東京五輪テスト大会入札 組織委側も業者間の談合に関与か

東京五輪テスト大会入札 組織委側も業者間の談合に関与か
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221125/k10013903031000.html

 ※ 贈収賄の刑事事案に続いて、公取事案でも摘発か…。

 ※ 徹底的に、やるつもりのようだな…。

 ※ にわかに「摘発」に乗り出すのは、どういう「力学」によるものなのか、その「背景」を考えた方がいい…。

『東京オリンピック・パラリンピックのテスト大会に関連する業務の入札で受注調整が行われていた疑いがある問題で、入札を発注した大会組織委員会側が、競技ごとに実績のある広告会社などを記した一覧表を作成していたとみられることが関係者への取材で新たに分かりました。

東京地検特捜部と公正取引委員会は組織委員会側も業者間の談合に関与した可能性があるとみて、独占禁止法違反の疑いで実態解明を進めるものとみられます。

東京オリンピック・パラリンピックの各競技のテスト大会に関連する業務の入札をめぐっては、広告大手「電通」など複数の会社が受注調整を行っていた疑いがあり、東京地検特捜部が公正取引委員会と連携して詳しい経緯を調べています。

東京大会の組織委員会はテスト大会の計画立案を委託する業者を選定するため、2018年に26件の入札を総合評価方式で実施しましたが、大会組織委員会側が、競技ごとに実績のある広告会社などを記した一覧表を事前に作成していた疑いがあることが関係者への取材で新たに分かりました。

一連の入札では「電通」など9社と1つの共同企業体が総額5億円余りで落札し、受注した業者は、その後、テスト大会の実施運営や、本大会の運営業務も随意契約の形で請け負っていたということです。

東京地検特捜部と公正取引委員会は、組織委員会側も業者間の談合に関与した可能性があるとみて、独占禁止法違反の疑いで実態解明を進めるものとみられます。』

東京五輪汚職が起きた根源的な要因

東京五輪汚職が起きた根源的な要因
『黒い輪』に見る近代スポーツ大会の病巣

中島章隆 (元毎日新聞運動部長・論説委員)
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/28256

『東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の理事だった高橋浩之氏が受託収賄罪で3度目の起訴をされた。東京地検特捜部は高橋氏の4度目の逮捕に踏み切り、新たに広告会社「ADKホールディングス」の社長ら3人も逮捕し、真相究明が進められている。

 こうして詳らかになりつつある汚職構造に、「汚れた東京五輪」とも言われているが、五輪がカネと利権にまみれてしまったのは、今に始まったことではない。「スポンサー偏重主義」とも言える現代の五輪の構造を変えない限りは問題は解決されない。

 世界的なスポーツの祭典がどのように汚れてしまったのかを歴史的な経緯から紐解いた2021年8月19日に本サイトで掲載した記事を再掲する。

 まさに「異形」のまま東京五輪が幕を閉じた。日本選手が金27個、銀14個、銅17個と過去最多のメダルを獲得するなど活躍は目を見張るものがあったが、新型コロナウイルス感染拡大のため予定を1年延期して開催し、ほとんどの競技会場を無観客とするなど、従来の五輪大会とは様相を異にした17日間だった。

国内では開幕直前まで「中止または再延期」を求める声が高まり、「五輪好き」と思われてきた日本人の分断を印象付けた大会でもあった。

(Mawardibahar/gettyimages)

 日本人の「五輪好き」は、半世紀前の東京大会の経験が影響しているのかもしれない。
戦争で廃墟と化した東京の復興を世界に強くアピールしたのが1964年の東京五輪だった。
平和国家として再出発し、律儀で几帳面、約束を守る日本人の特性が大会運営にも色濃く投影された。閉会式で当時の国際オリンピック委員会(IOC)会長、アベリー・ブランデージ(1887-1975年)は「東京大会の運営に金メダルを贈りたい」と日本を絶賛した。

 終わってみれば、「五輪優等生」として認められた日本。だが、酷暑の中、大会を開催するのは、五輪の最大のスポンサーであるアメリカテレビ局の都合だ。アメリカにおいて夏は、ナショナルフットボールリーグ(NFL)のシーズン開幕や野球の大リーグ(MLB)プレイオフ、プロバスケットボール(NBA)といった人気スポーツイベントがない季節。巨額な放映権料を払う米テレビネットワークNBCテレビ局がより多くの視聴者を獲得しようと、夏を選ぶのだ。

 そうした〝大人の事情〟で開会式や閉会式の時間や、陸上短距離をはじめとする決勝戦を深夜時間帯の午後11時前後の時間に設定している。

NBCは、次回の2024年パリ大会、28年ロサンゼルス大会の放映権を獲得している。さらに、32年のブリスベンが決まる前から獲得していた。

『黒い輪』(1992年、ヴィヴ・シムソン、アンドリュー・ジェニングズ著、光文社)

 こうした「選手ファースト」でも「観客ファースト」でもないオリンピックの病巣を知ることができるのが今回紹介する『黒い輪』(1992年、ヴィヴ・シムソン、アンドリュー・ジェニングズ著、光文社)だ。

 五輪とスポーツ界にまつわる様々な不祥事やスキャンダルを2人の英国人ジャーナリストが掘り起こし、世界中の「五輪神話」を打ち砕いた記念碑的一冊だ。92年のバルセロナ五輪の開幕直前に発表され、「平和の祭典」の美名の陰で暗躍する五輪ビジネスの醜悪な内幕を容赦なく告発した。出版から約30年が過ぎたが、残念ながら同書で指摘された五輪を取り巻く病巣はほとんど残されたままで、今読み返してもその価値は減じていない。

五輪が「儲かる大会」に変貌していく

 「本書は金メダルをめざす選手たちの話ではない。背広に身を包み、自分たちの意のままにスポーツを操る男たちの、隠された世界の話である」(同書10頁)。2人の著者は初めにこう宣言する。

 俎上に載せられたのはIOC会長や理事会メンバー、国際陸連(IAAF、現世界陸連)や国際サッカー連盟(FIFA)のトップに加え、夏冬の五輪招致を目指す各国の責任者やスポーツ関係者、スポーツ用品メーカー、広告代理店など顔ぶれは実に多彩だ。

 告発の最大の標的となったのは1980年から30年間にわたりIOCのトップに君臨したフアン・アントニオ・サマランチ(1920―2010年)だ。純粋なスポーツと平和のシンボルとして考えられてきた五輪を、カネと陰謀が飛び交う大会に生まれ変わることを容認した中心人物である。この告発本も、出身地のバルセロナで開幕する夏季五輪に合わせて出版された。

 サマランチはIOC委員として国際スポーツ界に登場する前、スペインで何をしていたのか。同書はスペインでの経歴を詳述した。

注目されるのはファシスト、独裁者として国際的に批判されたフランコ総統のもとで政治的な出世を果たしてきたことだ。「サマランチはモビミエント(スペインにおけるファシズム団体)の制服である青シャツと白いミリタリージャケットを着こみ、右腕を上に挙げ、自分自身と運動に成功をもたらすために、スポーツを利用し始めた」(同書98~99頁)
 フランコ総統が75年に死亡し、反ファシストの市民運動が燃え盛ると、サマランチは77年、スペインを逃れるようにソ連(現ロシア)の大使に就任する。

当時、ソ連は3年後の80年にモスクワで共産圏初の五輪開催を控えていた。すでにIOC副会長の職にあったサマランチにとって、組織委員会や東側陣営のIOC委員に顔を売る絶好の機会となり、五輪開幕前にモスクワで開かれたIOC総会で、サマランチはIOCの第7代会長に選任された。』

『サマランチは、従来のアマチュアリズムのため疎外されていたスポーツ関連ビジネスマンとも深いつながりを築いた。とりわけ重要なのはドイツのスポーツ用品メーカー、アディダス社の総帥、ホルスト・ダスラー(1936-1987年)との親交だった。スポーツ選手にアディダス製の靴を履かせることに情熱を燃やし、世界中を飛び回ったダスラーは、世界中のスポーツ界に人脈を広げていった。IOCの権力拡大に意欲を燃やすサマランチと、ダスラーのビジネス戦略が合致した。

 「それまで伝統的に非常勤の名誉職だったオリンピック指導者を、常勤の最高行政官に作り変えた。もともとの事務局長を解雇し、側近と官僚からなる社会を作り上げ(略)、IOC会長の座を、超然とした神同然の地位まで押し上げた」(同書99頁)と著者は指摘する。自らを皇帝とする「サマランチ王朝」の誕生だ。

 これが今回の東京大会でも進められたスポンサー偏重主義を生み出した。日本国内ほとんどの大手企業がスポンサーに募られ、スポンサーになっていなければ、大会中にブランドロゴなどを出すことができない。

実際にスポンサーに配慮して、卓球の選手がブランドロゴを隠してプレーしたり、テレビ中継に映らないようにしていたりする様子が印象に残っている。これはオリンピックに限られた話ではないが、スポーツによるスポンサー主義をすべてのスポーツと国際大会に浸透させていったのは、この「サマランチ王朝」体制と言える。

 五輪が商業化に大きく舵を切ったのは84年のロサンゼルス大会からだ。76年のモントリオール五輪は地元市長の放漫運営がたたり、10億㌦もの負債を抱えた。ロサンゼルスは市や州からの公金を一切使わない民営五輪を掲げた。

 テレビ放映権を入札制にして米国3大ネットに競り合わせ、高額な放送権料を獲得したほか、1業種1社のオフィシャルスポンサーを募り、スポンサー企業に五輪マークを使った独占的な宣伝活動を認めるなど、独創的なアイデアで五輪を「儲かる大会」にした。これらの手法はサマランチ王朝がそっくり受け継いだ。

 著者は、サマランチ路線を痛烈に批判する。「ブランデージ会長は、選手や連盟が衣服に商業ロゴをつける権利を拒み続けた。ところが会長がサマランチに替わるとともに、市場が出せる最高の価格で五輪のエンブレムを売る仕事に精を出すことになった」(同書153頁、一部略)。「儲かる五輪」に世界中の都市が群がり、投票権を持つIOC委員に賄賂が横行。結果的にIOCの腐敗につながっていった。

ドーピングの魔の手も選手を襲う

 同書にはサマランチと並ぶもう一人の主役が登場する。81年に五輪のメーン競技である陸上競技のトップに就任したイタリア人、プリモ・ネビオロ(1923-1999年)だ。

 モスクワ五輪が米国はじめ西側陣営のボイコットで、五輪が「片肺大会」になると、83年に東西両陣営から陸上のトップ選手をヘルシンキに集めて第1回世界陸上選手権を開催した。サッカーのワールドカップと同じように、陸上競技の最高の大会は「五輪ではなく世界選手権である」とアピールし、テレビマネーを呼び込む仕掛けを作った。

 ヘルシンキの大会では、カール・ルイス(米国)というスーパースターが表舞台に登場し、予想を上回る成果を上げた。人類最速の記録への挑戦を映し出すテレビ映像は世界中の関心を集め、それまで「アマチュア」として金銭的な報酬に無縁だった陸上選手は、テレビ局が支払う放映権と大会スポンサーが支払う協賛金を通じて巨額な報酬を手にするようになった。

 スーパースターを目指す選手には禁止薬物の誘いが忍び寄る。ステロイドは筋肉質の体を作り上げ、記録を向上させる効果があるが、悲惨な副作用ももたらす。選手たちはなぜ危険性を承知の上でドーピングに手を染めるのか。ソウル五輪男子100㍍で世界新記録をマークしながら禁止薬物の使用が発覚、メダルをはく奪されたベン・ジョンソンと同僚のカナダの短距離選手は、著者らにこう説明した。「栄光はあまりに甘く、ドルがふんだんに手に入るからだ」(同書289頁)』

『選手だけではない。競技団体もスター選手が稼ぎ出す潤沢な資金の恩恵にあずかるようになると、選手の記録がなぜ伸びたのか、といった詮索は二の次になる。極論すれば、薬物の手を借りていようがいまいが、金を稼ぐ選手は宝だ。

 「ヘルシンキ大会では、ドーピング検査の陽性は一例もなかった」とネビオロが自信満々に発表した1年後、米国の短距離選手が衝撃的な告白をした。「(ヘルシンキ大会で、)少なくとも38人の選手が検査で陽性で、そのうち17人はアメリカの選手だった。でも、あまりに有力選手ばかりだったので、大会運営委員会はあえて名指しするのをやめた」(同書291~292頁)。もちろんネビオロは発言を無視する。

 東京大会でも、ロシアの選手たちが組織的ドーピング問題の処分により「ロシア・オリンピック委員会(ROC)」として参加した。今でもスポーツにまつわるドーピング問題ははびこり続ける。

いったい誰のための五輪なのか

 五輪運動は1984年のロス大会で商業化にかじを切った結果、世界のスポーツビジネスが飛躍的に潤う一方、禁止薬物使用をはじめとする様々な不正がスポーツ界に流れ込んできた。IOCや各競技団体のトップに利権が生まれ、そこから腐臭が漂うようになった。

 サマランチが進めた五輪の商業化のマイナス面ばかりを取り上げた同書への批判の声もある。日本版の出版にあたり監訳者となった広瀬隆も同書の解説の中で、「イギリス人が良い子になりすぎている」と批判している。だが、同書で取り上げた様々な批判は、きちんと処理されなければならない問題ばかりだった。

 本来、五輪とはどうあるべきなのか。今回紹介した「黒い輪」が暴露したスポーツ界の病巣を、いま一度しっかりと検証することから始める必要がある。』

なぜAOKIは“うまみ”の少ない五輪のために、「危ない橋」を渡ったのか

なぜAOKIは“うまみ”の少ない五輪のために、「危ない橋」を渡ったのか
スピン経済の歩き方
2022年09月13日 10時57分 公開
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2209/13/news075.html

 ※ 今日は、こんなところで…。

 ※ 「タコ壺社会」からの、「圧力」に抗しきれなかったんじゃないか…。

 ※ 日本社会は、ある意味、無数の「タコ壺」から構成されているとも言える…。

 ※ ギョーカイとは、「タコ壺」により構成されている社会のことだ…。

 ※ 「タコ壺」及び「それを、取りまく界隈」は、あまりに「心地よく、ウットリするくらい安穏」だ…。

 ※ 「タコ」は、「タコ壺」に籠っている限り、惰眠を貪り続けられる…。

 ※ 外の世界に、どんなに「波風」が立とうと、「タコ壺」には影響しない…。

 ※ こういう「タコ壺」は、数限りなく存在する…。

 ※ 経済界、産業界、官界、政界、労働会、教育界、医師会、歯科医師会、獣医師界、介護業界…。

 ※ そういう「タコ壺」業界を、「票田」として組織化し、まとめ上げているのが、「某政党」だ…。

 ※ 選挙ともなれば、巨大な「集票マシーン」として機能する…。

 ※ 今日も今日とて、タコ達の惰眠の「寝息」が、聞こえてくるな…。

 ※ 「タコ壺化」は、別に「山岳地帯」の「専売特許」じゃ無いんだ…。

『先週、紳士服大手AOKIの前会長・青木拡憲氏が贈賄疑惑を認め始めた、とマスコミ各社が報じた。

 東京2020組織委員会の元理事・高橋治之氏に便宜を図ってもらうように依頼をして資金提供したことを認め、その理由を「組織委内で重要な立場にいたため」などと供述したというのだ。

贈賄容疑で逮捕されたことを受け、AOKIホールディングスがコメント(出典:AOKIホールディングス)

 「でしょうね」というリアクションの人も多いかもしれない。東京五輪は招致段階から多くの専門家が「裏金が飛び交う“利権の祭典”になる」と予想しており、ここにいたるまでさまざま「疑惑」が浮かんでは消えを繰り返してきたからだ。

 例えば、本連載でも『なぜ大手マスコミは「電通の疑惑」を報じないのか 東京五輪の裏金問題』(16年5月24日)で紹介しているが、英・ガーディアン紙が東京五輪の裏金疑惑を報じ、大手広告代理店・電通の関与も指摘された。同社は「スポーツビジネスの第一人者」と言われる高橋元理事の古巣だ。

 ちなみに、IOC幹部に日本の裏金が配られていたとされていたとき、JOCの副会長として存在感を示していたのは、田中英壽・日大前理事長。不透明な金銭授与が問題視され、東京地検特捜部に脱税で逮捕された「日大のドン」が絶大な影響力があったということからも、五輪の内幕でどういう類いの「カネ」が飛び交っていたのかは容易に想像できよう。
トラブルが続いた東京オリンピックは、閉幕後も(写真提供:ゲッティイメージズ)

 そんな「五輪汚職」の全貌については、これから少しでも明らかになっていくことを期待したいが、ビジネスパーソンとして気になるのは、そんな利権争奪戦の内情より、こんなシンプルな疑問ではないか。

 なぜAOKIは“うまみ”の少ない五輪ライセンス商品のために、企業の社会的信用を失墜させるような「危ない橋」を渡ろうと思ったのか――。』

『「費用対効果」の低い五輪ライセンス商品

 ご存じの方も多いだろうが、五輪ライセンス商品は言うほど「バカ売れ」するようなモノではない。例えば、五輪・パラリンピックの国内最上位スポンサーにあたる「ゴールドパートナー」だったスポーツ用品大手のアシックスは、日本選手団が表彰式で着用したウェアやボランティアのユニホーム、公式応援Tシャツなどを手がけたが、売れ行きは芳しくなく、オリパラ関連の収支が赤字だったと明らかにしている。

 もちろん、これは「無観客五輪」によって、会場周辺でTシャツやらを販売できなかった影響もあるのだが、そもそも日本の消費者が「五輪ライセンス商品」にそこまで思い入れがないことも大きい。

 野村総合研究所が閉会式直後に全国の20~60代の男女3564人に実施したアンケート調査では、オリンピックを機に「東京2020オリンピック大会関連グッズ(Tシャツ、キーホルダー、ポスターなど)」を購入したのはわずか2.6%しかいなかった。そして注目すべきは、実に91.7%が「東京2020オリンピック大会を機に購入した商品はない」と回答しているのだ。
東京2020オリンピックを機に買ったもの(出典:野村総合研究所)

 賛否はあったが、いざやったら国民の多くはメダルラッシュに大盛り上がりで「夢をありがとう」と感動をする人もたくさんいた。が、だからと言って、五輪エンブレムがついた商品を爆買したり、お祭りムードに浮かれて財布のヒモが緩んだりするほど、消費者は単純ではないのだ。

 このようなシビアな現実から、スポンサー企業の「費用対効果」の悪さも指摘されていた。IOCや組織委員会に多額のスポンサー料を払ったところで宣伝効果も微妙で、ブランドイメージが爆上がりするわけでもない。ましてや「実利」も少ないとなれば当然だろう。

 そんな「費用対効果の悪い五輪」に、「裏金」まで突っ込むAOKI経営陣の判断にモヤモヤする人も多いのではないか。
東京オリンピックのスポンサーになることのメリットは?(出典:野村総合研究所)

 国立競技場の工事を落札するとか、警備業務のすべてを受注するという超巨大事業ならば、決定権のある人間とズブズブに癒着することは、構図としては理解できる。許されることではないが、営利企業として「危ない橋」を渡るだけの見返りがあるからだ。

 ただ、AOKIが便宜を図ってもらおうとしたのは「スーツ」だ。正直、そこまで巨大なカネを生むものではない。また、スポーツアパレルならばアスリートの活躍でドカンと売れるかもしれないが、「メダルに感動したからスーツを買おう」という発想にはなりづらい。つまり、逮捕覚悟で汚職をするほど「うまみ」がないように見える。』

『五輪のスーツはビミョーな結果に

 実際、高橋元理事に販売期間の延長を依頼したという「東京2020オリンピックエンブレムスーツ」も汚職をしたわりには、かなりビミョーな結果となっている。

 AOKIでは19年8月から「東京2020オリンピックエンブレム ストレッチウォッシャブルスーツ」(3万9000円)などの”東京2020公式ライセンス商品”を発売しており、販売数は累計3万着を突破したという。特に盛り上がったのがやはり五輪本番だ。

 『東京2020オリンピックエンブレムスーツの受注が高まっており、開催前と比較し、販売着数は約1.2倍と大変ご好評をいただいております』(21年7月29日プレスリリース)
東京2020オリンピックエンブレム ストレッチウォッシャブルスーツ(出典:AOKI)
(出典:AOKI)

 ここだけ聞くと「汚職効果」があったように感じるだろうが、紳士服大手として真っ当に勝負をしているスーツと比べると、この「3万着」はかなり見劣りする。それは20年11月に発売以降、大ヒットをしている「パジャマスーツ」だ。

 これはパジャマの快適さとスーツのフォーマルさを兼ね備えたセットアップスタイルで、8000円台で購入できるという手頃さもあって、22年春までに累計販売数は10万着を超えている。高額なオフィシャルサポーター料や高橋元理事に賄賂を払うカネがあるのなら、「パジャマスーツ」のような時代に合わせた新商品の開発に投資をしたほうがはるかに堅実だし、費用対効果があるように思えてしまうだろう。

 「異業種参入組」の動きをみても、そのような結論にならざるを得ない。

 例えば、18年3月から販売され人気を博しているスーツ型作業着「ワークウェアスーツ(WWS)」はコロナ禍でも支持されており、21年5月には前年同月比1000%という売り上げとなり、これまでの累計販売数は15万着を超えた。
ワークマンの「リバーシブルワークスーツ」が売れている(出典:ワークマン)

 また、ワークマンは21年2月に同社初のスーツ「SOLOTEX 使用リバーシブルワークスーツ」(上下セットで4800円)、3月に「高通気」で夏向きの「DotAir 使用リバーシブルワークスーツ」(同4800円)を15万着限定で生産したところ、ともに店舗入荷後に即完売している。

 確かに、これらの機能性スーツよりも「東京2020オリンピックエンブレムスーツ」は高額だ。しかし、そのぶんだけ高額な五輪ライセンス料を払わないといけないし、高橋元理事に賄賂も払わないといけない。しかも、販売期間は決められている。

 社会的信用を失墜させる恐れのある汚職で高価格帯のスーツを3万着売るよりも、マーケティングや素材開発に投資して、廉価なスーツを10万着売っていくほうがどう考えても経済的だ。なぜAOKIの経営陣は、そんな当たり前の判断ができなかったのか。』

『「東京五輪」という妄想

 このような話をすると、「これだから素人は困る、五輪のオフィシャルサポーターをしています、という宣伝効果はカネには換え難いものがあるのだ」とか「グッズがそんなに売れなくてもブランドイメージや社会的信用度が増すことを考えれば安いと判断したのでは」と主張される方もいらっしゃるだろう。

 ただ、本件で筆者が理解に苦しむのは、まさしくそこなのだ。というのも、AOKIの元会長らは、東京五輪に対して国内外からダーティーなイメージが定着してから汚職に踏み切っているからだ。
(写真提供:ゲッティイメージズ)

 東京地検特捜部の逮捕容疑によれば、AOKIが高橋元理事にオフィシャルサポーター契約や公式ライセンス商品の販売契約で便宜を図って欲しいと依頼をしたのは17年1月からで、実際に「コンサル料」なる賄賂を払い始めるのは同年10月からだ。

 先ほども申し上げたように、16年5月から国内外のメディアがJOCや電通の「五輪裏金疑惑」を追及している。つまり、AOKIの元会長らは、世間に「五輪の裏にはきな臭い話が山ほどあるんだな」というイメージが急速に広まりつつあったタイミングに、疑惑の渦中にあった高橋元理事の汚職に本格的に関与し始めているのだ。

 「大胆不敵」というべきか、「自分たちは何をしても許される特権階級だ」などと思い込んでいるのでは、と不安になってしまうほどのモラルの壊れっぷりだ。

 AOKIほどの大企業の経営陣がなぜこんな大逆風の中、メディアからも疑惑の目を向けられていた高橋元理事に裏金を払おうと決断したのか。なぜ「うまみ」の少ないライセンス商品を、犯罪に手を染めてまで売ろうと思ったのか。

 これから捜査や司法の場で、ご本人たちの言葉で語られるだろうが、本質的なところで言ってしまうと、経営陣の皆さんが「昭和の妄想」を引きずっていたことが大きいのではないかと個人的には感じている。

 それは一言で言ってしまうと、「オリンピックをやると景気が良くなって日本経済も復活する」という妄想だ。学校の近代史の授業などでも、1964年の東京五輪というのは、日本が戦後の復興から、世界第2位の経済大国に成長をしたきっかけになったイベントとして教えられる。』

『自分たちが好むサクセスストーリーに

 東京五輪開催に合わせて、新幹線や高速道路などのインフラが整備されカラーテレビも普及したことで、景気が良くなった。それが高度経済成長期の起爆剤になった――というのが定番のストーリーだが、実はこれはまったくの妄想だ。日本人がよくやる「まったく関係のない2つの出来事を結びつけて、自分たちが好むサクセスストーリーにする」という悪い癖が出てしまった「後付けのストーリー」だ。

 そもそもオリンピックで経済成長するなんてムシのいい話があるのなら、世界は「経済大国」であふれているはずだが、現実はそうなっていない。むしろ、過去のオリンピック開催国を見れば、公共事業などの建設バブルと観光ビジネスを瞬間風速的に生むが、その後は反動で「五輪不況」に陥るのがお約束で、競技施設は大赤字を生んで廃墟になったりする。近年では、リオデジャネイロがいい例だ。
東京2020オリンピックエンブレム ストレッチウォッシャブルスーツ(出典:AOKI)

 マスコミはあまり触れないが、実は日本も1964年の東京五輪後に不況になっている。しかし、その4年後、1968年に西ドイツのGDPを抜いて、世界第2位の経済大国になった。これは「五輪の奇跡」でもなんでもない。

 このとき、日本のマスコミは技術大国として国際社会で知られた西ドイツを抜いたので、「日本の技術は世界一ィ」と狂喜乱舞したが、この年に抜いたのは人口だ。先進国やある程度の規模まで成長した国の場合、GDPは人口に比例をする。

 今、中国のGDPは日本の3倍程度まで成長しているが、これは中国の技術力が日本の3倍になったからだと思っている日本人はいないだろう。単純に人口が圧倒的に多いので、経済水準が上がるとGDPもドカンと跳ね上がっているだけだ。

 高度経済成長期の日本も同じことが起きただけに過ぎないが、多くの日本人は「自分たちは特別!」という思いが強いので、「人口増」という客観的な事実から目をそらし、「チームワーク」「技術力」「労働者が勤勉」という精神論と経済を結びつけてしまった。
「五輪の奇跡」はあったのか

 オリンピックもその一つだ。巨大スポーツイベントなので建設バブルや消費が瞬間風速的に膨らむが、薬物でドーピングしているようなものなので反動ですぐに不況に陥る。もちろん、このイベントに合わせて企業の技術革新や新しいビジネスが生まれるというメリットもあるが、それらは五輪が「マスト」というものでもない。事実、GAFAはアトランタ五輪で生まれたものではないし、中国経済の発展は北京五輪のおかげではない。

 しかし、前回の東京五輪を経験したあの時の「熱気」を体験した世代は、オリンピックをやれば日本全体が元気になって経済も良くなってあらゆる問題が解決をするという「幻想」を抱いてしまう。青木前会長もその1人だ。』

『ムシのいい話なんてない

 日立ハイテクが運営するWebメディア『minsaku』で連載された、ノンフィクション作家・野地秩嘉氏の「TOKYOオリンピック2020と技術レガシー」では、AOKIの公式ユニフォームについても紹介されており、そこでは若かりし日の青木前会長が1964年の東京五輪を観戦した際に、「いつか商売を成功させて、オリンピックの審判団の服を作りたい」という思いを抱いたことが紹介されている。

 『決勝の後、席を立つ観客もいたが、青木は審判団を見ていた。いや、審判が着る制服と帽子をじっと見ていた。

 「スマートで、かっこよかった。オレは今は行商だ。だが、いつか商売を成功させて、オリンピックの審判団の服を作りたい」』(参照リンク)

 断っておくが、このような夢を持つことが悪いことなどと言っているわけではない。これがAOKIを一代であれほど大きくさせた原動力のひとつになったわけなのだから、1964年の東京五輪は、当時の日本人に「夢」を抱かせる有意義なスポーツイベントだったのだとも感じる。

 が、その「夢」への強すぎる思いが、経営者としての目を曇らせてしまったのではないか、と指摘したいのだ。

 ここまで紹介したように、五輪にはその国が抱える構造的な不況を解決させるような神通力はない。そこにいくら大金を突っ込んでも利権を握る一部の人々が潤うだけで、国民の生活は豊かにならない。1964年のときのように、スポンサー企業が五輪をきっかけに急成長なんてムシのいい話もない。

 青木前会長のような有能な経営者がそれを分からないわけがない。にもかかわらず、あのように「うまみ」もない、リスクしかないような「汚職」に手を染めてしまった。「夢」への強い執着が状況判断を狂わせたとしか思えない。

 今回の事件からビジネスパーソンが学べることは、五輪、万博、IR(カジノを含む統合リゾート)、さらには経済安全保障なんていう「巨大利権」にいっちょかみをしたところで、苦労の割にはそれほど大もうけはできないということだ。』

『現時点の登場人物を見ると

 今では信じられないだろうが、10年前は立派な経済人たちが大真面目で「東京五輪で日本経済復活!」「東京五輪をきっかけに日本は再び高度経済成長期になる」なんて言っていた。だが、五輪をしても日本経済は何も変わっていない。「コロナが悪い」「五輪反対派のせいだ」といろいろ言い訳をする人もいるだろうが、シンプルに人口減少で国力が落ちている今の日本では、昭和のような「利権でメシを食う」というビジネスモデルが成立しなくなっているだけの話なのだ。

 “五輪汚職”がどこまで広がるかは分からないが、現時点の登場人物を見る限り、紳士服、出版、駐車場という「人口減」のあおりをモロに受けている企業ばかりだ。

 これが今の日本経済を象徴している。巨大利権に頼っても、経済は決して良くならないということだ。国民もいい加減そろそろ「五輪」に過剰な期待をのっけるのはやめるべきではないか。

窪田順生氏のプロフィール:

 テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経て現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌へ寄稿する傍ら、報道対策アドバイザーとしても活動。これまで300件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行う。

 近著に愛国報道の問題点を検証した『「愛国」という名の亡国論 「日本人すごい」が日本をダメにする』(さくら舎)。このほか、本連載の人気記事をまとめた『バカ売れ法則大全』(共著/SBクリエイティブ)、『スピンドクター “モミ消しのプロ”が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)など。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。』

安倍氏が『絶対に高橋さんは捕まらないようにします。、、」

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:安倍氏が『絶対に高橋さんは捕まらないようにします。、、」
view-source:https://nappi11.livedoor.blog/archives/5372066.html

『東京都が2016年五輪の招致に敗れ、再び次の2020年五輪招致に向けて正式に立候補を表明した約1年3カ月後。2012年12月に、それまで下野していた自民党が再び政権に返り咲き、第2次安倍晋三内閣がスタートした。
 
安倍政権が肝煎りで推進した五輪招致のキーマンとなる男は、当時の状況について知人にこう話している。 「最初は五輪招致に関わるつもりはなかった。安倍さんから直接電話を貰って、『中心になってやって欲しい』とお願いされたが、『過去に五輪の招致に関わってきた人は、みんな逮捕されている。私は捕まりたくない』と言って断った。

だけど、安倍さんは『大丈夫です。絶対に高橋さんは捕まらないようにします。高橋さんを必ず守ります』と約束してくれた。その確約があったから招致に関わるようになったんだ」  しかし、その五輪招致が実を結び、大会が無事終わった後、約束の主、安倍元首相は凶弾に倒れ、招致のキーマンだった男は司直の手に落ちた。
 
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東京地検特捜部は8月17日、受託収賄の疑いで東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の元理事、高橋治之容疑者(78)を逮捕した。高橋氏は大会スポンサーだった紳士服大手の「AOKIホールディングス」から総額5100万円の賄賂を受け取っていたとみられている。  
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高橋氏はゴルフを通じてAOKIの創業者で前会長の青木拡憲と知り合い、17年9月に自ら経営するコンサルタント会社「コモンズ」でAOKIと顧問契約。その後、AOKIが東京五輪のスポンサーになる過程で、便宜を図り、他にもAOKI側から競技団体へ拠出された寄付金の一部、2億3千万円が高橋氏の元に渡っていたことも発覚した。  

贈賄側も青木前会長、実弟で前副会長の青木寶久氏や寶久氏の秘書役だった専務執行役員も逮捕された。

参照記事 参照記事:元理事、受託収賄容疑で再逮捕 贈賄側KADOKAWA元専務らも―五輪汚職7600万円授受 過去ブログ:2022年9月EUも中国の強制労働と関係がある製品の域内輸入禁止を検討 参考:東京五輪利権疑惑の電通元専務・高橋治之氏の実弟は「長銀を潰した男」 森辞任で「汚れた五輪」浮き彫り…カネ、差別、変異型流入』

KADOKAWA幹部ら2人逮捕 五輪組織委元理事に贈賄容疑 東京地検

KADOKAWA幹部ら2人逮捕 五輪組織委元理事に贈賄容疑 東京地検
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220906/k10013805451000.html

 ※ だんだん、事件は、思わぬ「広がり」を見せて来たな…。

『東京オリンピック・パラリンピックのスポンサー契約をめぐる贈収賄事件で、大会スポンサーだった出版大手KADOKAWAの幹部ら2人が組織委員会の高橋治之元理事(78)におよそ7000万円の賄賂を提供していたとして、東京地検特捜部に贈賄の疑いで新たに逮捕されました。
また、高橋元理事と元理事の知人の会社代表が受託収賄の疑いで逮捕されました。東京地検特捜部はさきほどからKADOKAWA本社の捜索を始めました。』

「No Olympic golden ticket to exit military for South Korean high jumper」

David Choi and Yoo Kyong Chang 記者による2021-8-12記事「No Olympic golden ticket to exit military for South Korean high jumper」
https://st2019.site/?p=17299

『25歳の徴兵、ウ・サンヒョク一等兵は、韓国陸軍アスレチック部隊に所属し、先の東京五輪ハイジャンプで4位に入賞した。記録は2.35m。これで1997年の韓国国内記録が更新された。

 ちなみに金メダルの2人は2.37mを飛んでいる。また1996につくられている五輪記録は2.39mである。

 韓国では健康に問題無い全男子に18ヶ月間の入営義務がある。しかしアジア大会で金メダルを取るか、オリンピックで銅メダル以上を1個でも取れば、徴兵は免除されることになっている。

 たとえば、英国サッカーチームのトテナムホットスパーに所属しているソン・フンミンは2018のサッカー・アジア大会で韓国チームに金メダルをもたらしたので、海兵隊に3週間入営しただけで、徴兵を免除されている。

 今回の走り高跳び選手については、韓国国防省は、10日間の休暇を与えて報いるつもりだという。

 彼の他に4人の、げんざい韓国軍に服務中のアスリートに対して、五輪参加を慰労する下賜休暇が与えられるだろうという。ちなみに、普通の兵隊は1年に平均24日間の休暇が与えられている。

 ウ選手は、今年、五輪前のオフシーズン練習を米国で重ねていた。また新コロ予防注射はサンディエゴで済ませていた。
 韓国軍のアスレチック部隊に入営したのは今年の3月であった。この部隊は軍の仕事は何もしない。

 米陸軍には「ワールド・クラス・アスリート・プログラム」というのがあって、似たような機能を果たしている。今次東京大会には19人の、現役米軍人がアメリカ代表の選手として参加している。ただし、今の米軍はすべて志願制であって、徴兵はひとりもいない。』

「彼らの親切さや働きはメダルに値する」

「彼らの親切さや働きはメダルに値する」英国人記者が賛辞を贈る“素晴らしき日本人たち”。東京はオリンピックをよくやり遂げた【東京五輪】
https://news.yahoo.co.jp/articles/55405db91ad050d7ce06c0cf12c23cec88907817

『私がクローズアップしたいのは、選手たちだけではない

試合各会場でサポートに徹したボランティア。そのひたむきな姿をスティーブ記者が称えた。(C)Getty Images

 イギリスにいる私にとって、8月8日に無事に大会を終えた東京オリンピックは、素晴らしい記憶となった。

【東京五輪PHOTO】随時更新! 東京オリンピックで輝いた「日本人メダリスト」を一挙紹介

 過酷なコロナ禍にあって、国際的なスポーツの祭典を開催するというのは、多くの日本人、そして何よりも東京に住む人々にとって、容易ではなかったはずだ。大会期間中にも感染者数が増大していくなかで、彼らが多くの健康問題や経済的な問題に対処しなければならなかったのは、想像に難くない。

 ただ、「多様性と調和」が掲げられた今オリンピックにおいて、インドやコソボといった国々の選手たちが、メダルを手にする活躍を披露したのは、多様性の象徴のようにも感じられた。また、イギリスのトム・デイリー(男子飛び込み)のように同性愛者であると告白した選手が堂々と出場できた点も、私には、過去の五輪よりも意義深いものになったように思えた。

 イギリスの成果はというと、2012年のロンドンオリンピックと同数のメダル(65個)を獲得した。このメダル数は、事前に英国スポーツ連盟が設定していた目標数(45~70)に達しているため、大成功だと言えるだろう。

 また、イギリスは水泳や陸上など、他の国よりも多い25の異なるスポーツでメダルを獲得した。これは各国同様だと思うが、オリンピックに参加する多くのアスリートがプロではない。ゆえにこの東京で掴んだ成果は、国内のスポーツ界が、政府から資金援助を受けるためにも重要なものとなった。

 さて、ふたたび日本に目を向けたい。私がクローズアップしたいのは、何も選手たちだけではない。大会を下支えしたボランティアにも賛辞を送るべきではないだろうか。

 私がいるのは、東京から何マイルも離れた場所だが、東京オリンピックにおけるボランティアがいかに素晴らしい仕事をしているかは、メディアや記者仲間からよく聞かされている。そして、東京にいる彼らは私に「ボランティアの丁寧さや親切さは、どの大会よりもずば抜けている。彼らは東京オリンピックのスターと呼ぶべき日本人だった」と熱弁を振るってくれるのだ。

 もちろん、史上最多となる58個のメダルを手にした日本の選手たちの努力を足蹴にするつもりはない。1年の延期という調整力が問われたなかで、ベストパフォーマンスを披露した彼らも素晴らしい。だが、大会をフィールド内外で円滑に進めたボランティアやスタッフの懸命な働きも、メダルに値するのではないだろうか。

 大会前の様々なスキャンダルは、きちんと精査すべきであり、問題を処理する必要はある。だが、パンデミックという異例の状況下で行なわれたことを考えれば、東京オリンピックは決して失敗ではなかったと私は思う。

 素晴らしきオリンピックを東京はよくやり遂げた。

文●スティーブ・マッケンジー

Steve MACKENZIEスティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーターだ。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で手掛け出版した。』

「絶賛」される日本のコンビニ

「絶賛」される日本のコンビニ 五輪海外メディアが「死ぬほどおいしい」 重労働など「影」の部分も知って
https://www.tokyo-np.co.jp/article/122511

『東京五輪で来日した海外メディアが、競技以外に興味を募らせているものがある。街中の至る所にあるコンビニエンスストアだ。総菜や日用品の品ぞろえ、質の高さは日本独特のようで、記者らがインターネット上で積極的に発信している。しかし、「ニッポン、スゴイ」と浮かれてばかりいられない。コンビニ業界にはさまざまな課題が山積している。(榊原崇仁)

カナダ放送協会の記者がウェブサイトで執筆したコラム

 「五輪における極上の食事は、いかなる時もセブン―イレブンだ」。カナダ放送協会のサイトに、そんな見出しのコラムが掲載された。執筆したデビン・ハーロウ記者はツイッターで連日、コンビニで購入した食事を写真入りで紹介し、「サンドイッチコーナーはトロントのどの飲食店より上かもしれない」などと書いている。

 シンガポールのジャーナリストは「ローソンのフライドチキンは死ぬほどおいしい」とツイート。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)にも「コンビニに誘惑されない日はほとんどない」と記したコラムが載った。

 米国生まれのコンビニが日本に登場したのは1974年。東京・豊洲にできたセブン―イレブンの1号店がそうだ。現在、主要コンビニ7社の店舗数は約5万6000店にまで増え、年間売上高は10兆円を突破した。

◆「中食なかしょく」充実 品ぞろえで日本が圧倒

 日本のコンビニにはどんな特長があるのか。流通アナリストの渡辺広明さんが挙げるのは、総菜類や弁当類に代表される「中食」の充実ぶりだ。

 海外のコンビニでもホットドッグやサンドイッチなどを扱ってはいるものの、渡辺さんは「向こうと違うのは圧倒的な品ぞろえとおいしさ。日本の場合、ニーズに合わせた開発にたけており、店頭に並ぶ商品も客の好みに応じて、頻繁に入れ替えている。品質の高い中食を用意するため、専用の工場で加工して1日2、3回、できたてを配送してもいる」と解説する。

 米国で13年暮らした明治大の海野素央教授(異文化間コミュニケーション論)は「あちらの店は女性のストッキングや男性の下着は扱ってないし、書籍もなかった」と振り返る。

 「治安が悪い所だと、出入り口のドアが鉄格子状になっていた。窓にも鉄格子が取り付けられ、『人を殺すのをやめよう』と書かれたポスターもあった。そんな店に行っていた人が日本のコンビニを訪れたら衝撃を受けるはず。夜に1人で買い物をする女性がいるなど、安全面に対する意識が全く違うから」

◆夜中の酔客対応、収入面でも苦労

 その一方、武蔵大の土屋直樹教授(人事管理)は「日本のコンビニ業界は労働環境が厳しい。賃金水準が低いのに、従業員はトイレの清掃や夜中の酔客対応にも追われる。丁寧なのが当たり前と思い込み、上から目線で物を言う客もいる」と説明する。

 さらに「オーナーも苦労が絶えない。コンビニの従業員は大変との認識が広まっていて人手を確保しにくい。自分や家族が夜中に店に出るケースが目立つ」と語る。また、本部へのロイヤルティー(加盟店料)として粗利益の多くを取られてしまい、収入面でも苦労しがちになる。

 海外メディアに「光」の部分が持ち上げられ浮かれる空気が広まっても、「影」の部分から目をそらすわけにはいかない。土屋さんは「労働環境の問題が知られるようになればコンビニ各社も重い腰を上げ、改善に向けた努力をするはず」とし、「スゴイ」の裏にある苦労に多くの人が関心を寄せるべきだと訴えた。

【関連記事】コロナ感染拡大と五輪は本当に無関係なのか? 特例入国、穴だらけバブル、祝祭ムード、首相や都知事の楽観コメント…』

インドが陸上初の金メダル

インドが陸上初の金メダル 男子やり投げのチョプラ
https://www.sanspo.com/article/20210807-MYEIP5NOFJIEPC4566DPZYB25M/?outputType=theme_tokyo2020#:~:text=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E4%BA%94%E8%BC%AA%E7%AC%AC%EF%BC%91%EF%BC%95%E6%97%A5,%E3%83%80%E3%83%AB%E3%82%92%E7%8D%B2%E5%BE%97%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

 ※ 兵頭二十八氏のサイトに記述があって、調べて飛んだ…。

 ※ この人…。

『東京五輪第15日・陸上(6日、オリンピックスタジアム)男子やり投げ決勝はチョプラ(インド)が87メートル58で制し、陸上で同国初の金メダルを獲得した。

男子やり投げで23歳のチョプラがインドに陸上で初の金メダルをもたらした。1回目から87メートル台を連発し、ライバルにプレッシャーをかけて逃げ切った。メダル自体もインド陸上界では121年ぶりで「信じられない。自分にも国にも誇らしい瞬間だ」と喜んだ。

かつて104メートル80を投げ〝飛ばしすぎ〟でやりの規格変更の要因となった幻の世界記録保持者ウベ・ホーン氏をコーチとし、成長を続ける。「予選でうまく投げられていたけど、金メダルとは思わなかった」と助走路に頭をつけて勝利の余韻に浸った。』

五輪=男子やり投げのチョプラ、陸上でインド初の金メダル
https://jp.reuters.com/article/sport-idJPKBN2F901V

「死んだら責任取れるのか」

「死んだら責任取れるのか」厳しい暑さに五輪選手から不満 真夏日続く
[2021年7月29日21時3分]
https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/general/news/202107290000956.html

※ そもそも、日本のこの時期の気候が、こういうものだということは、知れた話しだ…。

※ それを承知の上で、そういう日程を組んでるわけだ…。

※ 10月以降の「やや涼しくなってから」だと、某国の「スポーツ・シーズン」と重なって、視聴率的に問題がある…、という要求・要望が通っての話しだろう…。

※ すべては、IOCとスポンサーの「談合」の上でのことだ…。

※ その「尻」を、持ち込まれても、困るよ…。


『東京五輪では開幕から厳しい暑さが続き、選手から悲鳴のような不満の声が上がっている。気象庁によると、予報では30日から8月5日まで、最高気温が33度前後の真夏日が続く。

男子テニスで世界ランキング2位のメドベージェフ(25、ROC)は28日午前11時の試合で「死んだら責任取れるのか」と訴え、試合の開始時間が午前からではなく、午後3時スタートに遅らせる措置が取られるなど影響も出ている。

環境省が公表している東京五輪会場付近の熱中症予防運動指針「暑さ指数」では、東京都江東区の有明テニスの森では、競技開始の29日午後3時時点でも気温が27度で「激しい運動では30分置きくらいに休憩をとる」の「警戒」だった。本来試合をしていたはずの正午は29・4度で「激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける」の「厳重警戒」だった。

マラソンは札幌市で女子が8月7日、男子は8日に行われる。札幌管区気象台によると、今年の最高気温は平年よりも3度近く高い傾向。午前7時からのスタートで暑さのピークを避けたが、新型コロナだけでなく熱中症対策も必要になりそうだ。』

連日の猛暑アーチェリー選手熱中症

連日の猛暑アーチェリー選手熱中症、ジョコビッチら夜に試合変更を提案
[2021年7月26日12時14分 ]
https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/tennis/news/202107260000247.html

『東京オリンピック(五輪)に涼しい気候の国から出場する選手は、対戦相手に加えて連日の猛暑とも闘っている。ロイター通信などによると、23日に行われたアーチェリー女子の試合後、ROCのスベトラーナ・ゴムボエワが熱中症で気を失った。意識は間もなく回復したが、担架で運ばれ会場を後にした。気温は33度ほどに達していたとみられる。ゴムボエワはこの日の混合女子団体にも出場し、銀メダルを獲得。

テニス男子シングルスで世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は「あまりの暑さと湿気、よどんだ空気が負担になっている。ロッカールームで話した人たちは皆、これまで経験した中で一番しんどいと言っていたよ」とうんざりした様子。2位のダニル・メドベージェフ(ROC)がテニスの試合時間を夜に変更することを提案すると、ジョコビッチも「100%同意する」と歩調を合わせた。暑さ対策のため、試合中に選手の休憩時間を増やす特別ルールが導入している。

東京五輪組織委員会の小谷実可子スポーツディレクター(SD)は25日の記者会見で「懸念が上がっていることは理解している。緊急時対応策の適用を含めて早急に相談していきたい」と述べた。』

コロナに猛暑まで…

コロナに猛暑まで…史上最悪の「災難」に立ち向かった五輪選手たち
http://japan.hani.co.kr/arti/international/40757.html

 ※ 「嘔吐した」話しは、聞いていた…。

 ※ しかし、それが「生放送」されたことは、知らんかった…。

 ※ 「酷暑」の中、大変だったな…。

 ※ 「熱中症」で倒れた選手も、出たらしいな…。

『(登録:2021-08-09 07:13 修正:2021-08-09 08:18)

五輪に参加した選手らは、世界最強のライバル選手らとはもちろん、自分自身とも孤独な闘いをした。8日に閉幕する東京五輪は、新型コロナウイルス感染症の大流行と異例な猛暑などの“災難”にも立ち向かわなければならなかった、歴代のどの大会よりも選手に過酷な五輪として記録される見込みだ。

 東京五輪では、新型コロナの陽性判定は選手にとって恐怖そのものだった。長期間準備した五輪に出場できない選手が続出し、やるせなさを与えた。陽性判定を受けた選手らは10日間の隔離生活を過ごさなければならないが、五輪は2週間ほどであるため、事実上競技に参加するのは不可能だ。

 東京に出発する前に検査で陽性判定を受け東京行の飛行機に乗れなかった選手が相次いだ。男子ゴルフ世界ランキング1位のジョン・ラーム選手(スペイン)、射撃女子スキート世界ランキング1位のアンバー・ヒル選手(英国)も同様のケースだ。東京で陽性判定を受けると、ホテルなどの別の空間で10日間の隔離生活を過ごさなければならない。オランダのテコンドーのレシュミー・オーヒンク選手は「部屋があまりに狭く、窓を開けられず換気できなかった」とし、「隔離ではなく収監生活」だと非人間的な処遇を批判した。
 島国特有の暑くて湿っぽい日本の気候は、野外種目の選手には新型コロナと同じぐらい恐ろしい対象だった。体感温度が摂氏38~39度まで上がり、競技の途中で倒れたり、最初から競技を放棄する選手も出た。テニス、アーチェリー、トライアスロンの選手が暑さで倒れたり苦痛を訴え、テニスの場合、競技開始時間が午前11時から午後3時に変わったりした。

 特に、札幌で8日に行われた男子マラソン競技では、選手106人中30人(28%)が途中棄権したと、毎日新聞が報道した。マラソンと競歩は通常は東京より凉しい札幌で実施することが決まったが、21年ぶりの猛暑が押し寄せた。同紙は、(マラソン当日の)気温は幸い30度を越さなかったが、高い湿度が影響を与えたようだと報じだ。

 一方、選手村に対する選手の不満も相当なものだった。SNSでは、ダンボール製のベッドはもちろん、事前に料金を支払うことでレンタル可能だったテレビと冷蔵庫、不足したクリーニングなどが俎上に上がった。

キム・ソヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1006852.html
韓国語原文入力:2021-08-09 02:30
訳M.S』

「韓国選手が見当たらない」中継陣も当惑

「韓国選手が見当たらない」中継陣も当惑…閉幕式「韓国パッシング」論争
https://japanese.joins.com/JArticle/281699

『(中央日報/中央日報日本語版2021.08.09)

2020東京オリンピック(五輪)閉幕式の中継画面で韓国チームの姿がまるごと抜けていて韓国「パッシング」論争が大きくなった。

8日午後8時、東京オリンピックスタジアムで行われた東京五輪閉幕式で、国別に旗手が入場する瞬間をまとめた画面は韓国が入場するタイミングに合わせてフルショット(全体画面)に切り替わった。

各国選手が一緒に踊る場面でも韓国選手は見えなかった。中継放送の進行者も「韓国の選手を見たいが見当たらない」と慌てたほどだ。

大韓体育会は閉幕式に先立ち、韓国選手4人、役員30人など合計34人が参加すると明らかにした。閉幕式の旗手には韓国で初めて近代五種の競技でメダルを獲得したチョン・ウンテが抜擢された。だが、チョン・ウンテの姿はこの日の中継画面では目にすることができなかった。

この日閉幕式公演には東京スカパラダイスオーケストラ、Creepy NutsのDJ松永、歌手milet(ミレイ)などが参加した。

東京五輪は新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の拡大で1年延期の末に開催された。

17日間の日程を終え、韓国は東京五輪で金メダル6個、銀メダル4個、銅メダル10個を獲得し、総合順位16位を記録した。 』

東京の閉会式はパンデミックオリンピックを終了します

東京の閉会式はパンデミックオリンピックを終了します
パンデミックと政治的、スポーツ的、個人的な混乱によってマークされた東京2020オリンピックは終わりに近づいています。
https://www.aljazeera.com/gallery/2021/8/8/tokyos-closing-ceremony-ends-pandemic-olympics

『(※ 翻訳は、Google翻訳)

東京は日曜日の式典でオリンピックの炎を利用し、観客なしでプレーし、世界的なパンデミック、まばゆいスポーツ、深く個人的な混乱によって定義され、変容した試合の拘束を響かせた。

オリンピックスタジアムで炎が消えた瞬間、選手がすでに出口に向かっていたので、多色の花火のボレーが夜空を照らしました。

閉会式が草、バスカー、BMXライダーの公園に一時的に変身したとき、彼らは東京の日常生活を垣間見ることができました。主催者は、多くの人がゲームで過ごしたり、会場で競争したりしたという痛烈なうなずきである「東京」を体験できるように、このシーンは意図されていると言いました。

それはCOVID-19パンデミックによって立ち上がり、政治、スポーツ、個人的な混乱のドラマによって変わったゲームに正当に奇妙な閉鎖でした。東京オリンピックは、2011年の壊滅的な地震、津波、原子力危機からの日本の回復を示すことを目的としていたものです。

また、2024年夏季大会に向けて東京からオリンピックのバトンを取る準備をしているフランスの首都として、数千人のスポーツファンがエッフェル塔から川を渡ってファンゾーンに押し寄せたパリで行われたはるかにお祝いの公園シーンとは対照的でした。

1年間延期された後、主催者は、ゲームがパンデミックに対する世界の勝利の象徴になると言いました。観客なしで開催され、コロナウイルスの変種が復活し、ゲームは勝利に及ばず、日本が最初に求めた財政的な落ち込み。

代わりに、ホスト国は150億ドルの法案に悩まされ、当初予想していた2倍であり、それを相殺する観光ブームはありません。

国際オリンピック委員会(IOC)の会長は、日本国民に感謝し、パンデミックの中で希望の象徴としてオリンピックを宣伝しました。

「誰もこれまでに延期されたゲームを組織したことがない」と彼は言った。

オリンピック競技大会東京大会会長のトーマス・バッハ会長と橋本聖子は、オリンピックスタジアムでの閉会式で、手で心のサインをします。[ダン・マレン/プール/AP写真]

東京2020大会は日曜日にIOCのトーマス・バッハ長官によって閉鎖されたと宣言され、1年間のパンデミックの遅れとキャンセルの脅威の後、「最も挑戦的なオリンピックの旅」だったと述べた。[トーマス・ピーター/ロイター]

オリンピックスタジアムでの閉会式でアーティストが演奏します。[ジェイ・C・ホン/APフォト]

バッハは、日本が記録的なコロナウイルスの流行と戦う中、観客が空だった68,000席のオリンピックスタジアムで演説し、東京大会を「前例のない」と呼んだ。[パヴェル・コプチンスキ/ロイター]

閉会式が終わると、アスリートやチームメンバーがポーズをとります。[ダン・ミュラン/プール/ロイター]

「私たちが生きているこの困難な時代に、あなたは世界に最も貴重な贈り物を与えます:希望」とIOC会長は式典で選手たちに語りました。[イ・ジンマン/APフォト]

「そして今、私は東京へのこの最も挑戦的なオリンピックの旅の終わりをマークする必要があります:私は閉じた第32回オリンピックの大会を宣言します」と、バッハが言いました。[ダン・マレン/プール/AP写真]

閉会式では、スタジアムの外の人々が花火を見ます。[加藤一生/ロイター]

日本、ギリシャ、フランスの旗が背景に飛んでいるオリンピック聖火の一般的なビュー。[アントニオ・ブロニック/ロイター] 』

騅逝かざればいかんせん

騅逝かざればいかんせん
https://st2019.site/?p=17274

『Graeme Massie 記者による記事「Tokyo Olympics: Gold medal position pentathlete left in tears as horse refuses to jump」。
 東京五輪の近代五種競技中、馬が馬術障害の飛越を徹頭徹尾拒み通すという椿事発生。会場は調布。
 乗り手のアニカ・シュライ選手(ドイツ)は、金メダルに近かったのに、泣くしかなかった。

 馬の名前は「セイント・ボーイ」。ペンタスロンの競技ルールでは、選手は自分の馬には乗れない。競技場でランダムにあてがわれる、見ず知らずの馬に騎乗しなければならないのである。馬はぜんぶで18頭、用意されていた。

 その馬との相性がまずかった。
 その前のフェンシングと水泳が終わった時点で彼女が一位であった。それが一挙に36人中の31位に転落してしまった。

 「セイント・ボーイ」は、ロシア人選手のグルナズィ・グバイドゥリナ選手に対してもサボタージュを敢行。やはりひとつの飛越もできなかった。

 ※これのどこが「近代」なんだ? 空手と同様、早急なルール修正が必要だろう。

 シュライ選手は2016リオ大会では4位であっただけに、心穏やかではないであろう。

 ※「水球」のことを英語ではウォーターポロと称す。そこで次のようなジョークがある。――ウォーターポロに反対しよう! あんなに長い間、馬に水中で呼吸させないなんて可哀想じゃないか! 』

〔「真の」オリパラ効果…。〕

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に
向けた国土交通省の取組
(平成27年12月7日)
https://www.mlit.go.jp/common/001113047.pdf

 ※ こういうものの方が、「真の」オリパラ効果というものだろう…。

 ※ 特に、用地買収方面、バリアフリー方面が…。

 ※ 外国人観光客、宿泊方面、物販方面なんてのは、ある意味「枝葉の部分」だろう…。

東京オリンピック

東京オリンピック:非常事態の中でスポーツドラマが、どのようにゲームが記憶されるのだろうか?

ダン・ローン 著
BBCスポーツ編集者
最終更新日時2021年8月7日2021年8月7日
https://www.bbc.com/sport/olympics/58131750

『(※ 翻訳は、Google翻訳)

東京の壮大な夕方の空は、光が消え、その日のエネルギーサッピング熱と湿度が緩和し始めるにつれて、今年の夏に多くの訪問者が最も見逃してしまいます。

しかし、今夜、他にはない大会に太陽が沈み、オリンピックの家族が荷造りをして町を去る準備を進める中で、近代史上最も論争の的となっているスポーツイベントの一つが、今後数年間で記憶される方法に考えが向かうでしょう。

もちろん、すべてのゲームは異なります。しかし、東京2020は本当に前例のないものでした。過去17日間にここで繰り広げられた間違いなくスポーツドラマに関係なく、それは常にCovidオリンピックになります。パンデミックの開始以来、最初のそのようなイベントは、非常事態の中で行われる最初の、そして唯一の観客を剥奪されるイベントです。

これらの課題を考えると、このイベントが完了し、非常に多くの特別な瞬間を提供したという事実は、いくつかのマイナーな奇跡と見なされます。他の人たちによって、スポーツの反抗とホストの回復力の強力なシンボルとして。報われたギャンブル。

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しかし同時に、主催者の判断と動機がそのような精査を受けていることはめったにありません。これらの大会は、特に国際オリンピック委員会にとって大きな疑問を提起し、オリンピックを進めるという決定の知恵が適切に評価されるまでにはしばらく時間がかかるだろう。

東京2020メダルテーブル
GBのメダルを獲得したのは誰ですか?
東京2020年の印象的な写真21枚
東京2020にどれだけ注目していますか?

東京の素晴らしいが空っぽの国立競技場での開会式の報告は、選手のパレードが枯渇し、スポンサーが行方不明になり、外の運動家による騒々しい抗議、地元の人々が自分の£12bnパーティーから締め出された、私が思い出すことができる最も悲しく、最もシュールな経験の一つでした。

パンデミック時代のより強力なイメージを見つけるのは難しいでしょう。

しかし、事実上テレビ向けのイベントだったものの中で、ここで地上にいる私たちの経験と遠くから見ている視聴者との対比は、めったにそれほど厳しいと感じられません。ロンドン2012とリオ2016で活気に満ちた楽しい雰囲気を経験し、最近では今年の夏初めにユーロで許可された群衆は、観客なしでオリンピックをカバーし、非常に奇妙な経験のために作られました。

ファンのいない会場への各訪問は、必然的に何があったのか、そしてこれらの大会で贅沢な数十億人がどこで過ごしたのかについての質問を伴っていました。無限のルール、制限、毎日のテストは、「ping」され、2週間の孤立のために送り出されるという絶え間ない恐怖と共に、アスリート、役人、メディアにとって非常に不安でストレスの多いゲームを保証しました。

しかし、リオが直面した多くの課題にもかかわらず、象徴的なゲームとして浮上したように、選手たちは再び東京2020の救助に来たという感覚です。英国では、役に立たない時差、空の会場のイメージの恐怖、イベントへの問題のあるビルドアップにもかかわらず、多くの人がそれを見るのが大好きで、これらのオリンピックを古典として覚えています。

朝の朝、国はチームGBメダル、新世代の星、感動的なパフォーマンスの配列、想像力を捉えた革新的な新しいスポーツと混合ジェンダーフォーマットの呪文の物語に目覚めました。

BBCスポーツの東京オリンピックスタジオの秘密

今年の夏の初めのユーロと同様に、大会は、気をそらし、インスピレーションを与えるために何かを必死に必要としているCovid-疲れた国によって、これまで以上に必要とされ、高く評価されていると感じてきました。

ジェイソンやローラ・ケニー 、ダンカン・スコットなどの英国のオリンピアンの歴史的業績に誰が打たれることができないだろうか? ハンナ・ミルズとシャーロット・デュジャルダンの? しかし、あまり知られていないが、エミリー・キャンベル、ガラル・ヤファイ、アレックス・イー、シャーロット・ワージントン、ベサニー・シュリーバーのようなインスピレーションに満ちた名前の出現も?

トム・デイリーとジェームズ・ガイの喜びの涙とディナ・アッシャー=スミスの人々は、スプリントの栄光の希望が破られた後、欲求不満から生まれましたか?それとも、英国の水泳、ボクシング、セーリングチームの全体的な卓越性に感銘を受けましたか?

水泳選手のトム・ディーンの友人や家族の興奮、喜び、情熱を誰が見て、メイデンヘッドからプールで金メダルを取り、犠牲と信念の年の心温まる象徴であるこの誇りの注ぎ込みに微笑みませんでした。若いアスリートをサポートする時間をあきらめるすべての親とコーチは、それらのジュビラントシーンが何を表しているか理解していたでしょう。

世界記録、衝撃的な結果、象徴的なスポーツマンシップはすべて、説得力のあるストーリーに事欠かなかったゲームを定義するのに役立ちました。

確かに、東京2020は、遅れたゲームとロックダウンが提示した課題にもかかわらず、回復力の勝利として立っています。

IOCは、主に予防接種を受けていない日本の公的および地元の医療専門家のほとんどからの反対にもかかわらず、延期された大会を押し付ける決定を維持し、世界保健機関の祝福と心の中でこれらの選手の利益を得て行われました。

そして、ほとんどの競技者(だけでなく、見て楽しんだ人たち)は、長年のトレーニングが無駄に行かなかったことに間違いなく感謝するでしょう。

アスリートはゲームに大きな魂を与えた、とIOC会長バッハは言います
日本のメダル獲得は、このイベントに対する怒りの一部をまろやかにするのにも役立ったようです。金曜日の夜、抗議者はまだ陸上競技場の外にいましたが、それは著しく小さく、声の少ないグループでした。

しかし、多くの批評家は、オリンピック運動が依存している数十億ドルの放送契約が、別の遅延やキャンセルを拒否した本当の理由であると主張し、これは今後のIOCのより精査を意味すると信じている人もいます。おそらく、夏季大会の次の3つのホストが2032年まで確保されている場合でも、入札者を引き付けるのも難しくなります。

東京社会の多くが非常事態にもかかわらず正常に続く中、特に大規模な屋外会場から観客を禁止する必要性を理解することは困難でした。

しかし、主催者は、海外からの何万人もの訪問者にもかかわらず、大会に所属する人々から438の肯定的なケースしか持たなかったという事実を指摘することができます。スポーツ業界は、厳格なプロトコルでは、これほど複雑で広大なイベントでも、ウイルスを湾に保つことができることを示すことを望みます。

同様に、一部の非常に不幸な選手が競技を妨げられている一方で、競技が台無しになった選手村での大規模な流行の恐れは根拠がないことが証明されています。

しかし、オリンピックバブルの外では、先月職員や選手が東京に到着して以来、東京のポジティブなケースは1日に約1000件から木曜日に過去最高の5000件以上に急増したのが現実です。

主催者はこれを大会に結びつける証拠はないと主張しているが、他の人は、イベントが行われたという事実が人々のリラックスと彼らの予防措置の規律の低下につながったと信じています。

日本政府は、中程度の症状を持つCovid患者に、ますます伸び過ぎている病院ではなく、自宅で孤立するよう求めているので、今後数週間にわたって症例が急増し続けるならば、大会を続けるという決定はまだ国に戻ってくる可能性があります。

東京2020は、他の理由でもIOCの精査を意味しました。

アスリートの福祉の問題は、競技者が争うことが予想されていた極端な暑さによって提起されました。ベラルーシの短距離走者クリスティーナ・ティマノフスカヤの窮状は、コーチが彼女に東京での大会を離れさせようとしたと伝えられており、ベラルーシの選手の扱いと、IOCが彼らのために立ち上がるためにもっと多くのことをすべきかどうかを強調した。

オリンピックで生まれた異なるジェンダーカテゴリーに出場した最初の公然とトランスジェンダーアスリートであるウエイトリフターのローレル・ハバードの参加は、IOCのトランスジェンダー政策をめぐる議論を激化させるスポーツの最も論争の多い問題のもう一つのマイルストーンでした。

そして、シモーネ・バイルズがメンタルヘルスに対する意識を高め、一部のアスリートが対処に苦労するプレッシャー、ホリー・ブラッドショーがボディシャミングについて話す、気候変動についてハンナ・ミルズ、表彰台でのクロス手首のジェスチャーが人種的、社会的正義を支持した米国のショットパター、ロス・グリーンバンクなど、ロシアのドーピングに対する懸念を提起したロス・グリーンバンクは、これらのゲームの重要性がメダルを超えたという感覚でした。

これは、ロシアが国家主催の偉大なドーピングスキャンダルを禁止して以来、初めての夏季オリンピックでした。しかし、あなたはほとんど気づいていなかったでしょう。 チーム、旗、国歌は正式に禁止されましたが、330人以上の選手が「ROC」を代表し、2012年または2016年のオリンピックでロシアよりも良いパフォーマンスを見せた。

多くの批評家にとって、メダルテーブルのトップ5フィニッシュは罰をあざ笑い、東京2020の遺産を汚し、クリーンスポーツの保護を担当する当局の固有の弱点を証明しています。パンデミック中のアンチドーピング当局者の制限を考えると、他の最近の大会と同様に、多くの結果が変更され、振り返りテストのおかげで今後数年間でメダルが再授与される場合も、ほとんど驚くべきことではありません。

近年のアスリート福祉スキャンダルが相次ぎ、「正しい方法で」優勝することに新たな重点が置かれ、リオでの驚異的な2位フィニッシュ後にチームGBのメダル集計が「修正」を受けるとの期待を考えると、東京で達成されたホールは大きな勝利と見なされます。

伝統的な強豪のボートの失敗は、資金調達機関英国スポーツが受け取る何百万人もの一部を再分配するプレッシャーを受けるだろうが、失望は、特に新しい観客と若い観客を引き付ける可能性を秘めているBMXやスケートボードのような他の分野の成功によってバランスが取れている。

ロンドンと同じくらい多くのメダルを獲得し、他のどの国よりも多くのスポーツでメダルを獲得したことは重要な成果であり、多くの人々は、参加率と草の根施設にダメージロックダウンが行われた後、コミュニティと学校のスポーツに関する政策立案者による新たな重点につながることを必死に望みます。

多くの人は、ケアの義務に新たな焦点を当てることはメダルの成功が少ないことを意味すると考えましたが、おそらく東京はそれが「どちらかまたはどちらか」である必要はないことを証明しています。

8年前、私はブエノスアイレスで東京が2020年大会を受賞したのを見ました。1964年の最初のオリンピックが第二次世界大戦の影響から再び出現したのと同じように、2011年の地震と津波災害後の国の回復を象徴するために第二を使用するという約束は説得力のあるものでした。

もちろん、この出来事を定義するのはもう一つの大きな危機でした。

しかし、最終的には、パンデミックのような記念碑的なものでさえ、大会を否定することはできませんでした。多くは安心するでしょう。他の人は失望しました。そして、オリンピックが全く起こったことが正しかったかどうかは、常に議論の問題です。しかし、確かに思えるのは、これまでと同様に、選手たちは疑わしい時代でさえ、高揚し、抑えられない力を証明したということです。 』

五輪のレガシー、光と影

五輪のレガシー、光と影 リオは「負の遺産」に苦しむ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN06F7C0W1A800C2000000/

『【サンパウロ=外山尚之、ロンドン=佐竹実】東京五輪が8日に閉幕し、今後は大会が残した「レガシー(遺産)」に注目が集まる。2016年の開催地、リオデジャネイロでは競技施設などが今なお放置される一方、12年のロンドンでは新興企業の拠点に活用される。新型コロナウイルス禍で経済効果がしぼんだだけに、東京にとってはレガシーの活用がより重要性を増しそうだ。

「大会開催に伴う費用は今後も増える」。ブラジルメディアのグロボは7月にこう報じた。リオ五輪の開催に伴う支出は280億レアル(約5900億円)と見積もられていたが、実際は410億レアルに増加。大会終了から5年がたった今も、五輪は「負の遺産」となっている。

跡地利用も進まない。リオ市は7月、ハンドボールなどの競技に使われた競技場の一部を改修し、学校として利用するための工事が9月に始まると発表した。再開発は既定路線だったが、コスト面で連邦政府とリオ市の足並みが合わず、放置されたままとなっていた。
政府の財政難で五輪前の計画通りに改修されず、リオ市内には放置されたままの施設が点在している。こうした状況が荒廃を招き、維持・改修にかかる費用がさらにかさむという悪循環に陥っている。五輪関連施設の建設に伴う数々の汚職が発覚したことも、再開発の遅れにつながる。

地下鉄などの交通網の整備も、レガシーとして残るはずだった。ところが、メイン会場となったバハ地区と観光名所であるイパネマ海岸を結ぶ地下鉄4号線は工事が遅れ、いまだに完全開通していない。

バスに代わる交通網として導入された次世代型路面電車(LRT)は1日25万人を輸送する計画だったが、コロナ前の時点で11万人にとどまっていた。郊外と市中心部を結ぶバス高速輸送システム(BRT)は車両数が足りておらず、通勤時の混雑が常態化している。

リオ五輪の選手村として利用されたマンション群(17年、リオデジャネイロ)=ロイター
選手村跡地は分譲マンションとして改修されたが、多くが売れ残っている。30以上のタワーマンションが立ち並ぶ「イリャ・プラ」はこれまでに3割程度しか売れておらず、多くが空き家となっている。地元メディアのCBNは「ゴーストタウンのようだ」と評する。

リオ市のパエス市長は「五輪のために建設された白い象(無用の長物)はリオにはない」と強弁し、民間資金の活用で再開発を促進するとしている。ただブラジル経済の低迷が続く中、資金の出し手が現れるかは不透明だ。

一方、英ロンドンはレガシー活用の成功例と評される。

ロンドン東部、クイーンエリザベス五輪公園の一角にある「ヒア・イースト」。ロンドン大会でプレスセンターとして使われた施設は現在、新興企業の集積地となっている。スマートフォンなどで手軽にフィットネスを提供する17年創業の「Fiit」など約130の企業のほか、3つの大学が入居し、コロナの感染拡大前は3800人が勤務・通学していた。

マスメディアが世界に情報を発信する拠点だっただけに、テック系企業にとっても理想的なネット環境がそろう。当時テレビ中継に使われたスタジオは、天井までの高さが10メートルに上る。こうした設備を活用し、通信大手BTグループもこの施設でスポーツ中継のチャンネルを運営している。ロンドン東部はかつて開発が遅れた地域だったが、大型ショッピングモールも建設され多くの雇用も生んだ。

五輪を機に自転車専用レーンの整備も進んだ。当時ロンドン市長だったジョンソン首相は「緑豊かで安全な街に」としてレンタルサイクルを導入し、地元民や観光客の足としても定着している。 』

韓国 目標を下回る金6の16位

韓国 目標を下回る金6の16位=東京五輪
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/08/08/2021080880022.html?ent
『【東京聯合ニュース】韓国が金メダル6、銀メダル4、銅メダル10の16位で東京五輪を終えた。金7個以上、10位以内という目標を掲げていたが、金メダル獲得数は1984年のロサンゼルス大会(金6、銀6、銅7)以来の最少に終わった。

 金メダル6個のうち、アーチェリーが4個を占めた。韓国は今大会から採用された混合団体で頂点に立つと、女子団体が9連覇、男子団体が2連覇を達成。混合団体と女子団体で金に輝いた安山(アン・サン)は女子個人も制し、五輪アーチェリーで史上初となる3冠に輝いた。

 だがアーチェリー以外の金はフェンシング男子サーブル団体と体操男子種目別跳馬の申在煥(シン・ジェファン)の二つにとどまった。韓国の金メダル獲得数は2012年ロンドン大会(金13、銀8、銅7、5位)が最高で、16年リオデジャネイロ大会(金9、銀3、銅9、8位)に続き、東京大会でも減少した。

 お家芸のテコンドーや国際大会で安定的にメダルを獲得してきた柔道の不振が響いた。特にテコンドーは銀1、銅2に終わった。2000年のシドニー大会で正式競技となって以来、発祥国の韓国が金メダルを逃したのは今大会が初めて。柔道も銀1、銅2で2大会連続の金なし。1976年モントリオール大会以来、最も低調な成績に終わった。

 モントリオール大会で韓国に初めて五輪金をもたらしたレスリングもメダルなし。同大会で金1、銀1を獲得してからメダルを取り続けてきたが、今大会で途絶えた。

 メダル減少とともに過去に五輪金に輝いた朴泰桓(パク・テファン、競泳)、張美蘭(チャン・ミラン、重量挙げ)、キム・ヨナ(フィギュアスケート)らのような世界から注目を浴びるアスリートも登場しなかった。10億人に1人の逸材とも言われるバレー女子の金軟景(キム・ヨンギョン)も東京大会を最後に五輪引退を宣言しており、世界的スターの不在が長く続きそうだ。

 ただ、将来が楽しみな10代の逸材が今大会で躍動した。18歳の黄宣優(ファン・ソヌ)は競泳男子100メートル自由形の決勝で5位に入ったほか、同種目準決勝で47秒56のアジア新記録を樹立した。17歳の金済徳(キム・ジェドク)はアーチェリー混合団体と男子団体で金を獲得。ほかに体操操女子種目別跳馬で銅の呂書晶(ヨ・ソジョン)や卓球女子の申裕斌(シン・ユビン)らが大きな可能性を示した。』

「東京五輪は韓国のために走る」ケニア出身の褐色ランナー

「東京五輪は韓国のために走る」ケニア出身の褐色ランナー、オ・ジュハンとは?【PHOTO】(スポーツソウル日本版2021年08月08日)
http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sportsseoulweb/sports/sportsseoulweb-32781

『マラソンは「夏季五輪の花」だ。2020年東京五輪でも男子マラソンがフィナーレを飾る。
その男子マラソンに韓国から出場するのがオ・ジュハン(青陽郡庁)、シム・ジョンソプ(韓国電力)、アン・スルギ(SH)、チェ・ギョンソン(堤川市庁)である。
その中のひとり、オ・ジュハンはアフリカのケニア出身だ。本名はウィルソン・ロヤナエ・エルペ。ケニア・トゥルカナの小さな村で生まれた彼は、マラソン韓国代表チームのコーチであるオ・チャンソク氏の勧めで韓国への帰化を決心した。

帰化名もマラソンと関連がある。自らを発掘してくれたオ・コーチの姓を名乗り、「韓国のために走る」という意味で「走韓(ジュハン)」と名付けた。
オ・ジュハンは2016年リオデジャネイロ五輪を控えて特別帰化を申請したが霧散した。 しかし、2018年9月の特別帰化で韓国国籍を取得し、東京五輪出場権も獲得した。
しかし、彼を韓国マラソン界に導いたオ・チャンソク氏は今年5月この世を去った。オ・ジュハンの五輪出場を生前に見ることはついにはでききかなった。 オ·ジュハンは、韓国の父を失った悲しみを乗り越え、五輪メダルを目指して走る。
オ・ジュハンの個人最高記録は2時間5分13秒(2016年·ソウル国際マラソン)だ。 00年、李鳳柱(イ・ボンジュ)が立てた韓国新記録の2時間7分20秒を上回る記録だ。 韓国陸上界がオ・ジュハンに注目する理由だ。
オ・ジュハンはケニアの高山地帯で体を作った後、最近マラソン競技が開かれる日本の札幌に移動した。 オ・ジュハンとともに練習するシム・ジョンソプも、東京五輪に期待を寄せている。 今年4月、韓国代表選抜大会で2時間11分24秒で五輪基準記録を通過した。
韓国男子マラソンは1992年バルセロナ五輪のファン・ヨンジョ(金メダル)、1996年アトランタ五輪のイ・ボンジュ(銀メダル)以後、下り坂にある。
オ・ジュハン、シム・ジョンソプが韓国マラソンの中興のため、8月8日、力強く走る予定だ。 今大会には2時間台の壁を破った世界記録保持者エリウド・キプチョゲ(ケニア、1時間59分40秒)もマラソン2連覇に向けて走る。』

東京五輪:男子マラソン・呉走韓、けがで途中棄権…韓国MBC解説員「冷水浴びせた」また物議
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6c59eab0eeb5b65cbc9ddd27ea60b1a9eff6891

『東京五輪のMBC中継陣の不適切な解説に再び批判が殺到している。今度はケニアから国籍変更したマラソン男子韓国代表の呉走韓(オ・ジュハン)がけがで棄権すると、「冷水を浴びせた」という発言が飛び出した。

■自国で報道されたニュースを信頼できますか? 韓国は最下位、日本は?

 呉走韓は8日、東京五輪マラソン男子のレースを棄権した。序盤は先頭グループに入って走っていたが、13.1キロメートル地点で左太ももに痛みを感じて立ち止まり、結局15キロメートル地点を通過できずにレース途中で棄権した。

 問題になった発言は、呉走韓の棄権が決まった直後に飛び出した。呉走韓に対して期待をかけていたMBCのこの解説者は、呉走韓の棄権に「完全に冷水を浴びせたね。冷水を浴びせた」と言った。このほかにも、この解説者は「本当にとても期待していたのに口惜しい」などの発言も続けた。ただし、MBCのキャスターは「メダルも重要だし、レースも重要だが、選手の健康状態の方が重要ではないか」「大きなケガでなければいいが」と言った。

 インターネット上には、解説者の発言が適切でないとの指摘が相次いで寄せられた。あるネットユーザーは「本人(呉走韓)が世界中の誰よりも悔しいし、気に病んでいるはずなのに、一生懸命練習し、努力し、血の汗を流して準備してきた選手にどうやったら『冷水を浴びせたね』などと言えるのか」と書き込んだ。また、別のネットユーザーたちも「こんな解説をするなら、AI(人工知能)に任せろ。『期待していたのに冷水を浴びせた』なんて口にすべき言葉ではない」「心配するコメントは一つもなく、ずっと『失望した』などのコメントばかりで、本当に良くない」などと書き込んだ。

 今回の五輪で、MBCは不適切な解説やテロップなどにより何度も批判の対象になった。

 先月23日の開会式には、各国選手団の入場時、ウクライナに対してチェルノブイリ原子力発電所事故の写真、エルサルバドルに対してビットコインの写真など不適切な写真を使い、国内外の視聴者から非難を浴びた。これについてMBCは一度謝罪したが、先月25日には韓国対ルーマニアのサッカー男子予選でも相手選手のオウンゴールに「ありがとう」というテロップを入れ、ルーマニア・サッカー協会からの強い抗議を受けた。

 相次ぐ騒動に、とうとうMBCの朴晟濟(パク・ソンジェ)社長が先月26日に記者会見を開き、再発防止を約束して頭を下げ謝罪した。しかし、朴社長の謝罪が行われたその日、柔道男子73キログラム級の3位決定戦で再び問題発言が飛び出した。MBCのキャスターはこの時、在日韓国人の安昌林(アン・チャンリム)選手がアゼルバイジャンのルスタム・オルジョフを破って銅メダルを取ったことに対して、「私たちが望んでいた色のメダルではないが」と発言をして物議を醸した。』