〔北戴河会議とは何か? : 机上空間〕

 ※ 机上空間さんのサイトからだ…。
  北戴河会議については、あまり流通している情報が無く、貴重な情報だ…。拝聴しよう…。

http://blog.livedoor.jp/goldentail/

『8月も中盤に入り、いよいよ北戴河会議の季節です。中国共産党の幹部・長老が避暑地である北戴河に集結して、国の方針について話し合うわけですね。で、この北戴河会議というのが、どういう位置づけで、どんなものなのかというのは、なかなか報道されていません。

会議という名前が入っていますが、公式日程に組み入れられるような行事ではなく、ようは避暑地に三々五々集まった幹部が、食事会とかしながら、「ついで」に国の方針について話し合う場です。なので、開催日というのも無く、その時期になると、なんとなく北戴河に警察車両とか、交通機関に警備が増える事で、開催時期を周りが察するという程度のものです。

日本でいうと、料亭会議って風習に似てます。根回しや、記録の残らない会談という、裏の政治ですね。では、軽いものなのかといえば、まったくそんな事は無く、胡錦濤前国家主席の退陣は、北戴河で確定したと言われています。この集まりの肝は、現役幹部でも逆らうのが難しい、長老派が参加してくる事にあります。

また、あくまでも、表向きは避暑を楽しむ食事会ですから、無礼講という面があり、「直接的な文句や不満が噴出しやすい」という特徴があります。習近平氏は、軍部と諜報機関を掌握する事で、政権を維持しており、憲法を改正する事で、自分の地位の法的根拠も万全に整えましたが、だから安泰とはいきません。もともと、人民解放軍は軍区に分かれていて、それぞれの軍区は、共産党幹部・長老派の私兵集団の色が強いです。なので、役職上のトップを仲間に引き入れても、現場が命令一下で動くとは、限らないのです。

特に決まった形の無い寄り合いなので、まずは密使のような中堅クラスの各幹部の子分が、バラバラに各派閥の似たような代理人と会って、雑談風に政治談義をしたり、情報収集をします。その報告を聞いて、親分は情勢と自分の立場の確認・方向性の決定を行います。最終的には、味方と思われる派閥と合流したり、妥協点を探りながら、国家の方針を決定するわけです。

中国共産党の悪しき点である、法が綺麗に整っていても、それが誠実に執行されるとは限らないという特徴が、ここでも発揮されています。いくら、法的に立場を固めても、それが地位の保全を万全に保証するわけではないのです。現在、国家主席の同一人による任期の制限は、廃止されているので、法的には、習近平氏が辞任しない限り、その地位にとどまる事ができるはずです。しかし、そうはいかないのが、中国の政治です。

現在、習近平氏も李克強氏も、公式の政治日程が公表されないままになっていて、既に北戴河入りしているのではないかと言われています。北戴河で、どんな政争が起きているのか、外部からは伺う手段がありませんが、最近の中国外交部の協調姿勢も、政争の行方を睨んだ動きと言われています。

国が天変地異で大変な時なんですが、大丈夫なんですかねぇ。』

中国共産党指導部の顔ぶれ

※ 米中貿易摩擦とか、ファーウエイ制裁とか、米中の対立が激化してるわけなんだが、中国側の顔ぶれは、今ひとつ見えてこない(せいぜい、劉鶴氏くらいのものだ)。

※ それで、今日の日経に「習近平体制、ビジュアルでわかる権力の人脈」というデータが載っていて( https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/chinese-communist-party-leaders/ )、これが非常に分かりやすかったんで、紹介しておく。

※ 例によって、削除されたら、悪しからず。

共産党員、約1億人もいるんだな…。人口13億人とした場合、13分の1か。小学校のクラス(26人とした場合)の2人が共産党員というイメージだな。もちろん、一族郎党の末端に至るまでの経歴が、調べられるんだろうがな…。

※ その頂点に立っているのが、この人なわけだ…。

※ この面々が、いわゆる「チャイナ・セブン」だ。2期目の習体制においては、王岐山氏が実質セブン入りしていると言われているんで、それも加えると、「チャイナ・エイト」になる…。

真ん中の人が、王岐山氏

※ ジジイ的には、やはり王滬寧氏が気になるな。江沢民、胡錦濤、習近平の三氏に仕え、「帝王師」とまで言われた人だ。習近平氏のスピーチ原稿は、ほぼこの人が執筆していた…、とも言われている。

 それだけでは無い…。習近平氏の外国訪問にも同行し、耳元で受け答えをささやいていた…、という噂があった…。なにかと話題の、「中国製造2035」も、この人が中心になってまとめたものだという風評がある…。一部には、「王滬寧黒幕説」もあった…。

 昨今の米中対立激化を受けて、保守派や長老連中からの批判が集中し、最近さっぱり動向を、聞かなくなった…。どうしているんだろうな…。

※ この面々が、次期チャイナ・セブン入りの候補者と言うわけだ。劉鶴氏とか、楊潔篪氏とかいるな…。共青団のライジング・スターたる胡春華氏の芽は、あるんだろうか…。内規で、68才定年制(「七上八下」と言うらしい)が採られていると言われているんで、5年後は、李克強氏、汪洋氏も厳しいだろうな…。陳敏爾氏は、ダークホースという噂がある。米中交渉が行き詰まって、習近平氏が退任せざるを得ない状況になったとき、ワンポイント・リリーフで起用され、習近平院政の手駒として登場する芽は、ある…、と言ってる人がいる…。