2015年いらい、モスクワ市心にはGPS攪乱のための電波妨害設備がフルセットで揃っている…。
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『Mike Stone 記者による2023-5-5記事「Drones over Kremlin likely launched from inside Russia, experts say」。
ダナ・ゴワードは、GPSはもっと妨害に強いものにしなければダメだと主唱している米国内のNPOの代表。彼いわく。
2015年いらい、モスクワ市心にはGPS攪乱のための電波妨害設備がフルセットで揃っているから、国境外から無人機が悠々とそこへ到達できるとは思えない。
またいわく。
今回のクレムリン突入UAVのサイズは中型だ。おそらくGPSを頼りにはしていなかった。おそらく目視リモコンで操縦されていただろう。ということは、すぐ近くから発進したのである。リモコンをしなかったという可能性もある。すなわち、飛翔するアジマス方位角を最初に確定し、その方位角をひたすらキープさせる。そしてプリプログラムによって、時刻ごとの高度を変化させるのだ。
このようにすれば、GPSスプーフィングや、リモコン電波ジャミングを、はねのけられる。
ロシアのSNSで公開されているビデオによると、UAVは2機、たしかに飛来したようだ。
2機とも、同じコースでやってきている。
どちらも、クレムリン「上院」のドームをめがけてきた。
1機目は、煙をちょっと噴き出した感じで、自壊した。
2機目は、炎を上げ、残骸をドーム上に遺した。
ドローン・メーカー「BRINC」社の設立CEOである、ブレイク・レズニックいわく。
GPSを頼りにせず、また地上からリモコンもしないようにすれば、ジャミングやスプーフィングをかわせますよ。
垂直離着陸機協会の専門家、ダン・ゲティンガーは言う。400km以上を飛行できる無人機を製造している国は多くありません。ウクライナには、製造できます。
しかしもしロシア国内から発進させればよいのであれば、今回のようなミッションを実行できる小型UAVは世界中に無数にあり、どれを使ってもいいでしょう。』