を務める米メディア大手ニューズ・コーポレーションとグローバルな契約を結び、長らく対立関係にあった両社は和解に向かった。

ニュースメディア業界は、豪政府が進める厳しい法規制の動きが、グーグルやフェイスブックとの取引条件の世界規模のリセットにつながることを期待していた。この2社の対称的な姿勢は業界にとって分水嶺となる。

グーグルとフェイスブックがこのような行動を取った17日、マードック帝国のお膝元である豪州では、大手デジタルプラットフォーム企業にニュース記事への使用料支払いを事実上、義務付ける法案の審議が開始された。

シドニーの店頭に並ぶ豪州の新聞各紙=ロイター
フェイスブックの豪・ニュージーランド(NZ)法人社長、ウィル・イーストン氏は、豪法案が(デジタルプラットフォーム大手)とニュース発行元との関係を「根本的に誤解している」として、ニュース共有の制限を「残念ながら」実施すると表明した。法案については、「無断使用せず、使用を求めてもいないコンテンツに関して、フェイスブックを罰しようとしている」と批判した。

世界の利用者に影響
フェイスブックの(今回の)動きは、世界中の利用者に影響を及ぼす。フェイスブックの規定では、豪メディアのニュースはプラットフォーム上、どこの国に住んでいるかに関係なく、すべての利用者にブロックされるからだ。

グーグルはこれまで、豪法案の規定条項は「実行不可能」だとして、(制定されれば)同国のネット検索市場から撤退する可能性があると警告してきた。だが、その一方で、法の適用による打撃を緩和するため、複数の豪ニュースメディアと早期の取引を模索していた。

豪政府は、フェイスブックと協議を続ける一方で、法案の成立を押し進める方針だ。豪政府はまた、同国でフェイスブックのプラットフォームからニュースをブロックすることは、利用者の信用を損なう可能性があると警告した。

フレッチャー豪通信相は「フェイスブックのスタンスは、フェイスブック上で利用者が閲覧する情報が、編集方針があり、有給のジャーナリストを雇って事実確認のできる組織からのものではなくなることを意味するという点を訴えていく」と述べた。

FB情報の信頼度に関わる
「今すでに、フェイスブックでシェアされる情報の信ぴょう性を疑問視する声が出ている。フェイスブックは。同社のプラットフォームが豪州でどう扱われ、どう見られるか、を考えるべきだ」

グーグルとニューズが17日に発表した契約の範囲は豪州にとどまらない。マードック氏傘下の米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」や「ニューヨーク・ポスト」、また英紙「タイムズ」や「ザ・サン」も含まれる。複数の国をまたいでグーグルと単一の契約を締結したニュース発行者は他にない。

ニューズのロバート・トムソン最高経営責任者(C E O)は、プラットフォームにニュースコンテンツ使用料の支払いを求める取り組みは「10年以上前から」同社が「強く主張」してきたことだという。

そして「ニューズ社だけではなく、すべてのメディアにとって取引条件が変わりつつあることは喜ばしいことだ」と語り、こう続けた。「長年、我々はハイテク企業相手に(風車と戦うドン・キホーテのように)無駄な戦いをしているとたたかれてきた。徒手空拳の孤独な戦いがムーブメントになった。ジャーナリズムと社会、双方が高められる」

しかし、今回の契約で主に恩恵を受けるのはニューズ社であり、報道業界ではないという見方もある。ニューズ以外のメディアは、マードック氏のように豪で広範に報道事業を展開することで得られる交渉力を持ち合わせていないからだ。

「これまで、プラットフォームから権限を奪おうとする試みは、おしなべて権限を強化する結果に終わっている」と米ニューヨーク市立大学のジャーナリズム専門の教授、ジェフ・ジャービス氏は指摘する。「どの報道機関が対価の支払いを受けるべきか、受けるべきでないかを決めるのはグーグルだ。伝統ある大手プレーヤーが、(ニュースを)現金化できる政治力を握っている」

ニューズとグーグルとの今回の契約期間は3年。ニューズ傘下にある(米英豪の)報道機関は、グーグルのニュースサービス「ニュース・ショーケース」に掲載する情報を提供し、使用料を受け取る。また、両社は共同でサブスクリプション(定期購読)の仕組みを開発し、グーグルの技術で得た広告収入をシェアするほか、音声や動画のプロジェクトでも協力する。

ニューズとグーグルの契約取引の金額は明らかにされていない。ニューズのトムソンC E Oは今月、グーグルとの合意は「当社の財務に恩恵をもたらす」とし「重要な影響がある」と説明している。

グーグルは昨年、ニュースコンテンツの購入費として3年間で10億ドル(約1050億円)を支払うことを約束した。すでに約12ヵ国のニュース発行者と契約を取り交わしている。しかし、豪州でグーグルとの交渉に携わる複数の関係者によると、現在交渉中の契約金の金額は豪州以外の国で合意された額の「数倍の規模」という。

F Tは記事使用契約に関してグーグルとフェイズブックと合意に達している。

メディアと大手ITの力関係をリセット?

実質的にニュース使用料の支払いを義務づける豪法案の成立にむけた動きは、規制強化がニュース発行者とデジタルプラットフォームを提供するネット企業との間の力関係のリセットにつながる可能性があるとして欧米でも注目を集めている。

一方で、フェイスブックが一部のニュースサービスの共有を停止したことは、各国の規制当局がニュース市場に法的に介入することの効果と限界を評定する上で、重要な要素となるだろう。

法案で特筆すべき条項として、ニュース使用料について発行者とプラットフォーム企業が商業的な契約を結べなかった場合は、特定のプラットフォーム側が発行者に支払う額について拘束力のある決定を下す仲裁システムがある。

豪におけるフェイスブックのニュース制限と、グーグルが急いだニュース発行者との合意が、規制法案とその制定に今後どう影響するかは不透明だ。グーグルは17日、豪最大の新聞発行企業であるニューズとの契約に合意したほか、同国の別の大手メディアグループ、ナイン・エンターテインメントとも、記事使用料支払いに関して基本合意に達した。

新聞社や雑誌社が加盟する欧州出版社評議会(EPC)でエグゼクティブディレクターを務めるアンジェラ・ミルズ・ウェイド氏は、世界にまたがる(今回の)グーグルとニューズの契約は「報道メディアのコンテンツがグーグルにとってどれほど価値があるかを証明した」と語った。

By Alex Barker, Jamie Smyth, Richard Watersand Hannah Murphy

(2021年2月18日付 英フィナンシャル・タイムズ電子版 https://www.ft.com/

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