米国 デジタル課税の「適用除外」案を撤回 G20会合

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『【ウィーン=細川倫太郎】20カ国・地域(G20)は26日、財務相・中央銀行総裁会議をオンラインで開催した。懸案のデジタル課税をめぐっては、米財務長官として初参加のイエレン氏が、トランプ前政権が提案していた「適用除外」と呼ばれる事実上の骨抜き案の撤回を表明。難航していた交渉を一歩前進させ、米国の変化を印象づけた。

2021年のG20はイタリアが議長国を務める。会議後、記者会見したフランコ経済・財務相…

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会議後、記者会見したフランコ経済・財務相はデジタル課税の議論は行き詰まっていたとしたうえで、「米国の新しい立場はとても重要で、合意を促すものになるだろう」と評価した。7月に伊北部ベネチアで開くG20の財務相・中銀総裁会議で合意をめざすという。

デジタル課税では、グーグルやフェイスブックなど巨大IT(情報技術)企業が集積する米国が一貫して後ろ向きだった。トランプ前政権は19年末に「セーフ・ハーバー(適用除外)」と呼ばれる、企業が課税ルールを適用するか否かを選択できるようにする案を提案。各国は「形骸化が目的だ」と反発していた。

ただ、経済協力開発機構(OECD)を軸とした国際ルールづくりが進展するかは、なお予断を許さない。米国が国際課税への協議に復帰したのは、共通の「最低税率」を定め、国内の法人税率を引き上げたいのがねらいとの見方がある。米国がどこまで議論に関与するかは見通しにくく、日欧には不安視する声も多い。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの復興も議論の中心となった。景気回復の期待感から米国で長期金利が上昇し、早期の金融引き締め観測が浮上している。ただ、世界経済はまだ「脆弱で不安定だ」(フランコ氏)と判断し、財政出動や金融緩和を早急に撤回するのは避けることで合意した。

途上国へのワクチンの公平な分配で結束することでも一致した(アフリカ・セネガルの首都ダカール)=ロイター
経済や社会への打撃が深刻で、ワクチンの分配も遅れている途上国の支援を続けていくことでも一致した。一案として浮上しているのは、国際通貨基金(IMF)によるSDR(特別引き出し権)の加盟国への配分だ。ドルなど現実の通貨に交換できる実質的な通貨で、外貨が不足した国の資金調達の手段になる。ただ、一部の国には慎重論も強く、具体的な金額までの議論には至らなかった。

アフリカなどが抱える膨大な債務についても協議した。債務不履行が相次げば世界に信用不安が波及しかねない。20年11月のG20首脳会議では、途上国の債務の返済猶予を21年6月まで延長する措置を了承した。今回の会合では、さらなる延長までの結論には到達しなかった。

デジタル税、7月合意視野 米が歩み寄りへ方針転換―G20

『【ワシントン時事】イエレン米財務長官は26日、バイデン政権発足後初めて参加した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、大手IT企業を対象としたデジタル課税をめぐり、「骨抜き案」の導入を主張していたトランプ前政権の方針を転換すると表明した。国際的な協議の進展へ歩み寄りを示したことで、7月の合意が視野に入った。
「バイデン」シフトに本腰 貿易摩擦解消へ、陣営とも接触―EU

 米グーグルやアマゾン・ドット・コムといった大手IT企業への課税ルールは、経済協力開発機構(OECD)が中心となって策定作業が進められている。しかし、米国が「米企業が狙い撃ちにされる」(ムニューシン前財務長官)と抵抗して協議が難航。国際合意の期限は半年遅れの2021年半ばに延長された。
 焦点だったのが米国が導入を主張した「セーフハーバー」(企業の選択制)と呼ばれるルールの扱い。新たな課税制度の適用を企業の判断に委ねる実質的な骨抜き条項だが、イエレン氏はこの日の会合で撤回する意向を示した。』

首相、中国の海洋進出に「懸念」表明 G7首脳会議

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『菅義偉首相は19日の主要7カ国(G7)のオンライン首脳会議(サミット)で、中国による東シナ海や南シナ海での一方的な現状変更の試みへの懸念を表明した。中国海警局船による沖縄県・尖閣諸島周辺での領海侵入などが念頭にある。外務省が会議後の20日未明に発表した。

日中関係について「主張すべきは主張し、中国側の具体的な行動を求めていく」と説明した。中国の海洋進出のほか、香港情勢やウイグル族への人権侵害など踏まえた発言とみられる。

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19日にミュンヘン安保会議 米独首脳らが参加

19日にミュンヘン安保会議 米独首脳らが参加
オンライン形式の「特別版」
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『【ベルリン=石川潤】ミュンヘン安全保障会議は12日、同会議を19日にオンライン形式で開催すると発表した。バイデン米大統領、メルケル・ドイツ首相、グテレス国連事務総長らが参加する。トランプ前米政権で悪化した米欧関係の立て直しを印象づけられるかどうかが焦点となる。

同会議は毎年2月、独南部ミュンヘンに世界の首脳らを集めて外交・安全保障問題を話し合ってきた。今年は新型コロナウイルスの影響で延期を決めていたが、オンラインによる「特別版」を開くことにした。フォンデアライエン欧州委員長、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏も参加リストに載っている。

2020年の同会議ではシュタインマイヤー独大統領らが悪化する米欧関係への強い懸念を表明した。欧州ではバイデン氏の大統領就任で対米関係が大きく改善するという期待が高まる一方、米国へ過度に依存すべきでないとの主張も聞かれる。

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