バイデン氏、G7サミット出席「17日に出発」 報道官
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN12EIY0S3A510C2000000/
『【ワシントン=坂口幸裕】米ホワイトハウスのジャンピエール大統領報道官は12日の記者会見で、バイデン大統領が19〜21日に広島で開く主要7カ国首脳会議(G7サミット)に出席する予定だと発表した。バイデン氏は米政府債務の上限引き上げを巡る協議が難航すれば、オンラインで参加する可能性があると語っていた。
米財務省は6月1日にも資金繰りが行き詰まり、デフォルト(債務不履行)に陥ると警鐘を鳴らす。財政改善…
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『財政改善に向けた歳出削減策を協議したい野党・共和党の主張をバイデン政権が拒む構図で膠着している。バイデン氏は週明けにも共和のマッカーシー下院議長と再び話し合う。
ジャンピエール氏はバイデン氏が17日に米国を出発する計画だと明言した。G7サミットで「ウクライナへの支援や食料・気候危機への対応、包括的で強靱(きょうじん)な経済成長の確保など世界の喫緊の課題を議論する」と述べた。
バイデン氏は9日に債務上限問題が「解決するまで、ここにとどまるだろう」と発言。10日には共和との交渉次第で「行かないでオンラインで参加しなければならなくなる可能性もある」と言及した。
2013年には債務上限問題などを理由に当時のオバマ大統領がアジア歴訪やアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を欠席した例がある。
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