クレムリン施設群の中でも比較的に大きい「上院」の建物のドーム頂上に立つ旗掲揚竿の中ほどを低速ドローン(不鮮明だが動き方からして固定翼らしい)が緩降下で掠めた瞬間に自爆…。
https://st2019.site/?p=21111
『Mark Galeotti 記者による2023-5-3記事「What’s the truth about the Kremlin drone attack?」。
ロシアが公表したビデオ。クレムリン施設群の中でも比較的に大きい「上院」の建物のドーム頂上に立つ旗掲揚竿の中ほどを低速ドローン(不鮮明だが動き方からして固定翼らしい)が緩降下で掠めた瞬間に自爆したように見える。
この飛来物を対象追随式のカメラで撮影した映像は未だ出ていない。
ドローンは2機飛来したというが、もう1機の映像は提出されていない。
この無人機はアマチュアが操縦していたとは思われない。というのはクレムリンの周辺は、衛星航法信号が正常に使えないような電波環境にされているからだ。飛来物を探知するセンサーも万全で、クレムリン域内には「対ドローン」の専用の妨害電波銃を抱えた衛兵たちも常時、警戒しているのである。
プーチンはこの「爆発」の起きた時、ノヴォ・オゴリョヴォ町に居た。そんなことはウクライナの情報機関が知らないはずがない。
プーチンは近年、クレムリンには滅多に近寄らず、居るのは影武者であるのは庶民も知る話である。
ウクライナ国境からクレムリンまでは450kmある。そこを低速機が飛行するあいだ、警報が先に至り、要人は誰もオフィスにはいないであろう。そもそも人が仕事をしていない時刻だ。
ファルスフラッグかどうかは、これから分かる。1987年にドイツ人青年のマティアス・ラストが、冗談で世間をバズらせようと思い、軽飛行機を操縦してソ連国境を易々と越え、クレムリンのすぐ隣にあるボリショイモスコヴォレツキー橋に着陸した。飛行中、終始一貫、何のインターセプトも受けなかった。この件で、国防大臣ならびに将官多数が、馘にされている。同様の措置が取られるかどうかで、見当がつくだろう。
ショイグが革職されるとすれば、それはショイグにとっては、むしろ安堵の休息となるであろう。』