ウクライナ軍の攻撃? 今度はクリミア大橋に近いロシア領の燃料タンクが炎上

ウクライナ軍の攻撃? 今度はクリミア大橋に近いロシア領の燃料タンクが炎上
https://grandfleet.info/russia-related/ukrainian-military-attack-this-time-a-russian-fuel-tank-near-the-crimean-bridge-catches-fire/

『ロシア軍占領下のセヴァストポリにある燃料タンクが炎上して注目を集めたが、今度はクリミア大橋に近いロシア領クラスノダール地方にある燃料タンクが炎上しており、今のところウクライナ軍の攻撃によるものなのかは分かっていない。

参考:В Краснодарском крае загорелся резервуар с нефтепродуктами
クリミア大橋に近いので、これがウクライナ軍のドーロン攻撃によるものならロシア軍にとっては不味い事態だ

4月29日にセヴァストポリのコザチャ湾にある燃料タンク=44°35’00.3″N 33°25’02.6″Eで大規模な火災が発生、地元当局者は「ドローン攻撃で火災が引き起こされた」と主張、クリミア出身の連邦院(上院)議員は報復として「オデーサにある石油貯蔵施設や軍事拠点を破壊すべきだ」と訴えていた。

出典:Telegram経由

この件についてウクライナ軍南部司令部のナタリア・グメニュク報道官は「敵の兵站を弱体化させることは我が軍の積極的な作戦準備(反攻作戦のこと)の1つだ」と主張していたが、今度はクリミア大橋に近いクラスノダール地方ヴォルナ村周辺の燃料タンクが炎上している。

露メディアは「この火災で死傷者は出ておらず、消火に向けて可能な限りのことを行っている」と報じているが、出火原因については不明らしい。

This is how the fire in the Krasnodar Territory looks now through the eyes of a resident of the Crimea. pic.twitter.com/0RVqMYk8v8

— Malinda 🇺🇸🇺🇦🇵🇱🇨🇦🇮🇹🇦🇺🇬🇧🇬🇪🇩🇪🇸🇪 (@TreasChest) May 3, 2023

厳重に守れたクリミア大橋に近い場所での火災なので、これがウクライナ軍のドーロン攻撃によるものならロシア軍にとっては不味い事態(ロシア側の情報源はドローン攻撃によるものと主張している)だ。

関連記事:ウクライナ軍がセヴァストポリを攻撃か、ロシア軍はバフムート市内で前進

※アイキャッチ画像の出典:Telegram経由
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投稿者: 航空万能論GF管理人 ロシア関連 コメント: 17 』


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2023年 5月 03日

返信 引用 

実際にロシアの燃料関係に与える影響ってどれほどなんでしょうか
詳しい方いらっしゃいますか?
2

    永谷園
    2023年 5月 03日
    返信 引用 

弾薬の不足はウ・ロ双方聞きますけど燃料は、開戦当初のトラック輸送問題以来聞かないですね
現地の兵士への食料供給を見るに、燃料供給も同様にロシア軍のほうがウクライナより燃料供給が劣ってるのではと勝手に思ってます

開戦当初と違ってロシアは全前線で防戦に回ってるので燃料問題は弾薬ほど重大な問題ではないのかも

ただ7ヶ月で兵站担当の大臣を変えた所をみると相当頭を悩ませているのではないでしょうか
6
        名無しさん
        2023年 5月 03日
        返信 引用 

    両軍ともに戦線は膠着しているので、いかに燃費の悪い装甲車両といえど、そこまで燃料の供給に苦しむことはないかもしれませんね。ただし、空軍や海軍を維持するためには絶えず燃料の供給が必要なので、そっちの方の作戦に支障が出るかもしれません。
    11
    黒丸
    2023年 5月 03日
    返信 引用 

元々ロシアは原油や天然ガスの輸出国であり
その輸出についてもロシアの黒海における輸出拠点はノヴォロシスクとトゥアプセなので
クリミア半島で燃料が燃えても原油輸出に影響はないかと。

クリミヤで備蓄が減少して輸送や防衛の手間が増えるということはあるかもしれないが
石油精製プラントも制裁下での生産減少により操業に裕度があると思われるので
地域ならともかくロシア全体への影響は小さいと思われます。

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