カンボジア、フン・セン首相長男出馬へ 世襲に現実味

カンボジア、フン・セン首相長男出馬へ 世襲に現実味
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM0311I0T00C23A4000000/

 ※ いよいよ、フン・マネト氏が登場か…。

 ※ 親父のフン・セン氏は、「世襲のどこが悪い?日本でも、安倍家は、三代世襲と言うじゃないか。」と言ってた人物だからな…。

 ※ 日本の場合は、「ジバン・カンバン・カバン」とは言え、キチンと「(一応)公正な選挙の洗礼」受けた上での話しだからな…。

 ※ 各国から「選挙監視団」送り込まれた環境での「選挙」とは、「基盤」が違っている…。

『【ハノイ=新田祐司】カンボジアで7月23日に実施される国民議会議員選挙(下院選)に、フン・セン首相の長男のフン・マネット陸軍司令官が出馬する。与党「カンボジア人民党」が大勝する可能性が高く、38年間にわたって政権を握るフン・セン氏から長男へ国のトップの世襲が現実味を帯びてきた。

カンボジア国会は上院と国民議会(下院)の二院制で、下院選は5年に1回。定数は125人で、下院議員から首相を選出する。2…

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『2018年の前回選挙では、フン・セン氏率いる人民党が全125議席を独占し、独裁政権を強化していた。

7月の選挙に、フン・マネット氏は首都プノンペンの選挙区から出馬する。下院選は拘束名簿式の比例代表制で、名簿1位のフン・マネット氏の当選は確実な情勢だ。父のフン・セン氏は首都近郊のカンダル州から出馬する。

人民党が下院選に大勝すれば、早ければ9月ごろの国会でフン・マネット氏を次期首相に選出する可能性がある。ただ、フン・マネット氏は政治経験に乏しいため、24年以降に首相に就くとの見方もある。フン・セン氏も党や議会の要職に就いて政権への影響力を維持する可能性がある。

選管当局は15日、候補者名簿が登録要件を満たしていなかったとの理由で有力野党「キャンドルライト党」の立候補者登録を拒否した。憲法審議会に諮る構えの同党に、フン・セン氏は逮捕もちらつかせる。

17年には裁判所が当時の最大野党「カンボジア救国党」に解散を命じ、翌年の下院選で人民党が大勝する布石になっていた。弾圧にためらいはない。

フン・セン氏は2010年代から、中国の援助でインフラ整備を加速させてきた。タイ湾入り口の要衝にある南部リアムの海軍基地は、中国政府の支援で大型艦船の入港も可能にする拡張工事が進んでいる。軍事利用されれば、中国人民解放軍にとってアフリカ東部ジブチに次ぐ2カ所目の国外基地となる可能性をはらむ。

カンボジアは16年に中国人民解放軍との合同軍事演習を始めた一方、米軍との軍事演習は16年が最後。米国主導の「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」にも参加していない。対米では強気が目立ったフン・セン氏だが、米国の陸軍士官学校を卒業したフン・マネット氏は親米派との声もある。中国寄りの外交姿勢まで父の路線を踏襲するかについては見方が分かれている。』