※ おととし(2018年)が、「10周年」だった…。
※ そしてまた、2020年に「コロナショック」だ…。大体、10年間隔くらいで、「危機」はやって来るようだな…。
※ オレも、10周年に当たって、投稿を3本上げた…。
リーマン・ショックからもう10年か…
https://http476386114.com/2018/09/02/%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%82%af%e3%81%8b%e3%82%89%e3%82%82%e3%81%86%ef%bc%91%ef%bc%90%e5%b9%b4%e3%81%8b/
リーマン・ショックからもう10年か… (その2)
https://http476386114.com/2018/09/03/%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%82%af%e3%81%8b%e3%82%89%e3%82%82%e3%81%86%ef%bc%91%ef%bc%90%e5%b9%b4%e3%81%8b-%e3%80%80%ef%bc%88%e3%81%9d%e3%81%ae/
リーマン・ショックの時、中国は世界を救った?
https://http476386114.com/2018/09/05/%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%82%af%e3%81%ae%e6%99%82%e3%80%81%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%81%af%e4%b8%96%e7%95%8c%e3%82%92%e6%95%91%e3%81%a3%e3%81%9f%ef%bc%9f/
※ もう一度、ざっとおさらいしておこう…。
※『大体、こういう金融危機が生じた時は、資産価格の下落(まず、株。徐々に、土地やマンションなどの不動産価格に波及する)→ 企業業績の悪化 → 雇用の悪化 → 消費の悪化…という順番で悪化していくモンなんだよ。
そして、それぞれの価格の低迷が長く続くのが特徴だ。』
※ まず、株価が暴落する…。日経平均は、8000円を割り込んで、7000円台まで落ちた…。
※ 地価もバブル崩壊で、46.3万円まで低下し、やっと56.1万円まで回復していたのが、再び46.3万円まで落ちた…。不動産を担保に、銀行から資金を借りている例が多いから、金融機関から「追加担保」を求められることになる…。それで、「融資延長」をしてもらうために、「カネの掻き集め(金策)」に走り回ることになる…。金融機関側は、「口座預金」残高として、「預金口座にプール」してあるものを担保として押さえることになるからな…。
※ マンション着工数の推移だ…。マンションなんか建てたって、買う人なんかいないから、着工しようなんて企業はいなくなる…。それがまた、建設業界の不況につながって行く…。
※ 企業の業績は、損益率-50%くらいまで、下落した…。利益が、以前の2分の1になるわけで、とても従業員を抱えていられないので、「人減らし(早期退職の募集)」「新卒採用の停止」に走ることになる…。
※ 特に、こういう金融危機は、中小企業を直撃する…。たちまちのうちに、資金繰りが苦しくなり、最悪「倒産」ということになる…。そうすれば、また、失業する人が溢れることになる…。
※ 有効求人倍率の推移だ…。バブル末期に0.92あったのが、バブル崩壊で既に0.76くらいまでに落ちていた…。そこを直撃し、0.38くらいまで落ちた…。「雇い止め」「派遣切り」なんて話しが、巷に溢れ、職と住居を失った人が、右往左往することになる…。そういう状態が、2年、3年と続くことになる…。
※ そういうことで、「最高のセーフティーネット」は、「好調な経済を維持すること」なんだよ…。
※ 個人消費の推移だ…。300兆円近くあったのが、280兆円くらいになっている…。20兆円も、消費が喪失した計算だ…。企業の売り上げも、それだけ減少した計算だから、そりゃあ「不景気」にもなるわな…。
『こうなってくると、経済活動の三主体-国・企業・個人が全滅になるから、手の施しようが無くなる…。
各企業は、生き残りをかけて「人減らし」に走るから、契約社員なんかバンバン雇い止めすることになる。契約を更新してもらえなかった人が、3時間くらいもテクテク歩いて、「正月テント村」の無料の炊き出しに群がった…なんて、覚えていないか?』
『だから、金融危機が生じた時は、傷口が広がらないうちに政策を総動員して、事態の沈静化を図るのがベストの対策なんだよ。
リーマン・ショックの時も、EUではECB(ユーロの発行主体)が、アメリカではFRB(ドルの発行主体)が中心になって、強力な金融緩和を行って、事態の沈静化を図ったんだよ。
これは、両者ともに、日本の「バブル崩壊」の時の事例を、充分に検討・研究済みだったから、という話しだ。
日本では、金融機関はそれほど傷を受けなかったと言われている。その理由は、各金融機関がバブル崩壊後の公的資金注入なんかの影響で、金融庁(2000年に成立だ)が各金融機関を指導・監督中だったから…、と言われている。「サブ・プライムローンとか、怪しげな金融商品などは、購入していませんね?」「はい、購入してございません…。」という話しだ…。』
※ 資源価格の代表である原油価格は、当然低迷する…。資源国経済は、低迷する…。それがまた、資源国への輸出を減少させるから、生産・輸出を担っている国の経済も、低迷する…。
※ 不思議なのは、「為替」だ…。リーマンショック、3.11と大波に襲われたのに、それほど「円安」には、なっていない…。「1ドル200円くらいにも、なるだろう…。」と言っている人もいたくらいなんだが…。それだけ、「日本国に対する信頼」が強固なのか、それとも、オレらが知らない「とてつもない、隠し資産または資源を保有している」のか…。ちょっと、分からんな…。