ドイツは、大量に保有している古なじみの6×6APC「TPz フクス」をウクライナへ近々、搬入する。
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※ ドイツ語の「フクス(Fuchs)」とは、「狐(キツネ)」の意味であるようだ…。英語の「fox」か…。
『2023-5-3記事「German amphibious armored personnel carriers may be on their way to Ukraine」。
ドイツは、大量に保有している古なじみの6×6APC「TPz フクス」をウクライナへ近々、搬入する。この装甲車は10km/時で浮航ができ、すぐに渡河作戦に投入可能だ。
全重は17.6トン~23.5トン。装甲によって変わる。
固有乗員2名+お客10名を乗せられる。固有装備はMG3×3梃だ。
エンジンは320馬力。
公式発表は今のところなし。したがって数量も不明。
しかし、ウクライナ国境から17kmしか離れていないルーマニア領内に、ラインメタル社が整備工場を開設し、そこでは、マルダーやチャレンジャーやレオ2の他にフクスもメンテすると発表されているので、そこから推定して、フクスが供給されるのはまちがいなさそう。ルーマニア軍はフクスを持っていないし持つ予定もない。
ドイツ国防省は2022時点ではフクスの対宇供与に消極的だった。が、今年になって考えを変えたと見られる。
フクスは1979年からある。バリエーションは多数。APCとしての最新バージョンは2022年の「A8」型だ。
※大攻勢をかける流れの中でなら、フクスの装甲の非力さは目だった欠点にはならないと判断したのだろう。停滞した戦場にフクスを出されると、ATGMの好餌になり、ブランドイメージの上で面白くない。』