イエレン氏「中国の不公正慣行に対抗」 格差是正に意欲

イエレン氏「中国の不公正慣行に対抗」 格差是正に意欲
増税は「長期的に検討」 米上院の財務長官指名公聴会
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN190CP0Z10C21A1000000

『【ワシントン=河浪武史】バイデン米次期大統領が財務長官に指名したイエレン前米連邦準備理事会(FRB)議長は19日の上院委公聴会で「中国の不公正慣行は脅威であり、あらゆる手段で対抗する」と厳しい対中姿勢を示した。富裕層と労働層の格差是正に取り組む構えもみせたが、当面は経済回復に力を入れ、増税は「長期的に検討する」と述べた。

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イエレン氏は上院財政委員会での指名承認公聴会に臨んだ。財務長官人事は上院の承認が必要になるが、超党派の賛成多数で通過する見通しだ。イエレン氏は財務長官として初の女性登用となる。

市場はイエレン氏の基軸通貨ドルへの姿勢を注視する。同氏は公聴会で「米国は競争的な通貨切り下げを志向しない」と述べ、トランプ大統領が繰り出したドル安誘導とは距離を置いた。「為替レートは市場が決めるものだ」と主張し、貿易相手国に対しても「通貨安誘導は決して容認できるものではない」とけん制した。

公聴会では中国政策も取り上げた。イエレン氏は「中国は米国にとって最も重要な競争相手だ」と指摘した。その上で「不当廉売や貿易障壁、不平等な補助金、知的財産権の侵害、技術移転の強要など、中国の不公正な慣行は米企業の力をそいでいる」と厳しく指弾。「政権横断で、あらゆる手段を講じて対抗する」と強調した。

同氏はFRB議長として繰り返し議会証言に臨んだ経験はあるが、これまで対中政策に深く言及したことはなかった。トランプ政権は制裁関税などで厳しい対中政策を敷いたが、バイデン次期政権は気候温暖化対策などで中国との協力も模索する。米議会は人権問題も絡んで対中強硬姿勢を一段と強めており、イエレン氏も厳しい発言で同調した。

経済格差の是正にも言及した。「富裕層が資産を蓄積する一方で、労働者層の家計は一段と悪化した」と指摘。「税逃れ」も指摘される企業と富裕層に対して「公平に税を負担することが重要だ」と主張した。

トランプ政権で実行した連邦法人税率の引き下げや個人所得税の減税も「一部は元に戻すべきだ」と指摘し、20日に就任するバイデン次期大統領が主張する増税路線に同調した。ただ「目先は財政出動による経済回復に注力し、増税は長期的に検討していく」と述べた。

イエレン氏は「歴史的な低金利環境にあり、短期的には財政面の余裕はある」とも強調した。将来的な金利上昇による財政リスクを和らげるため、50年債など超長期債の発行を検討する考えも表明した。

バイデン次期政権は1.9兆ドルの追加財政出動案を表明し、インフラ投資など成長戦略も検討する。バイデン氏は、家計に1人最大1400ドルの現金給付案などを提示。イエレン氏も新型コロナウイルス危機からの早期脱却へ「大きな行動が必要になる」と主張し、議会に迅速な財政出動を求めた。

イエレン氏は2014年から4年間、女性として初めてFRB議長を務めた。同氏は労働政策を専門とする経済学者で、バイデン氏はコロナ危機下の雇用立て直しをイエレン氏に求める。

米政権移行最新情報

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小平龍四郎のアバター
小平龍四郎
日本経済新聞社 編集委員
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貴重な体験談 1年半ほど前に香港でイエレン氏の公演を聞き、歩きながら囲みで話を聞いたことがあります。現下の米国の経済や金融の課題は何かという問いに対して、「グリーン(環境)問題への立ち遅れ」と指摘していました。この問題に関しては、トランプ政権下の4年で米国は「巨大な孤児」になった感があります。逆に中国はEUとの距離を着実に詰めています。
記事では超長期債発行への言及があります。米国政府がグリーンボンドを発行するなどして、この分野のリーダーになることを期待します。
2021年1月20日 12:58 (2021年1月20日 13:28更新)
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高井宏章
日本経済新聞社 編集委員
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ひとこと解説 当面はコロナ対応が優先されるものの、将来の課題に挙げた法人・富裕層への増税にイエレン氏がどう取り組むかに注目します。格差是正という米国の内政問題にとどまらず、世界的な法人税率引き下げ競争の転機になる可能性があるからです。
「コロナ後」の経済を見通す中長期の重要テーマであり、企業の税負担は株式市場のバリュエーション(投資価値の評価)の変化にも直結します。
2021年1月20日 13:21いいね
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滝田洋一
日本経済新聞社 編集委員
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分析・考察 対中強硬姿勢も何も、数日前の記事を見れば、ちっともおかしなことはありません。1年前の1月15日に米中は貿易合意を結び、中国が米国から2000億㌦の輸入を増やすと約束しておきながら、11月までに目標達成に必要な水準の56%にとどまる(日経 2021年1月15日)というのですから。
「中国は約束を守っていない。第1段階合意は大失敗だ」。バイデン氏そう批判するのですが、ならば自身の政権でどう達成するのか。貿易不均衡の是正を実現できなければ、その批判はブーメランのように自分自身に跳ね返る。さすればイエレン氏は対中強硬色を打ち出さざるを得ない。為替市場がドル安・元高に動くのは自然でしょう。
2021年1月20日 12:44 (2021年1月20日 13:09更新)
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梶原誠
日本経済新聞社 本社コメンテーター
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ひとこと解説 「米国は競争的な通貨切り下げを志向しない」。それでもドル安への誘惑はあると市場は疑っているようです。ドルは選挙後も円やユーロに対して安くなっており、対円では昨年6月の1㌦=109円台から今年は102円台まで円高・ドル安になりました。その分米国の企業業績を押し上げ、外国企業には逆風です。最近の米長期金利上昇で「適正レートは107円」との分析も今朝方聞きましたが、イエレン発言にも反応せず今は103円台にとどまっています。
2021年1月20日 11:27いいね
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中国共産党を救った鄧小平氏の旅 北京ダイアリー

中国共産党を救った鄧小平氏の旅 北京ダイアリー
中国総局長 高橋哲史
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM181XI0Y1A110C2000000

『かつて皇帝の住まいだった故宮に隣接する景山公園の北側には、胡同(フートン)と呼ばれる古い街並みが広がる。1992年1月17日、その入り組んだ狭い路地の先に建つひときわ目立つ邸宅から、1台の車が警察車両に先導されて出発した。

乗っていたのは当時87歳の鄧小平氏だ。中国誌の「南風窓」によると、車列はまず南に下り、天安門の前を東西に走る長安街を左に曲がった。

すぐに北京飯店が目に入る。鄧氏は84年5月、…

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・鄧氏は84年5月、この北京を代表する西洋風ホテルの題字を揮毫(きごう)した。改革開放が軌道に乗り、鄧氏の権威が絶頂にあったころだ。車列は鄧氏が書いた「北京飯店」の文字を横目に見ながら、北京駅へと向かった。

・鄧氏と家族を乗せた特別列車が出発したのは、一行が到着してすぐだ。翌朝、列車は湖北省武漢の武昌駅に着いた。「改革開放をやめれば、死への道があるのみだ」。鄧氏はプラットホームに降りるなり、出迎えた地元の幹部らに息巻いた。中国共産党の歴史を変えた「南巡講話」の始まりである。

・学生らの民主化運動を軍が鎮圧した89年6月の天安門事件をきっかけに、鄧氏が78年に始めた改革開放は厳しい批判にさらされていた。計画経済への回帰を訴える保守派が、猛烈な巻き返しに出たのだ。

・このままでは改革開放が頓挫する――。危機感を覚えた鄧氏が、市場経済化の大号令をかけるために打って出たのが南巡講話だった。「ゆっくりと進むのは止まっているのに等しい。いや、むしろ後退だ」。広東省の深圳や珠海で改革開放の加速を訴えて回った鄧氏の旅は、92年2月21日まで1カ月に及んだ。

・圧倒的なカリスマだった鄧氏の指示にはだれも逆らえない。中国共産党は92年秋の党大会で「社会主義市場経済」を採択した。市場経済への全面的な移行だ。

・これを機に、天安門事件で低迷していた中国経済は一気に息を吹き返す。年平均10%を超す高成長の軌道に戻り、2001年には世界貿易機関(WTO)への加盟を実現した。

・鄧氏が南巡講話に踏み出していなければ、歴史は別の道をたどっていただろう。経済が破綻し、共産党の統治は終わりを迎えていたかもしれない。鄧氏は改革開放で文化大革命がもたらした混乱を収めたのに続き、南巡講話で中国共産党を崩壊の危機から救った。

・強大になった中国はいまや、超大国の米国を追い抜き、追い越そうとしている。

・南巡講話の開始からちょうど29年たった18日、国家統計局が発表した20年の国内総生産(GDP)は実質で前年比2.3%増だった。世界経済がコロナ危機の泥沼から抜け出せないなか、中国経済だけがいち早くプラス成長を実現し、正常化への歩みを速める。

・習近平(シー・ジンピン)総書記(国家主席)を頂点とする中国共産党の統治は盤石にみえる。人びとの暮らしは鄧氏の時代と比べものにならないほど豊かになった。

・しかし、言論統制がどんどん強まり、政治的な自由は改革開放の初期よりはるかに狭くなった。これが鄧氏の思い描いた中国の姿だろうか。疑問符は消えない。

高橋哲史が執筆するニューズレターを隔週で配信しています。ワシントン支局長の菅野幹雄と「往復書簡」の形で、米中の「今」と「これから」を考えます。登録はこちら。
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高橋哲史 (たかはし・てつし)
1993年日本経済新聞社入社。返還直前の香港での2年間の駐在を含め、中華圏での取材は10年に及ぶ。2017年から2度目の北京駐在で、現在は中国総局長として変わりゆく中国の姿の取材を続けている。

米、華為納入免許取り消し ロイター報道 キオクシアも

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM181LN0Y1A110C2000000

『トランプ米政権が中国通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)の一部サプライヤーに対して同社に部材を販売する免許の取り消しを通知したことが18日、分かった。ロイター通信が複数の関係者の話として伝えた。トランプ大統領は任期の終わりが近づくなか、中国に対する締め付けを強化している。

ロイター通信によると、8つの免許が4社から剝奪された。免許を取り消されたサプライヤーには米インテルが含まれており、日本でも半導体メモリー大手のキオクシア(旧東芝メモリ)が少なくとも1つのライセンスを取り消されたという。

米商務省はファーウェイ向け輸出ライセンス申請の多くについて拒否する意向を示しているという。同省は2019年5月にファーウェイを安全保障上問題のある企業を並べた「エンティティー・リスト」に追加。米国製の部材やソフトウエアの輸出を事実上禁じ、ファーウェイがスマートフォンに米グーグルのソフトを使えなくなるなど影響が出た。

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米、香港民主派逮捕で制裁 中国共産党幹部ら6人

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『【ワシントン=共同】ポンペオ米国務長官は15日、香港の民主派ら50人以上が香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で一斉に逮捕された事件を受け、中国共産党幹部や香港当局者ら6人を制裁対象に指定したと発表した。米国内の資産が凍結される。

ポンペオ氏は声明で、一斉逮捕を「香港の自由と民主手続きが中国によって根本的に損なわれている顕著な例だ」と非難。「責任を負わせるために全ての手段を引き続き使う」と強調した。

制裁対象となったのは、中国共産党で香港を担当する中央香港マカオ工作指導グループのメンバー、尤権統一戦線工作部長、国安法に基づいて香港に設置された出先機関「国家安全維持公署」の孫青野副署長のほか、中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会で唯一の香港選出委員の譚耀宗氏。他に香港警察当局の3人も対象となっている。

香港当局は6日、民主派50人以上を逮捕した。逮捕者に米国人弁護士も含まれていたとされ、ポンペオ氏は逮捕に関与した個人や組織に対し、制裁や規制措置を検討する考えを表明していた。

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[FT]台湾 輸入解禁の米国産豚肉に消費者が拒絶反応

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM154PT0V10C21A1000000

『台湾の消費者が輸入豚肉を敬遠している。その影響で地元産の価格が上昇し、域内の豚肉市場自由化が米国の生産者に新たな機会をもたらすという期待はくじかれた。

台湾は成長促進剤「ラクトパミン」が残留した米国産豚肉の輸入を2021年1月1日付で解禁した。台湾当局は、この決定が2国間貿易協定に向けた米政府内の支持を確立すると期待している。一方で米国は、地場の生産者に偏る市場への参入拡大を見据えている。…

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・一方で米国は、地場の生産者に偏る市場への参入拡大を見据えている。

世界4位の1人当たり豚肉消費量

・台湾は世界有数の豚肉消費で知られ、19年は年間の1人当たり消費量が40キログラム超と4位にランクインした。台湾人にとって豚肉は主なたんぱく源となっている。

・ただ、蔡英文(ツァイ・インウェン)総統が自由化を発表して以来、米国からの豚肉輸入は急減しており、今では他国からの輸入豚肉需要にも打撃が及んでいる。

・米農務省のデータによると、台湾向けの米国産豚肉の輸出成約高は、蔡総統の発表の前週にあたる20年8月20日の週に4337トンと過去最高水準に達した後、急激に減少している。

・米国産豚肉はドル安で輸出競争力が高まっているものの、台湾向けは減少し、ここ数年の水準を下回っている。入手可能な最新のデータによれば、クリスマスと新年の間の週はわずか371トンにとどまった。

・台湾の野党が市場改革に反対しているうえ、当局が食の安全は守ると約束したことが引き金となり、地元産以外の豚肉は有害なのではないかという消費者の不安が高まったと観測筋はみている。

・12月は150社を超える台湾の豚肉輸入業者が、米国産豚肉は輸入しないとする誓約書に署名した。一部の小売業者はすべての輸入豚肉の仕入れを縮小している。

「信頼できるのは地元産」との声

・台湾のスーパーマーケット大手、全聯福利中心(PXマート)のある幹部は、「人々が求めているのは新鮮な地元の食肉、信頼できる供給元からの豚肉だ」と語った。「有害な米国産豚肉を売っている店だとフェイスブックに投稿されたくないので、台湾産豚肉の仕入れを増やしている」という。

・結果として地元産の豚肉が割高になっている。台湾の農業委員会(農水省)によると、輸入自由化が実施されてから、平均卸売価格は1キログラムあたり73.54台湾ドル(約273円)と、1月としては17年以来の高値を記録した。

・多くの飲食店が1日から値上げに踏み切っている。台北で小さな飲食店を営むヤオ・チェウェンさんは、揚げた骨付き肉をのせた排骨(パーコー)麺の価格を10台湾ドル引き上げて130台湾ドルとした。「使用する台湾産の豚肉が今は値上がりしている」という。「ラクトパミン入りの豚肉など誰もいらない」

・台湾の最大野党・国民党は、市民の健康を危険にさらす市場開放は悪だとして、国会にあたる立法院の議場で豚の内臓を投げ付ける抗議手段にさえ打って出た。

・当局は、小学校の給食に台湾産の豚肉のみ使用するよう規制するなど、弱い立場にある人々がラクトパミンにさらされることはないと約束している。また、地場の豚肉生産者を対象とした補助金制度も立ち上げている。

・蔡総統は新年の談話の中で、台湾は貿易に依存して生き延びているため、ラクトパミンを使った豚肉の輸入は許可せざるを得なかったとして市民に理解を呼びかけた。

By Kathrin Hille

(2021年1月10日付 英フィナンシャル・タイムズ電子版 https://www.ft.com/)

(c) The Financial Times Limited 2021. All Rights Reserved. The Nikkei Inc. is solely responsible for providing this translated content and The Financial Times Limited does not accept any liability for the accuracy or quality of the translation.

英フィナンシャル・タイムズ(FT)と日経新聞の記者が、アジアのテクノロジー業界の「いま」を読み解くニュースレター「#techAsia」の日本語版をお届けします。配信は原則、毎週金曜。登録はこちら。
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[英文]トルコ、中国ワクチン調達 野党は批判

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGV155X20V10C21A1000000

『トルコ政府は14日から中国製薬大手の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製の新型コロナウイルスワクチンの接種を始めた。同ワクチンの輸入を巡っては昨年から数回にわたって遅延され、昨年末にようやく輸入が実現。同じタイミングでトルコ議会では今月下旬に開く国会で中国との間での犯罪…

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 ※ Google翻訳文。

・しかし、ワクチンの注文が遅れた後に遅れに直面した後、一部の人々は、国がウイグルのディアスポラに影響を与える可能性のある中国政府と署名した引き渡し条約を批准するために足を引っ張って罰せられているかどうか疑問に思い始めました。

・トルコ保健省の医薬品規制当局は水曜日、シノヴァツバイオテックのワクチンに緊急使用許可を与えたと述べた。大量予防接種は、高齢者や医療従事者から始まる木曜日に始まりました。

・トルコはシノヴァツバイオテックのワクチン5,000万回の契約を結び、2月末までに到着する予定です。それはこれまでに受け取っています 300 万用量その最初のバッチとして, しかし、唯一の約 3 週間の合計 3 つの遅延後.ファーレッティン・コカ保健相は、より多くの要求がシノヴァツによって却下されたと述べた。

・12月の最初のバッチの遅れは、トルコのメブリュト・カヴソグル外相と彼の中国のカウンターパート、王毅との間の電話を促しました。ワクチンの最初のバッチがトルコに送られる予定の数日前の月末までに、中国政府は予想外にトルコとの引き渡し条約を批准したと発表した。

・トルコは2017年、レジェップ・タイップ・エルドアン大統領が一帯一路イニシアチブフォーラムに出席するために北京を訪問し、中国と引き渡し条約に署名した。中国はウイグル問題に関してトルコに協力を求めていたが、トルコが中国からの投資を勧誘する条約に署名したと考えられている。条約は2019年に議会に送られ、批准を待っている。

・先月の動きは、中国が条約の批准にトルコに圧力をかけるためにワクチンを差し控えているかどうか疑問をトルコの野党のメンバーに促した。共和党人民党の野党イルディリム・カヤは、「中国が引き渡し条約の批准をトルコに圧力をかけるためにワクチンの出荷を延期しているという主張は真実なのか」と政府に疑問を呈した。野党政治家は、1月26日に議会が再召集される際に批准を押し戻すことを誓った。

・ウイグル人の政治団体は、トルコに住むトルコ人イスラム教徒の約5万人のウイグル人がいると推定しており、その一部は市民権を得ている。条約の批准は、迫害されている中国に送り返される可能性に直面しているため、トルコの市民権をまだ受けていないウイグル人にとって大きな懸念の原因となるだろう。

・イスタンブール大学トルコ研究所のオメル・クル准教授によると、トルコには最大のウイグル・ディアスポラが住んでいる。彼は、トルコのウイグル人も最も政治的、声高に活発であり、45以上の協会と財団がウイグル人の原因に焦点を当てていると言いました。

・中国は、同国西部の新疆自治区の広大な労働収容所に約100万人のウイグル人やその他のイスラム教徒の少数民族を投獄したとの報道をめぐって国際的な批判に直面している。中国は投獄の非難を否定し、国内のテロと分離主義と戦っていると主張している。

・12月末の記者会見で、カヴソグルは条約の批准は「日常的」に過ぎないと述べ、ウイグル人が中国に強制送還されるとの主張を強く否定した。「中国はそのような要求を持っていたが、我々はそのような措置を講じていない」と彼は言った。「ワクチンと東トルキスタンやウイグルトルコ人は全く関係がない」と付け加えた。

・ウイグル人やトルコ人の多くは新疆を「東トルキスタン」と呼んでいます。

・トルコの議会筋は、条約は議会の優先事項が低いと述べたが、「1月26日に総会が再召集されたときに政治がどのように進化するかも分からない」と認めた。

・刑法を専門とするアティリム大学法学部のティムシン・コプルル准教授は、現地の規制はウイグル人に何らかの保護を提供すると述べた。

・「たとえ引き渡し条約が批准されたとしても、そのような要求がトルコの裁判所で異議を申し立まれるので、トルコがウイグル人を中国に引き渡す可能性は低い」と彼は言った。彼はまた、トルコは欧州人権裁判所の署名者であり、過去にはウイグル人の強制送還を認めないことを決定したと指摘した。

・ドイツに拠点を置く世界ウイグル会議のエルキン・エクレム副会長は、中国の目的は「中国の東トルキスタンの人々に、たとえ逃げ出してもトルコから連れ戻すことができるというメッセージを伝える」ことだと語った。

・彼は、中国はすでにこの条約でウイグル人に心理的圧力をかけることによって勝ったが、グループは批准プロセスを止めるためにアンカラにロビー活動をしていると言いました。エルキンは、トルコはドルクン・イサ大統領を含む世界ウイグル議会の一部の高級メンバーの入国を禁止することによって、中国に敵対しないようにしようとしていると言いました。

・政府はまた、国内の平和を維持することに熱心です。同国は、ウイグル人に同情的な宗教的に保守的で民族的にトルコの民族主義的政党の同盟によって支配されている。

・トルコアジア太平洋研究センター所長のセルチュク・コラコグル教授は、ウイグル人の窮状は批准を「売り切れ」と見なす有権者と強く共鳴し、政治家にとってさらに難しい決断だと語った。

・しかし、コラコグルは、カヴソグル外相の最新の発言と中国の条約批准は、トルコが進まなければならないという双方の暗黙の了解を示唆していると述べた。

・「与党連合は現在、議会、社会、米国や欧州連合(EU)の可能な反応のレベルを測ろうとしている。「議会は数ヶ月間批准を行うかもしれない」とコラコグルは言った。しかし、書き込みはすでに壁にあるかもしれません。

米、南シナ海の軍事拠点化巡り対中制裁

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『【ワシントン=共同】ポンペオ米国務長官は14日、中国による南シナ海での軍事拠点化を巡り、埋め立てや人工島の造成などに関与した中国国有企業の幹部や中国共産党、同国海軍の当局者らの査証(ビザ)発給を規制する新たな制裁措置を発表した。

ポンペオ氏は声明で「中国政府が南シナ海での威圧的な行動をやめるまで、米国は行動し続ける」と強調した。米政権交代を前に対中圧力を強めておく狙いがあるとみられる。

国務省は制裁対象者の氏名や規模を明らかにしていない。対象者の家族のビザ発給も制限される可能性があるとしている。米政府は昨年8月にも南シナ海を巡り関係者らに同様の措置を取っている。

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米、中国スマホ小米を投資禁止対象に 石油大手は禁輸

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『【ワシントン=鳳山太成】トランプ米政権は14日、スマートフォン世界3位の中国メーカー、小米(シャオミ)を中国人民解放軍と関係が深い企業のリストに追加すると発表した。米国人による株式投資の禁止対象となる。中国の国有石油大手には禁輸措置を課す。政権交代直前に対中圧力を強めた。

国防総省が「米国で活動する共産主義中国の軍事企業」のリストに小米のほか、航空機メーカーの中国商用飛機(COMAC)など9社を追加した。米国人はリストに掲載された企業の新たな株式購入が禁じられ、持ち分も売却する必要がある。

米メディアは、米政権がアリババ集団や騰訊控股(テンセント)のリスト追加を検討していると伝えていたが、今回の追加企業には含まれなかった。

商務省は14日、安全保障上の問題がある企業を並べた「エンティティー・リスト(EL)」に中国の国有石油大手、中国海洋石油(CNOOC)を追加すると発表した。原油など特定製品を除き同社への輸出が事実上禁じられる。中国が進める南シナ海の軍事拠点化に同社が関わっていると批判した。

トランプ政権は政権交代前に対中規制を相次いで発動し、バイデン次期政権にも圧力を続けるよう迫っている。2020年12月には、中国の半導体受託生産大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)を軍事企業リストやELに相次いで追加した。

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米国のインド太平洋調整官新設「歓迎したい」 茂木外相

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『茂木敏充外相は15日の記者会見で、米国のバイデン次期大統領がホワイトハウスに「インド太平洋調整官」を新設するのを「歓迎したい」と述べた。「インド太平洋地域を重視する次期政権の姿勢の表れ」と評価した。

調整官に就くカート・キャ…

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・調整官に就くカート・キャンベル氏はオバマ政権時代に東アジア・太平洋担当の国務次官補を務めた。茂木氏は次期政権の顔ぶれについて「これまで政権内で具体的に仕事をしてきた方が多い。キャンベル氏を含めて関係が深い方々が含まれている」との見解を示した。

香港、個人情報掲載サイトを遮断 国安法適用で初

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『【香港=時事】香港のインターネット接続業者「香港寛頻」は現地メディアの取材に対し、国家安全維持法(国安法)に基づき、民主派が警察官らの個人情報を大量に掲載した情報サイトへの接続を遮断したと明らかにした。国安法を適用してネット規制が行われるのは初めてで、警察当局からの指示があったとみられる。

規制対象となったのは「香港編年史」というサイト。サイト側によると、8日時点で警察官1587人、親中派988人の情報が載っていた。

サイトは親中派らの顔写真や氏名、略歴、住所、電話番号などを掲載。本人だけでなく家族の写真や子どもの通学先が載っている人もいる。また「良い店と悪い店」と銘打ち、1万件以上の飲食店や商店について、民主派寄りか親中派寄りかが記されている。

国安法第43条は、警察が「国家の安全に危害を加える犯罪事案」を処理するに当たって、プロバイダーに対して情報の削除を求めることができると定める。民主派やIT業界は「ネット規制の厳しい中国本土と同様になる」と批判している。

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