現職、野党候補が横一線 14日のトルコ大統領選
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023050800733&g=int
※ 今日は、こんな所で…。
『【イスタンブール時事】14日投開票のトルコ大統領選挙は、続投を目指すエルドアン大統領と野党側のクルチダルオール候補による事実上の一騎打ちで、両候補への支持は拮抗(きっこう)している。これまでの選挙で勝利を重ねてきたエルドアン氏は大きな試練に直面。選挙戦は終盤を迎え、一段と白熱している。
シリア難民政策も争点 エルドアン政権「帰還」に傾斜―トルコ大統領選
3日に公表された調査会社ORCの世論調査によると、大統領選での支持率はクルチダルオール氏が48.0%で、エルドアン氏の44.6%を上回る。ただ、支持率が10ポイント以上離れていた3月の同社調査に比べて差は縮まり、エルドアン氏を「優勢」とみなす別の調査もある。
エルドアン氏は7日、イスタンブールで「170万人」(本人主張)規模の集会を開き、20年以上にわたる長期政権下での実績や2月の大地震からの復興推進などを誇示。反政府武装組織とのつながりが指摘されるクルド系政党の支持を受けるクルチダルオール氏は「テロリストと協力している」と断じ、聴衆に自身への結束した支援を求めた。
クルチダルオール氏も6日、イスタンブールでの大規模集会でマイクを握り、大統領になれば「正義や国民の権利を守ると約束する」と訴えた。クルチダルオール氏は選挙戦で、エルドアン長期政権下での自由の抑圧や縁故主義まん延を非難している。
一方、東部エルズルムでは7日、野党の選挙集会に石などが投げ込まれ、複数の負傷者が出た。各地で支持者同士の衝突拡大が懸念されている。
14日は議会選の投票も行われる。エルドアン氏のイスラム系政党・公正発展党(AKP)などの与党連合と、クルチダルオール氏が率いる中道左派の最大野党・共和人民党(CHP)を中心とする野党陣営が過半数を争う。 』