※ 今日は、ちょっと、「社会」というものについて考えた…。
※ というのは、このコロナ事態に当たって、政府(国家)も様々な「支援策」を打ち出しているが、後で出てくるように、それがどうも「的外れ」なもので、その根底には、未だに「昭和の人生モデル」を基盤に置いていて、その「日本国民観」「日本社会観」が、「日本社会の現実の姿」と大きく乖離しているからではないのか…、という批判の視点を出している論があるからだ…。
※ まず、政府の中小企業の支援策を見てみよう…。
※ 具体的には、「商工中金」なんかから、つなぎ資金の融資をする…という話しのようだ…。(※上記は、財務省のHPから落としてきた)
※ 次は、「信用保証協会」による「信用保証」…。これも、「融資を受ける際に」「担保不足」を補うために、「信用保証」してくれる…、という話しだな…(「信用保証協会と信用保証制度」 https://www.zenshinhoren.or.jp/guarantee-system/ )。
※ これは、別に「支援策」では無く、「民間でも、こういう資金繰りの支援サービスをやっているから、どうぞ利用して下さい。」という話しだ…。早い話しが、「自分で、お金を借りてね。」ということだ…。
※ これは、目玉政策の中小企業・個人事業主(フリーランスを含む)に対する「給付金」支給の支援策だ…。しかし、やはり相当な「制限」が付いている…。「売り上げが50%以上減少」と、言っている…。それを、どうやって証明するのか…。「会計帳簿」を、持って行くのか…。どこの窓口にアクセスすればいいのか…。「税理士」に依頼しないと、いけないのか…。審査にどれくらいの時間がかかるのか…。今、どれくらい混み合っているのか…。
経産省 コロナ対策無利子融資や現金給付で中小企業の相談受付
『上記に関する相談は、以下の窓口まで。
中小企業 金融・給付金相談窓口
受付時間:平日・休日とも午前9時から午後5時まで
電話番号:03-3501-1544(直通)』
https://j-net21.smrj.go.jp/news/tsdlje0000009w4l.html
※ オイオイ、これだけの情報か?全国から支援要請の声は、殺到しているだろうに…。霞が関の「経産省」の電話相談だけで、そういう要請をすべて捌くつもりなのか?
※ 朝日新聞デジタルから落としてきたものだ…。これによると、「4月末ごろ以降」に電子申請できる体制を整備し、5月半ば以降に「口座振り込み」の段取りとなることが予定されているようだ…。「4月末ごろ以降」じゃないと、支援窓口(しかも、予約制)も、準備されないようだ…。
政府、無利子融資など対策続々 資金支援窓口はパンク
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57409130Q0A330C2EA1000/?n_cid=SPTMG002
元本返済、最長5年先延ばし 地銀や信金も無利子融資
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57786040X00C20A4EE9000/?n_cid=SPTMG002
※ 他国との比較の一覧だ…。詳細は不明だが、どうも「手厚さ」と、給付の「スピード」に差があるような気がするな…。
※ 「3月、札幌市」のキャプションが付いているが、どういう窓口なのかまでは、分からない…。どこかの「お役所」の一室のような感じだな…。札幌市役所の一角に、そういう「コーナー」でも設置したものなのか…。まあ、真っ先には、そういう「自治体」が窓口設置をするんだろうから、自治体のサイトにアクセスしてみるのがいいのか…。
※ 各機関の資金繰りの支援の「一覧」だ…。
※ これによれば、「売り上げが20%以上減少した個人事業主(フリーランスを含む)・中小企業」であれば、「国の利子補給により3年間は、実質無利子で融資」が受けられる…、ということで、それだけ聞けば相当「オイシイ話し」に聞こえるな…。
※ しかし、相手が「商工中金」なんで、日頃からお付き合いしている人はともかく、全く縁が無ければ、やはり、相当に「敷居が高い」話しだろう…。飲食店なんかで、「商工中金」と取り引きがある人なんてのは、聞いたことが無い…。やはり、「売り上げ金」を回収してもらっている、「信金さん」とかに相談する…、という話しになるのか…。
※ ということで、徹頭徹尾、「支援策」とは、「資金繰り」を「金融」的な手段で支援する…、という話しのようだ…。要するに、煎じ詰めれば、「カネを貸す段取りをつけるから、それで、なんとか事業をつないで行ってくれ。」という話しだ…。それと、ある程度(5人以上)の人員を雇用している事業主が、対象になっている感じだな…。それから、ちゃんと「会計帳簿」をつけていて、キチンと納税(確定申告)している人が、対象だな…。
※ そういう支援策だと、それ以外の「個人」(フリーランスでも、会計帳簿をつけていないような人、非正規で雇用されているような人)は、こういう「支援策」からは、こぼれてしまう…。
※ 「リーマンショック」の時も、そういう人達に対する「セーフティーネット」が切れてしまって、街頭には、職と住居を失った人が、無料の炊き出しに群がったりした…。そういう風景の、再来にならないといいんだが…。